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U23日本代表メンバーが発表されたのでJリーグ系VTuberが考察する①GK&DF編

 こんバモス⚡Jリーグ専門VTuberの蹴撃バモスです⚡

 7月3日にU23日本代表パリオリンピック本戦メンバー18名が発表されました。記者会見をご覧になった方も、Xのポストで知った方もいると思います。
 その人選に対してたくさんの記事や考察が出ている頃ですが、この記事でも違わず考察をします。ただ、ひとりにフォーカスするのではなく、全体にフォーカスしつつ考察とか色々書いていきます。
 今回は各選手を蹴撃バモスの目線で紹介していきます。バモスはJリーグ専門なので、海外組に関しては情報が古かったりするかもしれませんが、もし気になればコメント等で教えていただければ幸いです。 


 まずは画像一枚でメンバーを紹介!

U23日本代表パリ五輪本戦メンバー

 こちら18人、名前くらいしか分からん……という方のために、軽く紹介しましょうか。今回はGKとDF登録の選手になります。

GK登録選手

小久保玲央ブライアン(ベンフィカ/ポルトガル1部)

 柏ユースからJリーグを通らず海外に行った長身ゴールキーパー(以下GK)。パリ五輪出場をかけたアジア最終予選ではビッグセーブを連発し、初戦から荒れた日本代表を救った。

 当初、正GKと見られていた鈴木彩艶(シント・トロイデン/ベルギー1部)が召集外となり、パリの本戦でも守護神としてピッチに立つ公算が高まった。最終予選の勢いを継続して、世界を相手に名前を轟かせるか。
 クラブでは2部に所属するBチームで出場機会を重ねている。ただ、直近の記事では放出されるという話もあり、シント・トロイデンが獲得に乗り出しているとか。柏レイソルでは出場していないため、もしJリーグに加入すれば「逆輸入選手」となる。

野澤大志ブランドン(FC東京)

 2021年と2022年にいわてグルージャ盛岡で出場機会を積み、昨年の後期には元ポーランド代表GKヤクブ・スウォビィクからポジションを奪ってJ1での出場機会を増やした。今年正月のタイ代表戦では初のA代表に召集。
 アンダー代表では最終予選までコンスタントに呼ばれていたが、海外組の鈴木彩艶、小久保玲央ブライアンの両名の後塵を拝する形に。今回も召集外かと思われたが、先に書いた通り鈴木彩艶が召集外となり野澤にお鉢が回ってきた。本戦では基本的に控えGKと予想される。
 FC東京では、元U23日本代表GK波多野豪との激しいポジション争いを制して正ゴールキーパーとして試合に出場している。足元の技術が高く、ピーター・クラモフスキー監督が志向するポゼッションサッカーでその実力を発揮している。

DF登録選手

大畑歩夢(浦和レッズ)

 鳥栖ユースの出身で、サガン鳥栖トップチームに上がった頃は一つ下のDF中野伸弥(現G大阪)の控えという立場だった。そこから徐々に出場機会を増やし、22年に浦和へ移籍。
 大畑は両サイドでプレー可能な攻撃的サイドバック(以下SB)で、基本的には左サイドで起用されている。鳥栖でも浦和でもチーム事情でプレーするサイドが変わるが、どちらでも遜色ないパフォーマンスを見せている。一列前の選手と連携しながら果敢な攻撃参加でチャンスを作り出すタイプで、鳥栖時代は不安定だった守備も改善。左SBのライバルは多数いたが、それらを押しのけて本戦メンバーに入った。
 両サイドでプレー可能なマルチロールである点はもちろん評価されるが、左SBを主戦場とする選手は大畑しか召集されていない。基本的には左SBの位置でレギュラー出場すると予想できる。

西尾隆矢(セレッソ大阪)

 アカデミー出身の選手で、2020年まで存在したU23チームで高2からJ3での出場機会を積んだ。
 対人能力を武器にして攻撃を弾き飛ばすタイプのセンターバック(以下CB)で、空中戦も得意としている。アンダー代表では早い段階からコンスタントに召集されており、大岩監督の信頼を得ている模様。
 U23アジア最終予選では1試合目の中国戦で早々に退場してしまう等出番は限られた。
 クラブでは今年の頭くらいまで控えCBだったが、DF鳥海とりうみ浩司からポジションを奪って、そこからはレギュラーに定着している。
 五輪本戦では、2番手か3番手CBだと思われる。最終予選では西尾が出場停止の間に後述するDF木村誠二(サガン鳥栖)がポジションを掴んで決勝も木村が出ていた。7月18日の国際親善試合(対フランス)で大岩監督がどのようなチョイスをするかに注目が集まる。

木村誠二(サガン鳥栖)

 Jリーグデビューは、日本代表MF久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン1部)も通ったFC東京U23チーム。2018年からJ3で30試合以上に出場した。
 今年、FC東京から期限付き移籍で加入した後、元U22韓国代表DFキム・テヒョンとのポジション争いではやや劣勢。鳥栖が3バックを導入した辺りからレギュラーに定着。テヒョンの負傷離脱などもあり、現在は安定した出場を続けている。
 木村の武器は186センチの長身を生かした空中戦。直近では、Jリーグ屈指のFWアンデルソン・ロペス(横浜FM)にも負けないデュエルを見せた。また、最終予選ではセットプレーからのヘディングで2ゴールを挙げるなど、ターゲットとしての役割も期待できる。
 また、精度の高いロングフィードも魅力。FC東京やモンテディオ山形では足元の技術も求められるため、足元の技術も高い。
 本戦では先に紹介したDF西尾隆矢とのポジション争いになると思われる。最終予選の開幕戦では西尾に先発を譲ったが、西尾が退場した後は木村が先発を掴んだ。現在の序列は分からないが、18日のフランス戦で大岩監督の判断が見えると考えられる。

半田陸(ガンバ大阪)

 モンテディオ山形ユース史上最高傑作と言われる右SBで、山形時代はCBでプレーすることもあった。2023年にガンバ大阪へ移籍すると、右SBや時に左SB,右WGでもプレー。ポヤトス式ガンバに適合し、主力に定着した。
 アンダー代表では早期から主力として活動しており、そのまま本戦メンバーに選出。ただ、後述するDF関根大輝との序列は横一線。本戦でどのように起用されるのかは注目ポイントだ。関根とは選手としての特性が大きく異なり、大岩監督の決断が注目される。
 また、左SBで起用できる点を考慮すると、両サイドを見るマルチロールとしての役割も期待されている可能性がある。召集選手一覧を見ると、SBが大畑、関根、半田の3人。いずれも逆サイドでプレー可能とされるが、大畑は左サイドが主戦場で他2人は右サイドが主戦場。最終予選の中では短時間であるが、半田の左SBを試す時間が見られた。
 余談となるが、半田陸の本戦メンバー進出は山形のメディア・ニュースでも紹介されていた。地元からの愛を強く感じる。

関根大輝ひろき(柏レイソル)

 拓殖大学4年生だが、今年度から柏レイソルとプロ契約を結んでいる。
 187センチと大柄ながら、右SBを主戦場としてダイナミックな持ち上がりとクロスを武器にしている。もちろん空中戦にも強く、サイド守備の安定感に寄与している。
 アンダー代表では2年ほど前から絡んでくるようになり、その後短期間で主力に定着。01,02年生まれには右SBの有力選手が多数いますが、一歩リードといったところ。最終予選では、ライバルのDF半田陸が怪我明けということもあり1番手としてほぼ全試合にスタメン出場。本戦でも一定以上の出場機会があると思われるが、半田が復活した今序列がどのようになっているのか注目される。
 半田との違いは多く、選手としてのタイプは全く違うとまで言える。ただ、いずれもスピード系のウィング(以下WG)を苦手としており、どうリカバリするかが気になるところ。

高井幸大こうた(川崎フロンターレ)

 召集メンバーでは最年少となる2004年生まれ。高3でトップチームデビューした頃から期待されている大型CBになる。194センチの長身を生かした空中戦も魅力だが、足元の技術も高く総合的に秀でており、将来のA代表としても期待されている。
 富士フィルムスーパーカップでは元日本代表FW大迫勇也(ヴィッセル神戸)とマッチアップし、見事封じて見せた。
 クラブでは準レギュラーと言った立ち位置で、強烈な対人守備がウリのCBジェジエウや元U22日本代表DF大南拓磨とポジション争いを続けている。
 アンダー代表では近年になって急激に序列を伸ばしてきた。本戦では1番手CBとしての起用が予想される。最終予選でも最年少と感じさせないプレーで周囲を鼓舞していた。
 近年、若手選手の海外流出は早まる一方となっており、高井も例外ではないはず。彼ほどの選手ならば、これから見つかるのではなく既に見つかっているが、パリ五輪がオファーの決め手になる可能性はある。

次回予告

 最後まで読んでいただきありがとうございました!
 次回はMF&FWになります。今週中の投稿を目指します。
 追記:更新しました。後編はこちらからどうぞ!

 そして最後になりますが、蹴撃バモスはVTuberをやっています。J1からJ3まで幅広く試合を見ながら実況する配信をメインに活動しています。

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