コミュニティメディアのコンテンツディレクターが解説する「ミレニアル世代の女性に刺さる世界観の仕組み」
こんにちは、初めまして。バリーズ株式会社 コンテンツディレクターの吉田です。
2019年11月にバリーズにジョインしてまだ3ヶ月と日は浅いのですが、このnoteを見てくださるすべての方へ「バリーズが運営するTabiMUSEが多くの旅好き女子たちから愛される理由」をコンテンツディレクター/TabiMUSE編集部の目線で数回に分けてお伝えします!
まず今回は、「TabiMUSEの世界観」についてお話しようと思います。
▼TabiMUSEについてはこちら
「TabiMUSEの世界観」とは?
とっても嬉しいことに、クライアントや読者さんにお会いした際によく
「TabiMUSEって世界観がおしゃれで素敵!」
と言っていただけます。
"世界観" って具体的には何を指すのか、なかなか言葉では言い表せないものですよね。だけど、確実に「TabiMUSEの世界観」は共通言語として相手に伝わっているんです。
いったい何が「TabiMUSEの世界観」となっているのか。要素を大きく3つに分けてご説明します。
1. 女性の憧れを体現するMUSE(ミューズ)という存在
TabiMUSEでは、自身の世界観を表現することに長けている女性たちがMUSE(ミューズ)として記事を執筆してくれています。まず前提として、彼女たちが「TabiMUSEの世界観」そのものなんです。MUSEはいわゆる "インスタ映え" を狙っているのではく、「自己表現」のひとつとして旅に出て、写真に収め、記事を書いてくれる。だからこそ、写真一枚・文章の一節にもこだわりがあり、それらをベースにTabiMUSEのメディアやInstagramで使用するクリエイティブが作られているため、必然的にクオリティが高く魅力的な世界観が生まれるのです。
2. TabiMUSEプロデューサー 野々村の存在
TabiMUSEは私がデザイナーとしてジョインする前までは、プロデューサーの野々村が一人ですべてのクリエイティブを手がけていました。つまり、彼女の直感的なセンスの良さがこれまでのTabiMUSEを創ってきたのです。
野々村はTabiMUSEを運営していく中で、旅行業界のパンフレットでよく目にする「ピンク×ハート×レース×リボン」のような分かりやすい「女性向けのかわいいさ」に違和感を感じていました。そこで、TabiMUSEでは
女性が憧れる、強く賢く洗練された雰囲気
をキーワードにトンマナを統一していきたいという方向性に舵を切ることになり、そのタイミングで私がジョインしました。野々村が定義する "デザイン" は決して、計算し尽くされた構図やロジカルな意図を重視するものではなく、「憧れ」と「共感」を生むことを目的としています。なので、私が作成するTabiMUSEのクリエイティブにおいても、MUSE本人の世界観を崩さずファンの女性たちの「かわいい♡」に刺さることを最優先に考えてデザインしています。
具体的なデザインやトンマナのお話は後日またnoteにまとめてお話しようと思っていますので、そちらをご覧いただけますと幸いです。
3. 人生を楽しむための選択肢が増えた女性たちの存在
2019年8月に野々村のデザイン構成を元にリニューアルした「TabiMUSE」。私が最初にTabiMUSEと出会ったのはまだリニューアル前、当時の印象は今とは少し違っていて、
ふんわりとしたピンクや淡い色が似合う、キラキラ系女子
一般的にこの印象ってすごく分かりやすく「女性向けのかわいいさ」ですよね。
ただ、本来のTabiMUSEの「かわいいさ」や「おしゃれさ」はもう少し複雑。なぜなら、前章で書いた通りTabiMUSEの世界観のベースにはMUSEの存在があるからです。シティが好きなMUSEもいれば、リゾート派もローカル派もいるので、旅先によっても纏う雰囲気は変わってきます。そしてそれらを更に細分化して、彼女たちが表現する世界観を言葉にすると「モノクロ」「ふんわり」「シック」「ヘルシー」「ナチュラル」etc... カテゴライズできないほど多いんです。
尚且つ、TabiMUSEのターゲットは "これまでになかった新しい価値観やライフスタイルを好む" ミレニアル世代。実際、TabiMUSEのファンになってくれる女性やMUSEに憧れや共感を寄せる女性たちは、
自分のライフスタイルを楽しむ方法を知って、人生を豊かにする選択肢を増やしたい
という気持ちを持っている方が多いのです。そこで、TabiMUSEは「ただ旅の情報を発信するメディア」ではなく「旅を通した出会いや学び、発見を提供するコミュニティ」としても取り組みを行なっています。そのコミュニティこそが3つ目のTabiMUSEの世界観をつくる要素です。
最近Instagramなどで女性に人気の高い、くすみピンクやベージュっぽい雰囲気でTabiMUSEを統一してしまうと、新しい挑戦や経験にポジティブで貪欲な女性に対しては与える印象が少し異なる気がするんです。
だからこそ、リニューアル後のTabiMUSEではクリエイティブのデザインをする際は
女性が憧れる、強く賢く洗練された雰囲気
を強く意識しているのです。
今回、「TabiMUSEの世界観とは?」と大きな枠でお話をしたので、なんとなくしかお伝えできなかった部分もあります。でも改めて振り返って見ると、
1. 女性の憧れを体現するMUSE(ミューズ)という存在
2. TabiMUSEプロデューサー 野々村の存在
3. 人生を楽しむための選択肢が増えた女性たちの存在
この3つの要素は一貫して「女性が憧れる、強く賢く洗練された雰囲気」を纏っていて、それが「TabiMUSEの世界観」となっていることに気づいていただけるのではないでしょうか。
今後私のnoteでは今回お伝えしきれなかったデザインやTabiMUSEの運用に関わるお話をクリエイティブの実例を交えながら解説していきますので、目を通していただけると嬉しいです!