夫がはじめて育児本を買ってきたことで、育児を一緒にしている気持ちになれた話
私の夫は、育児にとても協力的です。もともと、子供好きで、保育士さんになってもよい。と思っていたらしいので、いわゆる通常の男性よりも「子供の面倒を見る」ということに対してハードルが低いのかもしれません。そんな夫ですが、元々本をあまり読みません。私と結婚して、本に囲まれる習慣ができたらしいのですが、買ってくる本は、仕事関連の本(金属の切削・経営)と、経済、歴史本ばかりでした。
反対に、私は本の虫なので、妊娠中は、妊娠関連の本。育児中は、モンテッソーリ、七田式、クレヨンハウスのムック本など、色々と読んでいました。
最近、夫がはじめて「子育てベスト100」という育児本を買い、夫婦のオススメ本棚と化しているトイレに置いてくれました。とっても嬉しかったです。
というのも、妊娠以降「子育て、育児」は女性がするものだ。という概念をひしひしと私は感じていました。私自身は、これまでの人生で男女というジェンダーに対しての差別をあまり感じることもなければ意識することはありませんでした。日本の社会に対しては、男女の地位の差を感じることはあったのだけれど(なぜ、お天気おねえさんがいるのに、男性の気象予報士が説明するの?とか)当事者では、なかったように思います。
でも、妊娠して、健診のお金や、息子産休、育休中の対応、復帰後と「時短にするのは母親なのは当たり前」の風潮もあり、私が働いていることや、夫とちゃんと相談しないと「子供に関する責任」は、なぜか「母親」になっているように感じていました。
この「子供に関する責任」を私は感じており、そして夫が息子に伝わりにくい言葉で、伝えようとしているときに「こういう影響があるから、その伝え方は良くないよ」と私が夫に伝える役割もしていたので、夫の育児に対する自主的な行動(育児本を買う)には、とても感動しました。
そして買ってくれた本は、色々な要素が、分かりやすく、実践しやすい形でかいているので、例示としての理解にもなるし、そのまま試してみることができる。
そしてなにより、内容がとても分かりやすく、トイレの滞在時間で「ひとつ」のセクションが読み終わるようなものなので、トイレ読書には最高なのです。
今回の出来事での気づきは、私が夫に対して「息子の育児」に対して、知らない間に不満を抱いていたということが明らかになったということ。社会の制度のせいか、男女の役割として「育児は母親の責任」に対して「しょうがないか」とは思っていました。それでも「息子の将来のためにできること」を自分で収集するために、本を買ってくれた。それがとても嬉しいです。今度、何がきっかけで買ってみようと思ったのか聞いてみようと思います。
こんな風に「親ふたり」が息子のために勉強しながら、成長をサポートする。ということはとても素敵なことだと思うので、どんどんそのような体制を家庭でも作っていきたいな〜と思ったのでした。
早速、この本に書いてあった「感謝のビン」を作ってみました!感謝をする。ということを意識して習慣つけるために、大きなビンに、小さな紙に感謝することを書いていって、お誕生日は年末に読み上げるというものです。イベントとしても素敵だな〜と思って取り入れました!年末が楽しみです☆