[Valorant Champions Tour 2022] Crazy Racoonのヘイヴンエリアコントロール [Crazy Racoon vs Jedeite]
こちらは前回の記事の続き(https://note.com/valorant/n/n1786f291fed4)となります。
上の図は、防衛側にいるCRメンバーが、開始数十秒の間の各時刻にどの位置にいたかを示す図です。この図を見ると、この試合においてCRがどこのエリアを最初に確保しようとしていたか、いつ頃にどの辺までプッシュするべきなのか、というのがなんとなくわかります。たとえば以下の内容などがこういう図にしてみるとわかります。
Cロングやガレージのドアはどこのエリアまで顔を出して確保しているか
Bから顔を出すときはどこから出ているか
AロングとAショートはそれぞれどのタイミングでどのあたりにいることが多いか
実際には射線やスキルの配置、相手の残り人数や体力との関係など複雑な要因が絡まってくるので、とくに時刻が経過するほど単にマップを見ているだけでは「エリアコントロール」についてわかることは少なくなります。ただ、自分は以下に書くようなモチベーションから上のような図が全く役に立たないというわけでもないのではないか?と思っています。
自分は、Valorantというゲームは「撃ち合いとスキルを用いた5vs5の陣取りゲーム」だと考えています。その上で、プレイヤーとチームの実力は、各局面での撃ち合いの勝率やスキル発動の巧みさ(ミクロ、あるいは戦術)と、いかにして効果的に相手の裏をかきながら自身の陣地を拡げていくか(マクロ、あるいは戦略)によって測られることができると思います。たとえば、自分が先日書いたようなチーム全体のエージェント構成や配置に注目するのはマクロ・戦略についての観点でしょう。
マクロ・戦略についてよく言われる言葉が「エリアコントロール」です。陣取りゲームである以上、陣地を取って取られて、、、を繰り返して、最終的にうまい具合にやって勝つのが重要なわけですが、その「うまい具合にやる」ことをエリアコントロールと呼びます。
ここで問題になるのが、じゃあ実際にいつ、どこのエリアを取ればいいのか、ということかと思います。答えは「相手や自分たちの構成・スキル配備状況・その他状況に応じて臨機応変に」だと思うのですが、それだけだとあまりにも経験に頼りすぎている気もします。
何か、少しでも参考になることはないのか、と考えたときに「実際の試合で強いチーム・プレイヤーがいつどこでどのエリアを取っていたか」を見るのは一つの参考になると思い、今回の記事を書いてみました。