破壊と再生 冥王星逆行開始
これまで全星座順行期間が続いてきましたが、
ついに4月28日5時2分より【破壊と再生】の星、
冥王星が逆行を開始しました。
この逆行は10月7日まで約5ヶ月間続きます。
冥王星は人々に【変容】を導く星です。
「変革」ではなく「変容」。わかりやすい変化というよりも、世界の奥底で人々の根源的なあり方をじっくりと変えていく星なのです。
この【変容】をもたらすにあたってキーワードとなるのが、
【破壊と再生】という言葉です。
たとえばサナギから脱皮して美しい蝶が生まれるように、あるいは自ら火に飛び込んで死ぬことで再び蘇る不死鳥のように、
ひとつ「なにか」を終わらせることで、新たな「なにか」を生み出す役割を持つのが冥王星なのです。
冥王星が司るのは、「なにかを始めるにはなにかを終わらせる必要がある」という教えでもあります。
冥王星は249年かけて12星座を一周する星で、ゆっくり深い影響を与えながら人々を【再生】に導きます。
冥王星は今、約14年という長期間を山羊座で過ごしている最中。
人々にじっくりと【終わり】と【新たな始まり】を授けています。
そして、ここからまた14年間行ったり来たりを繰り返しながら
【再生】へと進んでいきます。
こういった冥王星の働きは抽象的に聞こえるかもしれませんが、
実際に人々の価値観を大きく変えていくものです。
ただ、心の奥底で起こる変容なので、あまり意識されることはなく、自然に考えが変化していったように感じられるのです。
ゆっくりな分、逆行の影響も氣付きにくいですが、
これから約5ヶ月の冥王星逆行期間は、この「なにかを始めるにはなにかを終わらせる」を目的とするため、
なんらかのできごとがあなたに起こることがあります。
それは、人々が正しい【変容】に辿り着くために冥王星がもたらす【運命の整体】といったものです。
そして約5ヶ月後の逆行明けには心の深い部分が整理されるはずです。
4月27日の蠍座での満月から今回の冥王星逆行と、人々の深い心の世界が少し蠢き始めている予感があります。深く潜った人ほど、その後は高く跳び上がれます。潜る時はとことん潜るべきです。
そして本日4月29日0時42分に月が射手座に移動しました。冥王星逆行開始から一夜明け、月が蠍座から射手座に移動したことで、蠍座特有の深い妖しい世界から一転して、内側に潜っていた心が遠くに伸びていく感覚が訪れそうな氣の流れです。
VAGUE VAN VREEZE
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