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奨学金の闇と現実

クリスマスを来週に控え、
少し、重たいテーマではありますが、
あえて、「奨学金」についての話題を
お届けしたいと思います。

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まず、奨学金を受けている学生が
全体のどれくらいなのかをお伝えしたいと
思います。

コロナ禍というだけではなく、
年々実は、奨学金制度を利用する学生は
増えています。

「平成30年度学生生活調査」によると
大学(昼間部)で実に47.5%と約半数の学生が
奨学金を利用しています。

私自身、現役大学生の子どもを持つ親として、
この状況に少し驚いた反面、子どもたちからは
よく聞いていた話でもありました。

しかし、「奨学金」の真実という意味では、
10代にして、多額の借金を背負うということを
自覚している学生がどれだけいるのか?ということです。

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勿論、一時的に大学費用を低金利で借りたいと
思う親は、決して少なくはありません。それが悪いこととも
思いません。

ただ・・・

現実を直視していく、知識と子どもと親の間で
しっかりと向き合えているのだろう?というところが
問題点となります。

朝日新聞によると、国の奨学金に絡む自己破産は
実に、5年間で1万5千人にも登る
と発表されました。

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つまり、大学で学び
未来ある将来のはずが、自己破産への道を歩んでいる
若者が少なからずいるということです。

大学の授業料は毎年当然のように上昇し、
コロナ禍の中、親からの仕送りは減り、バイトも難しいとなれば、
若者の生活は当然苦境に立たされます。

そして、大学をやっとの思いで卒業し、
就職出来たとしても、親世代のように、
就職すれば安泰という時代ではありません。

当然、初任給は少ないですし、その限られた収入の中から
奨学金の返済を行っていくということになります。

それに加えて、一番の困難は
滞納金の加算です。

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給与が少ない事で、滞納してしまうと、
借入残高が確実に増えていくという事に
なってしまいます。

奨学金の平均借り入れの金額は約300万円
若者が背負う借金の金額としては
非常に大きいと言えるのではないかと思います。

そんなこと言っても、関さん
奨学金制度を利用しないと、子どもたちが大学に行けない
とおっしゃる方も多いことはわかります。

しかし、この奨学金を申請する際に
給付型、貸与型があります。
勿論、給付型は成績等厳しい条件が付きます。

とはいえ、まず、しっかりと調べるという事。

奨学金は、子どもたちが
自分で返済するべきという名目はあると理解した上で、
奨学金と言う名前の学生ローンを背負う子どもの
負担を少しでも親として、軽減出来る唯一の方法が
あなたの「お金の知識」を向上させるということです。
(勿論子ども世代にも伝えたい)

親に限らずとも、誰しもが子どもたちの未来を
育てる側になって頂きたいという事が
今、私自身、お金についての知識を伝える側の人間としての
義務であると認識していますし、大人の責任だと思っています。

もう既に、奨学金制度を利用している方も
多いかと思います。

ただ、今こそ、
しっかりとお金の知識を身につけて、
未来ある子どもたちの将来を助けていく側に
是非なって頂きたく思います。

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大人であり、親である私たち自身が
しっかりと学ぶ事で、子どもに伝わり
より良い世界になることを私自身目標に
日々努力していこうと思います。

今日も最後までお読み頂き
ありがとうございます。

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