分かりそうで分からない、TabiMUSEが考える「かわいい」の定義とは <前編>(コンテンツディレクター吉田)
こんにちは!バリーズのコンテンツディレクター、吉田です。
突然ですが、質問です。
みなさんはかわいいデザインってどういった配色・フォント・モチーフを想像されますか?
"かわいい" ってすごく曖昧で、線引きがない言葉ですよね。
ここで、「え、最近だと、淡い配色にパッケージとかでよく見るチョークで書いたような少しかすれた手書き風フォントが万人受けするかわいいじゃないの?」と思われた方こそ、このnoteを最後まで読んでいただきたい!
(ちなみに、ピンク×ハート×レース×キラキラにしとけばなんとなくかわいいになると思われてる方、その考えは平成に置いてきてください!)
このnoteでは、旅好き女性たちに支持される海外旅行専門メディアTabiMUSEのコンテンツディレクターが、どのようにかわいいをカテゴライズしているかをご紹介します。
4万人のファンを抱えるTabiMUSEが考える「かわいい」の種類
はじめに、かわいいに種類なんてあるんですか?という質問が聞こえてきそうなので、お答えしておきます。
あります!
では、実際にTabiMUSEのクリエイティブを考案する際にやっている「かわいいのカテゴライズ」をご紹介しますね。
TabiMUSEでは、世界観に合うかわいいを大きく7つに分類しています。
Sweet / Happy / Cozy / Healthy / Botanical / Chic / Vintage
TabiMUSEのto C向けコンテンツで制作するクリエイティブは、基本的にこの7種類がベースのトーンになっているんです。
ワードだけだと、いったいどう違うんだ?と思いますよね。
では、実際にTabiMUSEで使用しているPinterestのインスピレーションボードをこっそりお見せします!
今回の前編では、Sweet / Happy / Cozy の3種類。後編では、Healthy / Botanical / Chic / Vintage の4種類と分けてご紹介します。
TabiMUSE的かわいいの種類 / Sweet
まずこれは言わずもがな、ど定番のかわいいなのですが、要は「甘めの雰囲気」です。
全体的に淡い or 明るい配色で丸みのある手書き風のフォントを合わせて、シンプルとは相反して要素を多めに。
TabiMUSE特有のターゲットで言うと、特にカフェ好き・パリ好きな読者向けだとこの「Sweet」のトーンをベースにします。
TabiMUSE的かわいいの種類 / Happy
次に、「Sweet」と比べると少しパキッとした配色のカテゴリー。
ビタミンカラーのような発色の良い色味をメインに、サンセリフとマジックやブラシの手書き風フォントを合わせることが多いです。
TabiMUSEではリゾート系コンテンツのクリエイティブでこちらの「Happy」なかわいさを用います。
TabiMUSE的かわいいの種類 / Cozy
Cozy とは "居心地がいい" だとか "ホッとする心地よさ" を表す言葉。
少しくすんだ淡いカラーを使い、「Sweet」や「Happy」と比べるとフォントの主張も抑えます。儚げだけどどこか落ち着くかわいさをTabiMUSEでは「Cozy」というカテゴリーに分類しています。
個人的にこの「かわいい」には、しっとりとした柔らかさの中にも凛とした美しさを感じると思っていて、特にヨーロッパ、中東、そして韓国が好きなMUSEたちの纏う雰囲気に合わせることが多いカテゴリーのひとつです。
...さて、ここまでTabiMUSE的かわいいの種類を3つご紹介しましたが、違いはお分かりいただけたでしょうか?
かわいいをカテゴライズすると、「TabiMUSE的」を付けてもこれだけ分類されるのです。今回はこのnoteを読んでくださった方にそれが少しでも伝わればいいなと思います。
次回、後編で残りの Healthy / Botanical / Chic / Vintage の4種類をご紹介します!
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前回のBLOGでは、TabiMUSE における「ミレニアル世代の女性に刺さる世界観の仕組み」を解説しましたのでよろしければこちらも合わせてどうぞ。