【Interview】「好き」を仕事にすると決めた。大企業ではなく、バリーズでなくては叶えられないコトとは?
今回はバリーズの広報・PRである平松 ゆい(ひらまつ・ゆい)さんに、これまでのご経歴や入社までの経緯、広報・PRの業務内容について語って頂きました。
―― 自己紹介をお願いします
はじめまして。平松ゆいと申します。
業務内容としては、主にB向け、C向けを含めた全体的なPR広報戦略をゼロから作り上げていくことです。PR業務としてプレスリリースの作成、メディアリサーチ、メディアへのアプローチや取材対応、さらにはPR担当としてより会社について理解できるよう、事業計画について代表含めメンバー全員と一緒に話しをする場を積極的に作っています。
さらにPRだけではなく営業も行っています。数字として成果が見える新規開拓をすることもあれば、「PRに繋がる営業」も。具体的には、この会社さんとこんな取り組みが出来たらバリーズとしての価値が高まるのではないか?という観点からアプローチしています。
スキルを磨き続けた10年
―― 前職では何のお仕事をなさっていたのですか?
新卒でPR代理店に入り、消費者向け商品やサービスといったC向けのPRを約4年半担当していました。
代理店なので、1人4〜5クライアントを常に担当します。取り扱うジャンルは、食品、書籍、美容品、ファッションなど様々でした。PRするためのコンセプトづくりから話題化させるまで戦略的に考えるような業務を担う一方、日々リリースを書き続けるといったことも経験しました。この4年半のおかげでPRの基礎を、しっかり学べたなと思います。
その後は大手のおもちゃメーカーに転職しました。前職のPR代理店時代に転職を考えた時、これまでメディアとクライアントを繋ぐ仕事をしていたので、転職するならそのどちらか側に行ってみたかったんです。今まで見れなかった部分を、見てみたいなぁと思って。
転職先で配属されたのは、自社商品のPRに繋がるオウンドメディアを企画から立ち上げ、そして運営まで担う新設された戦略室でした。メーカーに入って、しかもメディア立ち上げから運営までできる!クライアント側でもありつつ、メディア側でもあるなんて、まさに理想!と新しい事にチャレンジできることが楽しみで、とてもワクワクしたのを覚えています。
最初に担当したのは、2社協業で作る子供向けポータルサイトの立ち上げプロジェクトです。3年程、立ち上げから運営まで担当しメディアの基盤を作りました。その後はキャラクターの版権元への営業を担当する部門へ。戦略的な交渉を含めたプロモーション企画の立案や、商品の海外展開の交渉なども行い、アニメ制作のプロデューサーも担当しました。キャラクタービジネスを学びながら、本当に様々な貴重な経験を積ませて頂きました。
その後転職活動を経て、2019年の11月にバリーズにジョインしました。
―― バリーズに入社しようと思ったきっかけを詳しく教えてください
端的に言うと、自分の好きなことに携われる、且つ自分の今までのスキルを必要としてくれる会社で働きたいという想いを叶えてくるのがバリーズだったんです。
転職活動時の私は社会人歴10年目。この10年間は自分のキャリア形成においてテーマを持って過ごしていました。まずは「PRを学ぶ」ために新卒の会社を選び、次に「キャラクタービジネスを学ぶために」おもちゃメーカーを選んだりと。どちらの会社もすごい大好きです。けれど、自分がその業界がが大好きで働いていた訳ではなく、キャリアとして学びたかった。私にとって仕事って良くも悪くも生活の一部なので、楽しくないと嫌なんです(笑)。これまではそれなりに我慢もしながら頑張ってきたので、今後は自分の「好き」に携われる環境を選ぼうと考えていました。
決め手は自分の好きな分野で自分のスキルを活かせるかどうか
―― 実際の選考において、面接は何回されたんですか?
面接というより、顔を合わせる場が比較的多かった気がしますが、面接自体は2回程度です。
メンバーに会って、次に代表に会って、その後「課題」がありました。私の時はチームディスカッションをした後に「バリーズのPR戦略プラン」を考えるというものでした。そして内定を頂いた後にも「想いを伝えたい面談」をして頂き、その後も入社前にまた改めて顔を合わせるなど、対面でお話する機会はたくさんありましたね。
―― 「想いを伝えたい面談」…とは何ですか?
そういう正式名ではないんですけどね(笑)入社を決める前の話です。代表の野々村の方から「うちは今こういう人が必要で、ジョインしてもらったらこういうことをしてもらいたいと思っていて…」というのを、会社の状況を踏まえ、より具体的になぜジョインして欲しいのかを直接伝えてもらえた機会があったんです。何も隠さず素直にひたすら想いを伝えて頂き、本当にステキな人柄だなと思ったのを覚えています。そして最終2社で迷っていましたがバリーズに決めました。
―― 最終的な入社の決め手は何でしたか?
私の転職の軸として「自分の好きなこと」に携われる環境で働きたいと置いた時に、最終2社で迷っていました。
最後まで迷っていたのは、自分の好きなブランドのメーカー企業のお仕事で、国内外のマーケティングを任せて頂けるというお話でした。
正直そちらに行くと待遇面など条件も良くなるし、キャリアアップにつながる感じではあったので、本当に最後の最後までずっとずっと悩みましたね…。
けれど、デメリットもハッキリしていました。大手ならではの組織感です。
転職を考えるとき、正直縦割りの組織から少し離れたいという気持ちもあったんです。もちろん大企業のすべてがそうだとは思わないのですが、縦割りの事業部制や、人事制度などに少し違和感を覚えてたこともあり、ひっかかっていました。
ただそれだけでは判断が難しく、たくさんの人に相談していた時、ある人に「元々転職を考えた理由をもう1度考え直してみたら?」と言われ、ハッと気付かされました。
別に私はお給料を上げたい訳でもない。キャリアアップしたいから転職活動を始めた訳でもない。ただ社会人歴10年、これまでのスキルを「自分の好きなことに使いたい」だけなんだ。と改めて考えるようになりました。そうした時に、カッチリとした会社組織から1度離れたいという想いが湧いてきたんです。それに改めて気づいて時、なんかスッと楽になりましたね。今自分の好きなブランドの方の会社に行ったら、初めは良くてもいずれはきっと今と同じ思いになるかもと。
色々な欲は捨て、単純に自分が素敵だな、ここで働いてみたいなと思う会社に行くことに決めたんです。その方が自分の生き方に納得ができますし、より楽しく過ごせると思ったから。
毎日がギャップの連続だからこそ会社を創り上げていく楽しさを味わえる
―― ベンチャーというフェーズの会社に対してどのような印象を持っていましたか?
ベンチャーに対しての違和感は全然感じていません!
個人的にも、裁量を持って各々が強みを活かせて仕事ができる環境の方が好きで、居心地がいいです。それが大きい組織だとそう上手く機能しないケースって結構あったりすると思うんです。もちろん下の面倒を見なきゃいけないし、上のお伺いも立てなきゃいけないし、1つの企画を通すのにものすごく行脚しなきゃならない…というように。
でもバリーズはどちらかと言うと、個々の強みを武器にしている場面が多いですね。メンバーもそれぞれこれまでの経歴も違うので、個性と強みがあります。自分がやりたいと思うことを、積極的に発言すればチャレンジできる環境にはあるので、それはベンチャーだからなのか、バリーズだからなのか、ハッキリした答えは分かりませんが、私が求めていた環境にハマっているなという感覚はあります。
―― 前職で勤めていた大企業と比べ、ギャップを感じる点はありますか?
ギャップはもう…、正直毎日ギャップです(笑)。でも良いギャップ!ワクワクするんです。
大きい企業は良い意味でも歩むべき道にレールが敷かれていますが、うちは今はレールを創り中。レールの上を歩いてください・・ではなく、そのレール創りから全力で取り組んでいます。
あとはやはり人数も少ないので、コミュニケーションにおいての気遣いは重要だと感じます。規模が大きい会社だったら、特定の人と相性が合わない場合でも他で上手くやれば何とかやっていけると思うんです。でもバリーズは現状規模がとても小さいので、仲間として結束力を持っていないと、時間が経つにつれてしんどくなるだろうなと。ここは大きい組織にいた時の感覚とは大分違うかなという気はします。
もちろん、人数が少ないからこその良いところもあります。人数が少ない分、組織の透明性が高いということです。規模の大きい会社の場合、上手くその組織の中で立ち振る舞っていないといくらスキルが高くて仕事ができたとしても、上に上がれない人っていっぱいいると思うんです。逆に「何でこの人が上にいるの?」という人も。でも組織全体で1,000人以上もいれば、そういった点も何となく流されがちです。それに対して「何でこんな人たちと一緒の職場で仕事を頑張らなきゃいけないんだろう」と思っても、会社や組織を変えることって難しいですよね。だったら自分から抜け出せばいいと思うんです。
けれど、会社から抜け出すのって実は大変な努力が必要だとも思います。ある意味大企業にいると安定は担保されていたりするので、機会があれば出たいけど出ることへのメリットがあまり感じられないケースが多いのかと。結果的に「出たいけど転職活動って大変そうだからやめておく」といった考えになり、「だったらとりあえず今のところにいたほうがいっか」と安定された職場へ残りがちです。
しかしバリーズでは、そういった組織へのストレスを感じません。もっと色々なことにチャレンジしたいな!仕事を楽しめたらいいのにな!と素直に、ポジティブな気持ちを持っている人、是非ベンチャーへって、改めて思います。
「ベストな状態で最高のアウトプットをする」より良いものを創り上げるために必要なこと
―― 他のベンチャーにはない、働く上でのバリーズの特徴を教えてください
「ベンチャーほどベンチャーではない」ところですかね。
ベンチャーのイメージってバリバリで毎日遅くまでやって、皆でイェーイ!みたいな感じありませんか?(笑)バリーズの場合、裏でゴリゴリに働きまくってサービスを作ろう!といったトーンではなく、自分たちの生活も大切にしようというカルチャーがあります。なので、ほとんどみんな毎日定時で帰ります。「ライフスタイルを豊かにするために旅をする」といったテーマで事業を展開している会社なので、私たちもしっかりそのテーマを持ちながら仕事に励んでいます。とはいえ、スピード感はめちゃくちゃ早いので、そういった意味ではベンチャーだと思ってもらう方が良いと思います。ちなみにバリーズは有給とは別に旅行特別有給というのが5日もあるんですよ!私たちは自分たちのライフスタイルを豊かにすることも意識して、より良いものを創り上げようと日々努力しているので、なんだか毎日みんな楽しそうです。
―― 「より良いものを創り上げる」ために取り組んでいることはありますか?
例えば、仕事中でもメンバー同士で雑談はしたりするのですが、いざ会議が始まるとそれぞれが強い意見をちゃんと発言します。質も量もかなり濃いです。
何となくボーっとやっている会議というよりかは、モードを切り替えて集中して一気にアイディアをブレストし、その場で固まった仕事の担当者の割り振けまで進めたりします。普段は和気あいあいとして取り組んでいることも、パッとモードを切り替えて進めることも少なくないですね。
逆に、「今やってもいいものが生まれないから後日にしよう」とミーティングの時間帯や参加者の集中力を考慮して後日に回すこともありますし、集中力が途切れてしまう時は、みんな脱力モードに切り替えて休憩したり。集中モードと脱力モードが、どっちにも偏っていないところが私は好きですね。
―― 話は変わりますが、平松さんにとって代表の野々村さんとはどのような人でしょうか?
そうですね…溢れんばかりのアイデアをもつアーティスト、と表現すれば近いような気がします。
良いものを生みだしたい、そして周りにその想いや価値を伝えたいと常に考えている人です。なので、自分の作品をもつ、感覚が研ぎ澄まされているアーティストのような人かなと思います。
まわりの人たちを巻き込むための努力を欠かさず行い、自分の想いを織り交ぜながら巻き込んだ人全てを良い方向に導こうという姿勢には、やっぱり深い愛情を感じます。
実際に、その結果がこれまでの成功に繋がっていると思います。TabiMUSEというメディアの創出、これから着手していこうと踏み出しているコミュニティの形成といった部分は、完全に野々村だからこそ創り上げてこれたのだと思います。
また、入社したからにはとことんその人を信用するのが野々村です。
入社してもらうと決めたからにはこの人を信用する、という想いを強く持っています。なので裁量権を持って取り組むことができ、仕事のやりにくさは全く感じていないです。
メンバーそれぞれの役割を持って各々で業務に取り組んではいますけど、最終的にそれをまとめて方向性を定めるのは会社の代表である野々村です。時には方向性が固まるまで思い詰めるようなこともありますが、いざ決めた!となった時はスピード感をもって前に進みます。そうしたらメンバーである私たちが野々村の考えを信じ、各々が実力を発揮する。野々村のブレない想いに共感する人はとても多いので、愛される人間力がある人なんだと思います。
最後に、今の組織の状態も踏まえてどのような人がバリーズに合うと思いますか?
「高い自由度と大きい裁量を持って自分のスキルを活かしてチャレンジしてみたい人」が合うのではないかと思っています。ただ、「今いる環境が嫌だから出たい」だけの人は合わないかもしれません。
私自身、過去に大企業で働いていた時に、組織の中での役割がカッチリ決まっており違和感を感じていました。そしてバリーズという拓けた会社に来たときに、自由だからこそ、そして裁量が大きいからこそ、チャレンジすることが自分の成長に繋がる経験を短期間でたくさん体験しました。
何かから抜け出すことって本当に難しいとは思います。ただ抜け出せば、良いものも悪いものも、今まで見えなかったものは見えるようになります。大変難しいことでもありますが、きっかけを無駄にせずにチャレンジしてみると良いのではないかなと思います。
みなさんに会えることを楽しみにしています。ご応募お待ちしています!