学資保険のお話!本当に必要?
今日は、子どもさんを育てている
ご両親からの多くの質問!
学資保険についてお話をしていきたいと
思います。学資保険の良し悪しを論議するのではなく、
事実を確認していこうと思います。
現在、26歳と20歳の娘を持つ私は、
子どもたちが3歳の頃から、学資保険を
掛けていました。豪州での学資保険制度を利用していたので、
正直に言うと、今現在取り扱われている
学資保険の利率に比べるとかなり良い利率で
運用することが出来ました。
これからの時代に、子どもの為に学資保険をと考えられている
親御さんへの質問です。
現在の日本で学資保険の返戻率をご存知でしょうか?
返戻率(%)=(受け取れる学資金などの総額÷払い込んだ保険料の総額)×100
これが100%を超えて
高い数字であればあるほど、学資保険のリターンは高いとなりますが、
返戻率最高と言われる学資保険で、現在、106%です。
平均15年以上保険金額を支払い続けて、このリターンです。
そうなるとかなり話は違ってきます。
学資保険の性質上、
長期に渡って、保険料を払い続けることが定義とされているので途中解約は
大きなデメリットとなります。
つまり、投資家が重要視するポイントの
「流動性」=いかに容易に資産を交換できるかを示す性質のこと
が非常に悪いということになります。
その上、インフレがこれからは進むであろうと
2021年現在、言われています
実際にアメリカにおけるインフレ率が非常に高くなり、
物の値段が上昇しています。
一番多い学資保険の
コース200万円〜300万円の学資保険の場合、
インフレ率が日本も上がるとすれば、10年後、20年後の
お金の価値自体が下がってしまっているという
可能性も否定出来ません。
そして、もう一つ気になるのが「税金」です
学資保険で受け取る金額は、
増やした金額が50万円以上の場合、
分割して、受け取る学資年金型にしたり、
受取人を子どもにした場合には、税金がかかってしまう
可能性があります。
これらのポイントを鑑みていくと、
私の娘たちの時代とは大きく学資保険が
様変わりしていると言っても良いのではないかと
思います。
ここで、お話をしているのは、
単純に学資保険はやめればいいのねとか
継続すればよいのね?ということを
お伝えしているのではありません。
学資保険と言うシステムを使うほうが、
私は貯金ができるという方もいらっしゃるかと思います。
しかし、まず、あなたが期待する
学資保険におけるリターンはどれくらいのものを
期待しているのか?
単純に月額積立NISAを利用して、
しっかりと株式運用するほうが、
手堅いのではないか?というような
比較対象を持って頂きたいということです。
株式投資については、
勿論知識が必要です。
しかし、これから長い人生のライフプランを
設計する上で、一度は勉強して損はないと思います。
比較対象する基準を自分の中に持つと言うことが
これからのあなたの資産運用を大きく変えていくのではないでしょうか?