動かす手間で動く人
夏になり蝉の鳴き声がそこかしこで聞こえるようになり、蝉の鳴き声には夏の暑さレベルを上げる能力があると思っているので、冬のオフィスで唐突に蝉の鳴き声の音声を流して暖かくなるかやってみようと思っているこの頃です。夏のじめじめした暑さは大嫌いです。
今日のテーマは「人を動かす」です。日頃の業務の中で特に意識していること、文章にして整理できたらなと思います。
上司を動かす
上司を動かすなんて大それたことを書いておりますが、実際は「部長様どうか許可を願います(土下座)」って感じなんですが、その際にいかに上司が前向きに動いてくれるかを最近は特に意識しています。
これは相手が上司に限らず、基本的にいまの業務は様々な人の協力があって活動できる内容なので、関係各所とのやりとりにはまあまあ気をつかっています。
その時に重要なのが「相手を知ること」だというのが今のところの見解です。
例えば、直属の上司で言えばスポーツが好きで、物事は論理的に捉えるタイプなので、報告資料はしっかりと筋道を立てて、エモーショナルな内容よりもロジカルなものを意識します。さらになにか相談する時は、大谷翔平がホームランを打ったあと(よく打ってくれるので助かってます)とか、オリンピックで日本選手がメダルと取ったとか、上司の好きそうな話題が出たらそれをきっかけに雑談を広げて、「実はこれをこうしようと思ってまして、、、」みたいな感じで相談を持ちかけます。
そんな気をつかうのは面倒だし、上司とはいつでも相談しあえる関係であるべきかも知れませんが、上司も人間なので。その人にあったアプローチをして気分が良い状態で物事が進んで行く方が、話も膨らむしその空間も居心地が良いので仕事が楽しくなりますよね。そのための手間は惜しみません。
結局、感情
前々回のnoteでも書いたのだが、「ビジネスは感情で動いている」というのがいま時点の自分のビジネス論です。
その立場に立ったときに、感情で動いているビジネスを意図的に動かすためには、やはりその感情的な部分にアプローチする必要がある。その方法論が「相手を知ること」ということです。
会話の内容やペースは相手のフィールドで行いながら、相手は気分良く話をしていますが、その台本を描いているのは自分だという状況を意図的に創る。これが理想ですが、まだまだ経験が足りないなと思う瞬間もあるので、いまはこれを意識して行い続けていくことが大事なのかなと思っています。
楽しく、気分良く
「やりたいことを思いっきりやるためにはやりたくないことも思いっきりやんなきゃいけないんだ。」ー漫画「ちはやふる」
漫画「ちはやふる」で机君(駒野勉)が主人公のちはやに向かっていう名言で、大学時代から自分の中で大事にしている考え方です。
仕事をやるなら楽しく、気分良くやりたいと思うのは当然だと思うんですが、そのためにはいくらか手間がかかるのも当然のことだと思うんです。その手間を惜しんで、つまんない、めんどくさいと言う人が一定数いるような気がしてます。
そんな人は机君に言われます。「楽しく仕事をやりたいなら、やりたくないこともやらなきゃ」と。
でもこんなこと高校生に言われたら余計やる気をなくしますね。人を動かすって難しい。