知らない人んち(仮) 2話
●登場人物
きいろ You Tuber
アク シェアハウスの住人
ジェミ シェアハウスの住人
キャン シェアハウスの住人
2階から聞こえる扉を叩く音に興味を持つきいろ
化け物説を未だに疑っている
◯同・1F_和室
きいろ「キャンちゃんはああ言ってたけど、まだはっきりしないよね。あの時だって――」
キャンにYou Tuberになればいいとすすめた時の泣きそうになるのを堪えているキャン
きいろ「あれは何かあるんだよ、そう顔を出すことがもう出来ない何か……」
みんなの名前が星座から来ている事で、みんな化け物説から、みんな星の人説をYou Tubeで配信し、視聴者の反応を見る事にする
◯同・2F_暗室
扉をたたき続ける
◯同・アクの部屋
部屋に設置されたモニターで各部屋を監視
慌ててきいろがトイレに駆け込んできた様子が映る
◯同・1F_トイレ
きいろ「あ~~~~~っ!!!!」
物凄い音がする
きいろ「はぁあああ、すっきりした。さて、」
(今考えるべきは、あの布団に挟まっていた「ニゲテ」と書かれた紙。あれはいったい誰が何のために書いたのか。
1. 3人の内の誰かが危険を冒して自分をこの家から出ることを望んでいる
2. 3人の誰でもない第4の人物がいる。でもこの場合なんで私にニゲテなんて……?
3. 昔私と同じような状態にあった人に向けて書かれたものであって今回の事には何も関係がない)
きいろ「う~~~~ん」
◯同・2F_アクの部屋
映像を見ている
アク「まだふんばってるのか……。こいつ、便秘か?」
◯同・1F_リビング
一人考えるジェミ。その手にはきいろの布団用に買って来たうさぎ柄のシーツがある。
回想 声だけが響く
昔のきいろ「ねえ、×××。どうして×××はきいろと遊んでくれるの?」
昔のジェミ「私も一人だったから、なんだか気が合いそうな気がしたのよ。迷惑だったかしら」
昔のきいろ「ううん。きいろはうれしいよ」
描いた絵を渡すきいろ
昔のきいろ「まだまだじょうずにかけないけど、いつかもっとうまくかけるようになるね。そしたらまた遊んでくれる?」
昔のジェミ「あなたが覚えてたらね」
昔のきいろ「うん! ぜったいだからね」
回想終了
ジェミ「あの様子じゃ全然覚えてないわね、きいろちゃん」
和室へシーツを持っていくジェミ
他アイディア
・アクはキャンが言うような心の病気ではないが、一度決めるときっちりそうしないと気が済まない性格。それが心の病気に繋がりかけている
・暗室には人が居て閉じ込めてある。しかしそれはもう既に亡くなっている
・彼らの家の前に居た家族が今の3人をこの家に閉じ込めている。それが暗室の中に居る
・ジェミは解放されることを願っている。最初に埋めていたのは他の子の魂。埋めることによって天へと還る事が出来る、他の星座の子だった
・2話のゲストは家にやって来る者、対応するのはきいろだがすぐに他の3人が追い返す。
ゲストはきいろの隣に居たキャンに目を見開く