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【社員インタビューvol.7】 技術・市場調査部 福田昂正さん

社員インタビュー 第7弾は、昨年大手筆記具メーカーの開発者から当社のコンサルタントに転身した福田昂正さんに異業種・異職種への転職、開発者から見たVALUENEX Radarの魅力などについてお話を伺いました。

現在の業務内容について教えてください。

現在、技術・市場調査部とビジネスデザイン室の2つの部署を兼任しています。
技術・市場調査部ではコンサルティング業務、ビジネスデザイン室では新規事業の構想に関わっています。さらに、部署に直接関連していないプロジェクトですが、VALUENEX Radarの新機能開発にも一部関わっています。

前職ではどのような仕事をしていましたか?

前職では、筆記具メーカーで研究開発を行っていました。主にシャープペンの新製品開発を担当し、CADを使った設計や、試作品評価を行っていました。VALUENEXよりアナログ寄りの業務で、ビッグデータ解析の経験はありませんでした。

前職での経験は現在の仕事にどのように生きていると感じていますか?

現在まではあまりないのですが、前職で一つ一つの技術をミクロに掘り下げていた経験が活きる場面が来ると思っています。例えば、技術者が持つ課題を解決するプロジェクトの場合、技術者のこだわりに共感できるのを活かして、ビッグデータ由来のマクロな目線を持ちつつ、現場のミクロな実情に合った課題解決ができるかもと思っています。

VALUENEXに入社しようと思ったきっかけを教えてください。

前職では「自分が開発した製品を世に出したい」という野心から筆記具メーカーに入社し、実際に新製品開発を担当する機会に恵まれて、自分としてはそのジャンルにおける最高の製品ができたなという達成感がありました。そこで新たな挑戦をしたい気持ちが出てきて、30代前半というタイミングであれば年齢的に考えても業種や職種を大きく切り替えるチャレンジができると思い、転職活動を始めました。
VALUENEXへの応募の決め手になったのは、会社のHPに載っている代表の中村さんのメッセージでした。刺さるフレーズがいくつかあったんですよね。

ゴールを決めて、もし宇宙飛行士とか何か自分がやりたいことを持っている人なら、VALUENEXがいい。一見遠回りに見えると思うし、小さなベンチャー企業で大企業のような福利厚生環境もない――でもたぶん逆転します。なぜなら大企業には伸びしろがなく、むしろ限られたリソースを削っている。しかし、われわれベンチャーには伸びしろがあり、そこで苦労したことが、後々自分の応用力になると信じています。

https://www.valuenex.com/careers/president-message

転職活動でそこまで明確なビジョンがあったわけではなく、やや道に迷っていた部分があったのですが、ここならもし遠回りになったとしても、自分の糧になる経験ができる予感がしました。

派手ではないが、みんなが使っていて、無くてはならないもの。インテルインサイドではないが、ちょっとめくってみると「VALUENEX Valued(バリューネックスが価値化しました)」とあるのが美しいと思っています。

https://www.valuenex.com/careers/president-message

この”VALUENEX Valued”の部分にも惹かれました。元々は自分が作った製品がリリースされて人の目に触れることをモチベーションにしていたのですが、ある弁理士さんに特許出願の相談をしたときに、私の散らかった説明をすぐに理解し、特許の綺麗な文章に書き換えていく姿がかっこよくて、私も人を助ける側に回りたいという思いが少し芽生え始めていました。その思いがベースにあったので、中村さんのメッセージが響いたのかなと思います。

開発者から見たVALUENEX Radarの第一印象はどうでしたか?

最初にVALUENEX Radarの効果を体感したのは、最終面接のときです。中村さんが、私が前職で担当していた領域の特許俯瞰図を作成して見せてくれました。私が詳しく知っていると思っていた情報が一瞬で可視化されてしまったので、恐ろしいと感じました(笑)。自分自身が相当な時間をかけて詳しくなった技術領域の関係性が、俯瞰図で可視化したことで誰でも短時間で理解できる状態になっていて、これがビッグデータの世界かと衝撃を受けました。
マニアックな例えですが、三国志のゲームで、どのゾーンが自分の領土で、どのゾーンが敵の領土で…と地図を見て把握するのが、VALUENEX Radarでの企業比較と似ているなと思いました。
また特許を一覧化して見るときに、リスト形式でズラッと見るよりも、VALUENEX Radarのマップ形式で見える方が、開発者としてのロマンを感じました。特許を多数出願している発明者の場合、自分が関わった特許が、業界全体の地図における一つの山のように現れるので、見たら嬉しい人が一定数いらっしゃると思います。ライバルの山との距離や遠近もクリアに見えるので、ライバルよりも高い山を目指そうというモチベーションにもつながります。

もしご自身と同じように大企業で製品開発に従事していた人がVALUENEXに入社するとしたら、そのような人たちに何を伝えますか?

物事を俯瞰的に捉えるように意識付けられる点がメリットです。VALUENEXに入ると、俯瞰することが仕事になりますからね。(笑) 私自身、性格と経験的に視野が狭くなる傾向があるのですが、VALUENEXに入社して、以前よりは視野が広くなったように感じてます。
またこれは私自身の経験から、技術開発だけやっていても限界があると感じている方には、VALUENEXはお勧めです。自分がこれまで培ってきた技術的なバックグラウンドを生かしつつ、これまでと異なる種類の価値を生むことができると思います。
デメリットがあるとしたら、(ポジションによりますが)クライアントワークが多いので、技術で語る職人肌タイプの開発者さんですと、もしかしたら苦労するかもしれません。

前職では出社メインだったかと思います。フルリモートになり、ギャップはどのように感じましたか?

入社前はあまりイメージできませんでした。実際にやってみると、チャットとWeb会議で十分にコミュニケーションを取れています。世の中的には賛否両論あるところですが、私はリモートワークの恩恵を大いに受けていて、感謝しています。
オフィスに出社していた頃は、常に誰かから話しかけられるかもしれないという前提の中で作業していて、作業に没頭できないことがありました。VALUENEXに入社してリモートワークとなってから、集中して作業できる時間が増えました。
リアルで会話したい気持ちもあるので、たまにオフィスに行って人と話す機会を作っています。どちらが正解というより、その時々でコミュニケーションのオンオフを切り替えられることがメリットだと感じています。

最近勉強していることは何かありますか?

新規事業系の本を読んだり、データサイエンスについても少しずつですが学んでいます。あとはPythonの勉強も始めました。プロジェクトで必須というわけではありませんが、使えると付加価値が出しやすいです。
学生時代にもプログラミングの授業を受けていましたが、正直とても苦手でした。たった一文字のタイプミスでもエラーメッセージを読み解く必要があるのが大変で、タイプミスが多い私は挫折してしまったのです。ところが最近になって、ChatGPTなどの生成AIで簡単に修正ができるようになりました。いい時代になりましたね。

以上、福田さんのインタビューをお届けしました。
VALUENEX Lifeでは他の方のインタビュー記事も掲載していますので、ぜひご覧ください。

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