LAに拠点を置くエレクトロ・インディーポップ・デュオのMagdalena Bay(マグダレーナ・ベイ)が遂にデビュー・アルバムをリリース。どこか懐かしいような、レトロでオールドスクールなスタイルに現代のアイディアが散りばめられた彼らの世界への招待状。今年耳にする最も魅力的で新鮮でエキサイティングなポップ・レコードの1つであるアルバム『Mercurial World』は、作詞作曲・プロデュース・演奏・ミックス・マスタリングなど全てMagdalena Bayによるもの。
時代を超越した音楽を生み出すMagdalena Bayは曲作りの痛烈なコツを持ち合わせている。インターネットによって儚さが破壊された世界で、破片を拾い集めながら新しい曲や新しい世界を、まるで新しいパズルをピースから作り上げている。」 - Rolling Stone
「聴くたびに磨きがかかっていく。」 - Billboard
「彼らのサイバーアート美学にはマニアックな手作りグラフィックが詰め込まれており、眩いバブルガム・ポップとフックの効いた90年代風サウンドのキャッチーさを強調している。」- The New Yorker
▼SNSを駆使して生まれた熱烈なファン層
アルバムは前作EP『A Little Rhythm and a Wicked Feeling』(パンデミック開始頃2020年3月リリース)に続く作品となる。昨年のパンデミック初期の中、予定されていたUKバンドKero Kero Bonito(ケロケロボニト)やNZバンドYumi Zouma(ユミ・ゾウマ)とのソールドアウト・ツアーはあいにくキャンセルとなったMagdalena Bayは、困難を乗り越える手法を見出した。それは隔離生活の中での繁栄、果てしないネガティブ・ニュースの超越、そして外に出れない状況の中で人々の関心を集めること。もともとネット社会の中で生きていた二人にとってはまるで来るべくして来たタイミングだった。SNSを駆使しながら自然発生的に熱烈ファンを増やし、ヒプノティックで儚い音楽を突発的に打ち放していった。
▼こだわりの日本語歌詞付きのミュージックビデオも制作
Y2K(2000年問題)風の没入型公式サイトをはじめ、デビュー・アルバムに際して潤沢なビジュアル世界を功名に設計したMagdalena Bay。アルバムからのシングル曲「Chaeri」「Secrets (Your Fire)」に関してはそれぞれMVの別バージョンとしてこだわりの日本語歌詞付きバージョンを制作。本人たち曰く「SNSやYouTubeでこれらの曲への反応が日本から届いていることに気が付いて、日本のファンとつながれる手段にしたかったの!」