子どもと現代アート見に行く?Chim↑Pom HAPPY SPRING 森美術館
思えばコロナ禍になる前は1〜2ヶ月に1度は現代アートを見に行っていた。コロナ禍になり美術館から自然に足が遠のき、あの感覚を忘れていた。
そうだ、もっと自由で良いんだ
コロナ禍でみんなマスクをする、ソーシャルディスタンスをとる、熱を測る・・・そんな世論に順応することがお上手な日本人。私ももちろんその1人。たが、当たり前だが個人とは一人ひとりまったく違った個性を持ち、本来はその個性を十分に発揮できるのが社会のあり方なのに。コロナ禍では、このザマだ。なんて全ての人々が心の中では「うんざり」と少なからず思っているに違いない。
それがだ、この森美術館で解されているChim↑Pom ハッピースプリングス展に行ってぶっ飛んだ。
そうだよこれだよ!表現はもっと自由で良いし、鋭くて良い。
子どもはスッと受け入れる
いつもは私1人で行くことが多かったが、今回は子どもたちと妻の5人で出かけた。もちろん不安もあった。Chim↑Pomはワタリウム美術館で見たことがあるが、子どもを連れて行く雰囲気ではない。とはいえ、上の子は8歳で家でもダンボールを見つけると切り貼りしている。インスタレーションが中心の現代アートを見せてみたかった。そんな希望にピッタリなのがChim↑Pom展だ。
理由はエリイの託児所
この話はツイートしたからこちらを見てほしい。
そう、エリイにも子どもがいて、こんなコンセプトを示している。
そう、このおかげで、我が家の真ん中の4才がふらふらしていても優しい話しかけてくれる学芸員の方々や、刺激が強い作品ばかりなのに、こどもたちは不思議とそのアートの中に佇むように見入る姿も見れた。
ディズニーランド化しないChim↑Pom
美術館とディズニーランドがイコールになっていて、アーティストも美術館運営も頭を悩ませていることだろう。しかしChim↑Pomはディズニーランド化とはしっかりディスタンス保っている。現代アートはみて気持ち良くなって、さーまた明日から頑張ろう的なものになってはいけないと私は考える。批評や批判、社会に対抗する姿勢。特にこの日本には必要なスパイス的存在が現代アートでなければならない。
子どもと行けて良かった
子どもたちと行けて本当によかった。きっと大きなれば今日の日のことは覚えていないと思う。でも今日から過去の積み重ね。1日1日がミルフィーユのように積み重なり出来上がって行くのが人間というものだ。この日の体験を意識することがないとしても、子どもたちの大切なミルフィーユの一枚になったに違いない。