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推し活のために海外に行った話(イベント編)
はじめに
インドネシアに行ってきました。これを書き始めた時点ではまだベトナムで乗継便を待っている状況ですが、公開される頃には無事に帰国していることでしょう。
なぜインドネシアに行ったのかと言うと……前回の記事でお伝えした通り、Indonesia Comic Con (ICC) と、hololive STAGE World Tour ’24 Soar! に行くためです。詳しい経緯は前回の記事をご覧ください。
本記事では、6日間の滞在のうち、とくに土曜日の出来事(ICCとライブ)について書きます。また、日曜日にコミックフロンティア (Comifuro) にも行ってきましたので、そちらもここでレポートします。それ以外の出来事については、かなり長くなりそうなので別の記事にしようと思います。
11月9日(土曜日) Indonesia Comic Con (ICC) and World Tour '24 Soar!
前回の記事でお伝えしたように、いろいろありましてインドネシアへの到着は11月7日(木曜日)の昼過ぎとなりました。インドネシアを1日半散策し(これについては後日の記事で書きます)、土曜日の朝にICCへ出発しました。
ICCの会場は「Jakarta Convention Center」であり、僕が滞在していたホテルからはバスで40分ほどです。ただ、ジャカルタの道路交通事情は大変悲惨ですし、タクシーも日本と比べると遥かに安いため、タクシーで移動する事にしました。といっても、適当にタクシーを捕まえるとぼったくられる可能性が高いため、滞在中は基本的に配車アプリのGrabかGojekを使いました。
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そもそもComic Conとは?
文字通り、Comic Book Convention、漫画に関するコンベンションです。広義で言えばコミックマーケットもコミックコンベンション(何なら世界最大規模)に入ります。他にもComic Conの名前を冠する有名なコンベンションとしては、「San Diego Comic Con International」や、サンパウロで開催される「Comic Con Experience」などがあります。あくまでコンベンションのシリーズを指す名前であって、主催はコンベンションごとに異なります。日本にも「東京コミコン」「大阪コミコン」があります。
Indonesia Comic Conは、Panorama Media社という現地企業によって主催され、Bank Negara Indonesia (BNI) という国営銀行(Negaraは国という意味)がスポンサーについています。日本のコミケのようなものをイメージするとあまり印象がないですが、基本的に営利目的で開催されています。
ICCの様子
会場のJakarta Convention Center(以降JCC)はいくつかのホールがあり、ICCはAssembly, Cendrawasih, Plenary Hallの3つのホールで開催されました。JCCの公式サイトに空っぽの状態の写真が掲載されています。Assembly HallとCendrawasih Hallでコンベンションが開催され、Plenary Hallでライブが開催されていました。
まず到着して、チケットゲートへ向かい……たかったのですが、どのゲートに行けば良いのかわからず。案内看板もほとんど出ていませんし、スタッフも基本的にインドネシア語で呼びかけているため、どこから入れるのかわかりません。とりあえず周りの人たちと同じ方向へ向かい、同じゲートに並ぶと……残念ながらそこはICCチケットを持っている人用のゲートで、ホロライブのワールドツアーチケットを持っている人は別のゲートから入らなければいけなかったのです。正しいゲートに案内されましたが、列がほぼなくすぐに入れました。ゲート自体も目立たないし、こりゃ見逃すわ……。
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無事に入場を果たし、まずはassembly hallへ向かいます。コンベンションなので、アニメの企業ブースが中心ですね。アニメだけでなくコカコーラなど関連企業(?)のブースもありました。日本のアニメよりも、現地のアニメの方が多い気がしました。ホールの奥側には同人作家向けの個人ブースや、食事の屋台もありました。やはり日本食が多かったです。
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個人的にassembly hallで一番気になっていたのはコレ。ホンダのインドネシア法人とKoboのコラボバイク (BeAT) が展示されていました!
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展示されるという噂は聞いていたのですが、突然目の前に現れて大興奮です。どうやら、ゆるキャンのしまりんビーノのように何台も生産されているわけではないらしく、現地ファンもなかなか手に入らない代物だとか。そして、さすがは東南アジア仕様。バイクなのにキーレスがついており、便利さをアピールしています。もちろん盗難防止アラームやシガーソケットも搭載。車よりもバイクの台数が多い地域ならではの仕様で、日本ではなかなか無いですね。排気量は110ccなので、モノ自体は日本の原付二種スクーターと同じ感じです。
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そして、インドネシアの美しい鳥の名前を冠するCendrawasih hallでは、ゲームに関する企業や関連企業のブースがありました。奥にはステージもあり、ちょうど今年のhololive EXPOにあったミニステージのような感じでした。
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セガは特にステージでソニックのプロデューサーやディレクターが登壇してトークイベントを行ったようです。すごい人気です。
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また、ロビーも基本的に開放されており、特設ステージのようなものや、小さい食堂、VIPラウンジなどがありました。どうやらこのVIPラウンジはライブのVIPチケットでも入れたらしいですが、てっきりICC自体のVIPチケット専用だと思い込んでいたためスルーしてしまいました……。地べたに座って荷物整理をしたり同行者を待ったりしていたため、ラウンジを使えばよかったと激しく後悔しました。
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フラワースタンド
ロビーの端にはフラワースタンドコーナーが!ここにホロライブメンバーに向けたフラワースタンドが置かれていました。気軽に写真を取れる状態になっており、みんなで記念撮影をしたり、自分の持ってきたグッズと撮影をしたりする方がたくさんいました。このあたりは日本と比べるとかなり自由ですね。
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フラワースタンドの話に限らず、イベント全体を通して「迷惑をかけないように振る舞う」というよりかは、「多少の迷惑をかけるのは仕方ないからお互い許し合う。それよりみんな楽しもうぜ!」って感じがしました(あくまで個人的な所感です)。どちらが良いか、という議論はナンセンスなので行いませんが、どちらも居心地の良い空間をみんなで作ろうとしていて、一体感があって大変素晴らしいことだと思います。
僕もその場に居たホロライブファンと交流しました。英語で話しはじめて「日本から来た」と言った瞬間「日本なんだ、僕も日本語できるよ」と日本語での会話が始まることもあり笑いました。「日本語はオタクの共通言語だから」と言われたときは思わずジーンとしてしまいました。やっぱりそうなのか……!
ここで出会った人に、VIPチケットの特典ポスターの引き換え場所を教えていただき無事にポスターをゲット。欲を言えば、飛行機で海外から来ている人も多いだろうし、もうちょっと持ち運びやすいものがよかったです(笑)
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ライブの前に……
ライブまで待ち時間があったため、会場の外に食事へ行きました。実はジャカルタに住んでいるへい民が友達にいて、連絡があったため急遽会うことに。
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せっかくなので、現地の人しか行かないようなところに行ってみたいということで、近場の小さな食堂に。インドネシアの肉団子スープ「Bakso」を食べました。お昼ごはんというよりおやつに食べられる事が多いようです。結構濃い目の味付けで、辛いソース(サンバル)をかけて食べる事が多いようです。揚げワンタンはそのまま食べても美味しいですし、スープにひたして食べても良かったです。
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彼とは3年ほどの付き合いになりますが、海を越えてついに出会えて感慨深かったですね。新年の記事で「海外へ行き、海外のファンと出会う。海外のファンは頻繁に日本に来て我々日本のファンと遊んでくれるのに、逆はほとんどないよな……」ということを書きましたが、無事に目標を達成できましたね。
ちなみにこちらは彼の奢りでした。流石に申し訳ない!と断ろうとしましたが、以前彼にかなたそのインタビューが掲載されている雑誌をプレゼントしたことがあり、そのお礼だと言われました。個人的にはいつもお世話になっているお礼だったのですが……まあギブアンドテイクですね〜。
ライブの待ち時間
開場は17時(17時半だったかも)の予定でしたが、実は14時頃には既に入場列が出来始めておりました。16時頃に別行動組と合流して列に並びました。待ち時間は列の近くに居た方と話したり、Xにポストをしたりしながら時間を潰しておりました。もとい休憩というか。
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その後、別のメンバーがあとから合流……ですが、自分たちの後ろには既に10人ほど新しく並び始めた方がいました。自分の集団にいれると横入りになってしまうため、集団ごと移動すると「え?なにやってんの?」と言いたげな顔をされてしまったため、「いま来た友達と一緒に並びたいから後ろに並び直したんだ」と説明すると、後ろに並んでいた人たちは「いや、そこに居たままでいいよ!」「僕は気にしないよ」と口々に返してくれました。あったけ〜。
いざ入場
17時ちょっと前にドアが開き、歓声と拍手が巻き起こります。その数分後に列が進み始めました。途中、列の動きが怪しくなったりしましたが、みんなあまり気にしていない模様。
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このゲートを入るとすぐにカメラおよびカメラ付きの電子機器を全て回収されます。スマートフォンは封筒に入れられ、ひとつひとつに番号が振られます。このとき、着信音のミュートを必ず解除してくれ、と言われました。「No mute notification」みたいなことを言われたので「あ、電源切らなきゃダメ?」と聞き返したのですが、どうやら紛失時に電話をかけて見つけやすくするようです。そして、番号札が手渡され「帰りもここに来てその番号札を見せてくれ。別の場所に行ったり、絶対に札をなくさないで」と言われました。この札をなくしたときも電話をかけて自分のものと証明できそうですね(もしかすると、紛失=タグを失くす、の意味だったかもしれません)。紙袋に入らない一眼レフカメラはそのままタグを結びつけて回収されました。
ちなみに、一緒に居たアメリカ人のころねすきーはずっとテンションが上がりっぱなしで、警備員と仲良くなってました。やはり英語が流暢だと臆せず自信を持ってコミュニケーション出来ていいですね。そもそも彼のフレンドリーさがめちゃくちゃ高いだけかもしれませんがw
入場時の様子(とステージの様子)はこちらの現地メディアに取り上げられています。
始まるまで
VIP席の前から4列目あたりに無事着席しました。最前列ではないものの、ステージ中央のド真ん前なのでかなり良い場所でした。後ろの席から日本語が聞こえてきたので雑談をしたり、前の席にいた韓国の方にグッズをもらったりと待ち時間を楽しみました。日本だとあまりこういうことはしないのでちょっと新鮮でした。
日本と違うところとしては、推しのグッズを掲げながら入場する方が居て、その場が盛り上がったり、誰かが突然タレントやファンネームの名前を叫びだして、シュプレヒコールのようなもの巻き起こったりするところもありました。抱き枕カバーを掲げながら入場してきたときは流石に笑いました。
そういえば、公式番組でも取り上げられて「タイのムキロゼ」として有名になったJimmyが入場してきたとき、Jimmyコールさえ起こりました。海外ニキ全員彼の名前知ってるんじゃないか?ってレベルで有名人ですね。ロビーで彼と出会ったのですが、人気すぎてずっと誰かと喋っていてなかなか声がかけられませんでした。リアルムキロゼは本当にガタイが良く、やっぱりサングラスをしていました。
開演時間が近づくと、今回の登場メンバーに限らずいろいろなホロライブメンバーのオリジナル曲が流れます。みんなで一緒に歌ったりコールしたりして、既にもはやライブが始まっておりました。
ライブ中の様子
開演時間の18時30分を遅れて、18時45分ごろスタート。セットリストと一緒に箇条書きで振り返ってみます。
Our Bright Parade(全員)
みんな大好きOBPからスタート。
一瞬で会場内のテンションは最高潮に。
みんな一斉に歌いはじめて、文化の違いを早くも実感。
Now on step(わため)
わためぇの盛り上がるナンバーからスタート。
もちろん背景にはMVも流れていました。
「もっと!もっと!」「ドット!ドット!」「おっおー」の部分コールするの楽しかった。
ω猫(AZKi)
まさかこの曲で来るとは!
でもライブ向きですし、海外ニキにも人気の曲なので納得ではあります。
COLOUR(わため&Baelz)
やっぱこの2人の曲なので来ますよね
爽やかなナンバーでノリやすくて楽しかった。
日本語でのMC(わため、AZKi、Baelz)
JPメンバーの3人(?)によるMC。
ジャカルタに来た感想などを語っていました。ビルでかいよねー。
R×R×R(Baelz)
流石にこれはブチ上がりました。現地で聴けてマジでよかったです。
CHIMERA(Kiara)
そこからこのイケイケのナンバーですよ
キメ〜リエリエリア〜のところのコールがめっちゃ楽しかった。
Violet(Inanis)
そしてこのしんみり曲。緩急が気持ちいいです。
後のMCで言ってましたが、みんな知ってるこの曲を歌いたかったのだとか。
ファンサ(わため&AZKi)
まさかの!もうすっかり万国共通のアイドルソングですね。
当たり前ですがみんな大合唱。
英語でのMC(Ina&Kiara)
ここに来て日本語・英語・インドネシア語でMCをやるんだな、ということに気づく。
Taut Hati(Moona)
この曲はちょっと予想外でしたが、インドネシア開催だからこそかもしれません。
他のIDメンバーへのメッセージでもありつつ、みんなへのメッセージでもありつつ。
もちろんインドネシア語でみんな大合唱です。まさに「Taut Hati(繋がる心)」ですね。
Sebatas Video Call(Kobo)
この曲もインドネシア開催だからこそかも。
ファンからの想いを大切にする、そんな歌ですね
1日ヒーロー(Kobo&Kiara)
この曲も来るんじゃないかと思っていました。
「こぼちゃんは超かわいい!」「キアラちゃんは超かわいい」の部分がインドネシア語になっててびっくりしましたが、耳コピ(?)ですぐにコールしました。
インドネシア語でのMC(Kobo&Moona)
もっとインドネシア語を勉強しておけばよかったと思う瞬間でした。
残酷な天使のテーゼ(Ina、Bae、Kiara)
これは完全に予想外。日本のライブではなかなか選択肢に入らないですね。
まさに日本を代表するアニソンです。
2番を覚えている人は意外と少ないようで若干静かになりました。
Pretender(Kobo&Moona)
これも予想外!
意外とみんな知っているようでちゃんと歌ってました。
story time(Ina、AZKi、Moona)
そういえばこの曲があったか!盲点でした。
ホロライブ・オルタナティブの2ndPVで使われた曲です。
エンディング感もあり、終わりを感じさせます。ちょっとさみしい。
Shiny Smily Story - アレンジ版(全員)
おまたせ
約束の地
実家のような安心感
と思いきや何やら様子が違う。ダブステップアレンジになっていました。めちゃくちゃカッコいい!2022verでもヤマトファンタジアverでもない聞いたことないバージョンでした。
日本のライブだとよく「なんでオタクの歌声聞かなきゃいけないんだよライブ中に一緒に歌うなよ」とよく言われますが、海外のライブは全くそんなことはなく「なんでもいいからとにかくみんなで盛り上がろうぜ!」って感じで、歌ったり叫んだり、もちろんコールしたり。Our Bright Paradeが始まったときみんな一斉に歌い出したときは流石にびっくりしました。日本ではあまり経験できないことでしたので、僕も一緒に歌っちゃいました。
コールやペンライトもあまり周りを意識せず、みんな好きなようにやっていました。SSSの公式コールを使っていたのも、僕の周りでは僕と僕の後ろに居た日本ニキくらいだったかもしれません。イベント慣れしてくると忘れがちですが、あまりこだわらず自分の好きなようにすればいいんですよね。
SSSが終わったあと、アンコールの声があがりましたが、残念ながら今回は用意がなかったようで、無慈悲に会場の電気がついて終了しました。一瞬落胆の声があがりましたが、すぐに拍手からの大歓声。感動して大号泣しているニキも居ました。
また、途中で画面の半分の電源が落ちるというトラブルもありました。みんな絶望の雄叫びをあげていて流石に笑いましたが、数秒で復帰。よかったー。
ちなみにMC後に次の曲に行く前に、みんなで決まったフレーズを叫ぶ定番のアレもありました。掛け声は「Soar!Soar!Soar!」でした。
「hololive STAGE World Tour '24 -Soar- 」
— 角巻わため🐏ホロライブ (@tsunomakiwatame) November 9, 2024
Thank you Jakarta!!!✨
現地にきてくれたみんなも、
その場に行けずとも応援してくれたみんなも、
ありがとう~~~☺️💛
itu menyenangkan!
Saya ingin tampil live musik di Indonesia lagi!🎤#hololiveSTAGE24 pic.twitter.com/0zmH40zMzI
ライブ会場から撤退
言われた通り、入ってきたゲートに戻り番号札を見せてスマートフォンとカメラを返却してもらいました。無事に帰ってきて何より。むしろ思ったよりしっかりしていて、シンプルに心配しすぎだったかもしれません。
退場時に、例の警備員がころねすきーの友人のことを覚えてくれていたようで、「どうだった?」「最高だったよ!見てた?」「開場の外で、音だけ楽しんだよ。まあ仕事だから仕方ない。」「あんたのおかげでみんなが安全にイベントを楽しめたよ。ありがとう」みたいなやり取りをしていました。あったけえな。
その後、別のへい民と合流し、次の目的地へ行きます……
Offkaiへ
興奮冷めやらぬ状態で次の目的地へ。近場のバー(?)で大規模なオフ会があるということで、参加してきました。オフ会は英語だと「offline meetup」等と言いますが、オタク同士であればシンプルにoffkaiでも伝わります。
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シンプルに自分が楽しむのもそうですが、大規模オフ会を定期的に開催している者としていろいろ参考にしたいという想いもありました。この規模でアニメファンがmeetupをすることはあまりないようで、NHK worldの取材が来ていたようです。びっくり。
大規模なオフ会が開催されているということで参加してきました。バーレストランを1フロア貸し切ってDJプレイの動画を流して大騒ぎ。もはやこれがひとつのイベントまである。入場料は無料で、何か頼みたければ自分で頼むという感じです。テレビの取材も来てました。 pic.twitter.com/1igp0rj2mO
— ryookera a.k.a valshia (@ryookera) November 10, 2024
入場料無料、飲み物は各自で注文、って感じです。あまりにも人が多すぎて結局食事はできませんでしたが、ライブで高ぶったテンションのままこんな大規模オフ会に参加したら……そりゃ騒ぎますよね。スクリーンの前で跳ねたり踊ったりしました。DJプレイもイケイケで動画つきで編集されていたので、めちゃくちゃ盛り上がりました。Astrogirlが来たときは思わず泣きそうになり、みんなで大合唱しました。
普段参加している飲み会のようなオフ会よりもかなりノリが若かったですが、こういうのもいいですね。大学院生の頃に国際会議のバンケットに参加したときもこんな感じだったのを思い出しました。楽器の生演奏があって踊ったり歌ったり……。日本の国内学会のバンケットは基本的に普通の立食ですからね。
なかなか食事が食べられずお腹が空いたのと流石に疲れたので早めに離脱してホテルへ戻ります。途中で食べに行くのも面倒だったので、ホテルのルームサービスを使ってみました。悪くないですね。
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大変充実した濃ゆい1日となりました。初めての海外イベント、海外ライブ、海外オフ会……大変良い経験になりました。
11月10日(日曜日) Comic Frontier (CF, Comifuro)
そして翌日も朝から次のイベントに出かけます。会場はJCCではなく「Indonesia Convention Exhibition」です。ちょっと遠く、隣の州です。
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そもそもComic Frontierとは?
こちらもアニメコンベンションですが、日本のコミケに強く影響を受けており、同人誌即売会に近い雰囲気を持っています。
こちらは公式で日本語の解説があるため、詳しくはそちらを参照ください。
いざ会場へ
ICE到着。コミックフロンティア (comifuro) に行きます。 pic.twitter.com/2FTfiFXfT1
— ryookera a.k.a valshia (@ryookera) November 10, 2024
今回もタクシーを使いました。流石に遠いので高速道路を使いましたが、高速道路の通行料金はe-moneyと呼ばれる日本の交通系ICカードのようなもので決済できるらしく、ドライバーからそれを出すように求められました。なんのことかよくわからず別のICカードを渡したら、どうも違ったようで、結局ドライバーのカードを使うことになりました。もちろん降車時にアプリ経由で請求してもらいました。
今回もやっぱり入口がわからず、さまよいつつコスプレイヤー集団を発見したためその集団に着いていくことにしました。しかし、先にチケットとリストバンドを交換する場所に行く必要があったらしく、そこに案内されました。「最初から場所調べておけよ!」と思うかもしれませんが、そういう情報が探してもなかなか出て来ないんですよね。ICCもそうでした。安全上の理由かもしれませんが……
会場の様子
たくさんいますねー。インドネシアの方以外にも結構います。 pic.twitter.com/avZT8ITw7W
— ryookera a.k.a valshia (@ryookera) November 10, 2024
この会場はロビーがJCCほど広くないため、より人が密集している感じがしました。会場そのものは8, 9, 10ホールを全部ぶち抜いた感じですね。ビッグサイトや幕張メッセと比べるとどんなもんかと思いましたが、公式サイトをみてもいまいち大きさがわからなかったので比較は諦めました(笑)
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ホールは基本的に3種類ほどのブースがあり、企業系のちょっと大きめのブース(壁やブースの骨組みがある)、個人の小さいブース(机と椅子のみ)、フードのブースって感じでしょうか。フードエリアは立食用のテーブルもありました。
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実はICCではあまりグッズを買わなかったため、ここで買いまくりました。物価が安い分、頒布物も少し安めなので思い切っていろいろ買いました。ただ……持ち帰ることも考慮すると、あまり思いきれませんでした(笑)
即売会といいつつも、同人誌や漫画はあまり売っておらず、グッズが多めでした。アクリルスタンドもそうですが、帽子、靴、ランヤード(ネックストラップ)、カードケースなどもありました。また、1つのジャンルにこだわらず、各自が好きなグッズを好きに出している感じです。そのせいか、コミケのようにジャンルや作品ごとにブースが固まっていることはほとんどなく、結局全ブースを見て回ることになりました(笑)まあ、さほど広くないのでなんとかなりましたが……。
買うたびに売り子さんとちょっとお話をしていたのですが、なぜか韓国人やシンガポール人に間違えられがちでした。「日本から来たよ」というとみなさん大変驚かれます(笑)。流石に日本人が海外のイベントに出張ってくるのはあまりないんでしょうか。
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帰り道
しっかり楽しんだため、お昼すぎに会場を離脱しました。会場を出るとなんと雨が……。この日まで雨に降られなかったため、今が雨季であることをすっかり忘れておりました。
帰りはタクシーではなく、電車を使ってみることにしました。シンプルに電車に乗ってみたかったのと、行きみたいにカードを求められたら対応できないな……と思ったからです。インドネシアでの電車体験は長くなりそうなので、また別の記事で書こうと思います。
日本のイベントとの違い
というわけで、2日間を振り返って、日本との海外のイベントの違いを比べてみよう、のコーナーです。先にお断りしておきますが、どちらが良いとか、どちらが優れているとか、そういった議論をするものではなく、シンプルに文化の違いを楽しむものですのでご承知おきください。
規模
流石にコミケと比べてしまうと規模は劣るかもしれませんが、日本で開催されているのではないかと感じてしまうような大規模っぷりです。ブースの数、頒布物のクオリティ、来場者数、どれをとっても大規模と言えるでしょう。インドネシアの方だけでなく、アジア諸国からいろいろな方が参加しているようです。定量的な比較は検索すれば出ると思うのでここでは省略します。
ブースの様子
1人分のスペースが大きい分、ブースはちょっと大きめだった気がします。ワイヤーラックなどを駆使してブースを自分でデコる方も多かったです。これは日本でも見かけますね。
売り子は基本的に1人か2人くらいでしたが、売り子スペースも若干広めなのでゆったりしている感じがありました。
頒布物
頒布物(グッズ)の違いに関しては、以前の記事で書いた通りでしたね。
「海外ニキは身につけるグッズや日常使いできるグッズを好む傾向にある気がするがどうか。」
🇦🇺Oさん:間違いなくそうだと思う。日常使いできる、身につけるやつのほうが人気がある。アクリルスタンドと他の小さめのグッズ(キーホルダー、ピンバッジ、ステッカー)などの比較はその良い例だと思う。特にファンメイドのものはね。Offkai EXPOが最近開催されたけど、そこで販売されているグッズを見て、日本人が作るグッズと比べるとどんな違いがあるかを考察してみると良いかもしれないね。
特に日本だとあまり見かけないものとしては、ランヤード(ネックストラップ)がありました。これがかなり多くて、会場内を歩いているとランヤードがかかっているブースをいくつも見かけました。アクスタはあまり見かけず、代わりにキーチェーンがかなり多かった印象です。缶バッジもそうですね。
また、予想外だったのは意外と同人誌や漫画が少ない、ということです。グッズが中心でしたね。むしろ同人誌売ってたっけ……くらいのレベルです。アートボードや画集などは見かけました。
他にも、自分でペイントした一点物のグッズなんかもありました。自分で無地のアイテムを仕入れて、そこに自分でペイントを施す感じですね。こだわりを感じました。
コスプレ
コスプレのクオリティも非常に高かったです。日本もそうですが、やはり自作のアイテムがかなり多いですね。また、日本と違って会場どこでもコスプレがOKのようです。
また、コスプレそのものがよりカジュアルな感じがしました。クオリティを追い求めるコスプレもありますが、シンプルに推しと同じ格好やアイテムも身につける、普段着ベースで推しの格好をしている、というコンセプトが多かったように思えます。コスプレに対するハードルが低くてやりやすい感じがしました。
そして、これは完全に文化の違いですが、コスプレしたまま帰りの電車に乗る方が意外と多かったです。流石に露出の多い格好は見かけませんでしたが(そもそも露出の多いコスプレがあまりなかった)、日本だとなかなか見かける光景ではなかったため大変新鮮でした。
ライブの選曲
いろいろな国の方が参加しているため、みんなが知っている曲、みんなが盛り上がれる曲を選んでいるような印象がありました。残酷の天使なテーゼなんかまさしくそうですね。日本ではなかなか見れないセットリストでした。
ライブの様子
これも前述の通りですが、開幕前にコールが起こったり、演者と一緒に歌ったり、とにかくみんなで盛り上がろう!楽しもう!という心意気が強いような感じでした。
日本だと「オタクの歌声なんて聴きたくない」派が多いですが、海外では気にする人はあまりいないようです。ペンライトやコールも日本より自由にやってました。
おわりに
というわけで、久しぶりの海外渡航、初めての海外イベント、初めての海外ライブ、初めての海外オフ会のレポートでした。11月がなかなか多忙で結局記事公開は月末になってしまいましたが……写真を見ながら思い出しつつ書ききりました。もしかしたら書き忘れたことがあるかもしれないので、しれっと追記されているかもしれません(笑)
こうして振り返ってみると、やはり楽しいイベントだったな……という感想です。イベント関係者の皆様、出演タレントの皆様、出会った全ての方、同行者のみんなに感謝です。とても良い経験になりました。
次回はイベント外での出来事についてレポートしたいと思います。インドネシアでの食事、観光、気候、交通状況、ホテルなど……経験したことをできる限り全て言語化しようと思います。あまりオタク要素はないですが、興味のある方は次回もご覧いただけますと幸いです。
ちなみに、今回の同行者は僕がモデレータをしているホロリス向け言語学習サーバのメンバーでした。こんな感じで時には旅行をしたりしつつ、基本的にテキストやVCで推し活をしながら言語交流をしています。興味のある方はぜひ覗いてみてください(久しぶりの宣伝ノルマ達成)。
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