ハイパーオートメーションって結局なんだったのだろう?
IT関係の仕事をしている人であれば、聞いたことのある言葉の一つかもしれない「ハイパーオートメーション」。特にアメリカの企業向けソフトウエア企業がこぞってこの言葉を使ってマーケティングをしています。
この言葉の出どころは2020年のガートナーのレポートということが一般的なようです。
ちなみに、ハイパーオートメーションのハイパーって?
スーパーより上位概念のようですね。オートメーションは、いわゆる自動化という認識で良さそうです。
2022年のガートナー社のレポートの表題を読み解いていきたいと思います。
この引用文を自分ごととして、なるほどと言える人ってどれくらいるのだろうか?と疑問が湧くのを想定してか以下の補足があります。
どうやら、ガートナーの定義しているハイパーオートメーションというのは、ものすごい自動化を実現したと思われる企業を分析しデータを収集して、なにかしらの基準でそれらの順番を付けたうえで、3つの重要な優先課題というものを導き出していたようです。
ハイパーオートメーションを実現するための3つの重要な優先課題とは?
仕事の質の改善
ビジネス・プロセスの高速化
意思決定におけるアジリティの強化
さて、この3つですが、ハイパーオートメーションという言葉から想像されるイメージと同じでしたでしょうか?
地に足のついた雰囲気を感じるのは私だけでしょうか? AIだとかマシンラーニングとか、キラキラした感じは無くて、悪く言えば、地味。そういえば、最初にハイパーオートメーションが出てきたときは、AIとかマシンラーニングという言葉って使われてましたよね。。。
ただ、いざ立ち止まって考えてみると、これは私が目的と手段を取り違えていたのではないかと思いました。
ものすごい自動化をしている企業は、目的がAIやマシンラーニングや流行りのバズワードではなく、身近な業務における地道な活動から最大の効果を出しているのではないかと。
そして、この3つの言葉は、業務に当てはめて考えてみると非常に味わい深いものがあります。また、これらの上位概念は、やはりビジネス目標の達成ということになるのではないかと思います。
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