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私見:心理資格の現実

心理の資格は一番箔があるのが「臨床心理士」になります。次いで「公認心理師」になりますかね。あとはまぁ民間(臨床もまぁ厳密には)となり有象無象レベルになってしまうのが現実かな。産業カウンセラーは一時期厚生労働省のお手持ちカードだったけどな・・・
臨床心理士、公認心理師はおおよそ似通った資格で大学院卒であれば、という感じ。
年間約2000人前後が受験して60%前後の人が有資格者になります。
金額的な問題は、高校生のときに目指したとして、大学~大学院~有資格となるまでおおよそ600万前後くらいかなと。それに普段の生活費、講習や合宿諸々追加で400万前後あたりかなと。合計1000万になるけど自分のバイトとか親の云々でまぁ工面できない、とも言いきれないかな。
有資格者になったら就職ですね。病院勤務、または個人のクリニックのお付きになるのが手堅いです。あとは福祉施設、子供支援とかも求人はある。院生時代に人脈作れば問題ないので皆さんだいたいは心理系のバイトしますね。
そこで経験積んで個人開業、または大学の教授等が一般的かな。
でも病院等の扱いもそれほど厚遇される事はなく、医師から見たら「精神科医の劣化・フォロー版」くらいにしか見てない。臨床・公認のWライセンスが「ぼくの考えたさいきょう」となるのですが大半は辞職して普通の会社にいてます。
何故なら一般企業のほうがはるかに給料は良い、心理の心得があると人間関係が楽だから、に尽きると思います。

さて民間資格となりますと資格1つにつき50万あればOK。学歴も必要ない、講習うければ誰でも、という所もあります。
まぁ民間なので法令遵守に乏しく、倫理観も薄い連中がメインです。
臨床の連中も大概ですがかなりマシではあります。
就職となると民間なので病院は確実に相手にされないですし、学校だと私学で非常勤でとかとにかく端役になるがまぁお勤めはできるかも?なレベルです。じゃあ民間で何やるか、となると心理の塾です。正直儲かるですよ。
あとは個人開業ですね。臨床の訓練されてる連中と雲泥の差があるけどまさに「経営の手腕」だけで乗り切れる場合が多数あります。

臨床は費やす時間は大学4年、院生プラス合格まで、となります。平均4~8時間は勉強に使う亊になる、その上に講義云々となるとバイトしてる暇も寝てる暇もなく、そして自分が心を病んで、という人が「通常運転」で行われています。心理のエライ方が「バスで帰りたい」と言えばバスを止め、「被験者が欲しい」と言えば自分、または知人を差し出します。まぁひどい体育会系なイメージが近いかも。
民間はまぁ100時間未満あれば資格取得可能な感じです。凄くライトでカジュアルな雰囲気の中、なぁなぁで進行していきます。ロールプレイも程ほどに、な感じ。

臨床・公認と民間の決定的な違いは「心理検査」これに尽きるかと。民間では確実に習得できませんしそれなりの機関の伝手も必要だし見立てや解釈なんかは絶対的に民間では不可能です。
法令遵守や倫理観は、臨床のほうが「多少はマシ」という感じです。民間でも臨床・公認のライセンス持ちでも依頼人に性的暴行とかあります。
カウンセリング技術に関しては臨床のほうが高い水準にはありますが「相性」の前ではほぼ無力です。そもそも技量を比較する亊ができないのはありますがね。

そんな感じですね。民間資格だと「産業カウンセラー」かな、近畿圏では「関西カウンセリングセンター」「プロカウンセリング協会」「HEARTカウンセリングセンター」「京阪総合カウンセリング」あたり。
あとは通信ですね。正直自分の勉強には使えるけど、という感じ。

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