次世代型コミュニティメディアが生まれたバリーズ創業秘話(CEO野々村)
こんにちは。バリーズ株式会社CEOの野々村です。この記事を見つけてくださりありがとうございます。
この度、会社として発信していくブログを開設いたしました。
今日のトピックはこんな感じでまとめましたので、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
バリーズってなんの会社?
このブログを開設しようと思ったきっかけは、「バリーズってメディアの会社でしょ?」と言われたことからでした。間違ってはいないのですが、弊社は海外旅行に特化したコミュニティメディア【TabiMUSE(タビミューズ)】を軸に、面白いツアーを企画したり、女子旅プロモーションに携わったり、旅イベントをプロデュースしたり・・・様々な展開をしています。
すべては、「旅体験を通して、まだ見ぬ”私らしさ”に出会う場所を創造する」という会社のミッションを実現するため。
この活動をもっと多くの方に知っていただきたいという思いで、このブログを開設しました。私一人では絶対に続かないので、社員とバトンリレー式にし(連帯責任感 笑)、セールス・クリエイティブ・マーケティングなどそれぞれのポジションから日々の活動や学びをシェアしていきますので、お付き合いいただけると嬉しいです。
バリーズ誕生のきっかけと、込めた思い
記念すべき1発目の記事は、弊社の軸であるメディア【TabiMUSE(タビミューズ)】について書こうと思います。
バリーズは2014年12月に創業した会社で、同時にTabiMUSEをリリース。現在6年目を迎えました。
「その場所に行きたくなるような、オシャレな旅メディアがないなぁ」という私自身のニーズから構想がスタート。
編集部がまとめるキュレーションメディアではなく、“実体験を元にした人の顔が見える旅情報”というコンセプトのもと「自分が旅に行くときに、どんな人の情報を参考にしたいか」ということを軸にメディアを設計しました。
これがTabiMUSE最大の特徴である“MUSE(ミューズ)”のはじまり。
編集部をあえて持たず、厳選した旅行者=MUSEが自ら旅行記を綴る【CGM(Consumer Generated Media)】という形でメディアを運営していこうと決めました。
そのため、MUSEの選定には最初からかなりこだわり、ブログやSNSを連日パトロール。素敵!と思った方に「TabiMUSEであなたの旅を発信して欲しい」という熱い思いを伝えました。
有難いことに断られることはほとんどなく、「私もそんなメディア欲しかったんです!喜んで!」というお返事をいただくことが出来ました。
記事執筆料0円!?MUSEとの信頼関係が現在の事業のタネに
TabiMUSEでは、記事を書いてくださっているMUSEに記事執筆料をお支払いしていません。今ではSNSのフォロワー数が10万人を超える方もMUSEにいらっしゃいますが、例外なく無償で記事を書いていただいています。
いつもイベントを一緒に盛り上げてくれるMUSEのみんなと。
そこには、「旅の魅力を発信したいという私たちの思いに純粋に賛同してくださる方にMUSEになって欲しい」という当初からの思いがあります。
この思いに賛同してくださる素敵なMUSEが集まりクオリティの高い記事を発信できているおかげで、有難いことに連日「私もMUSEになりたい!」というお声をいただけるようになりました。
今では250名を超えるMUSEに参加していただいています。
MUSEの活動としてはTabiMUSEで記事を書く以外にも、各国政府観光局さんからプレスツアーに招待されたり、トークイベントのゲストで呼ばれたり・・・MUSEになったことがきっかけて旅の領域で幅広く活躍する方も増えてきました。
この“MUSEとの信頼関係”のおかげで、5年経った今でも一般の方が書いているとは思えない良質な記事を発信することが出来ています。
“MUSE”に明確な定義があるわけではないのですが、
・年間3回以上は海外旅行に行っている
・自分らしいテーマを持って旅を楽しんでいる
・写真/文章のクオリティ
・旅の魅力を発信したいという純粋な思い
このあたりを大切にしています。
そして、この“ミューズを軸にしたメディア設計”が、思いもよらない効果を生み出しました。
それは、
読者の方々にとってMUSEという存在が、単に海外に詳しくTabiMUSEで記事を書くライターさんというものだけではなく、「旅を起点に人生を豊かにしている象徴」としてロールモデルになっているということ。
その結果、TabiMUSEの世界観に共感し、近い思考を持った女性と繋がり、自分自身も成長していきたいという向上心の高い読者さんが中心にいらっしゃるということに気付きました。
それを確信したのが、2016年に開催した“旅と学び”をテーマにしたTabiMUSE初のリアルイベント「旅MUSE NIGHT」でした。
「旅をライフワークにすること」をテーマにしたトークセッションや交流会を実施
実際に会うことで見えた、読者のリアルなニーズとTabiMUSEの展望
2,800円の有料イベントでしたが、定員80名が即日ソールドアウト。増員し、最終的に120人規模に。「あー、私たちに求められているものは、旅をきっかけにリアルに繋がれて、刺激し合える場所なんだ」と。
それからは、SNSやメディアなどの“オンライン”はもちろん、10人規模のワークショップから160人規模のイベントまで“オフライン”も大切にしています。
これが、他の旅行メディアにはないTabiMUSEのオリジナリティだと思っています。だからこそ、TabiMUSEの記事をきっかけにその場所へ行ったり、イベントやツアーに人が集まったり、まさに“人が人を動かすメディア”に成長したんだと思います。
そういった世界観ができてきた昨今はメディアでのタイアップに留まらず、大手旅行会社さんのパンフレットのクリエイティブ制作や女子旅企画の立案、SNSコンサルにイベント運営など多岐に渡り事業を広がっています。
ただ、冒頭にもお伝えした通り、私たちのミッションは「旅体験を通して、まだ見ぬ”私らしさ”に出会う場所を創造する」ということ。
これに関わることだったら、弊社のユニークなアセットを使って一緒に課題解決を全力でサポートさせていただきたいと思っています。
ということで今日はここまで。最後まで読んでいいただきありがとうございました。
次回は、TabiMUSEのコミュニティについて書いてみようと思います。
バリーズ株式会社CEO 野々村菜美