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【オタク】「したい無理」をするオタク


長らくオタクをやっている中、私の性格を踏まえて大事にしていることがある。


それは、「したい無理」をするということ。

そもそもオタクは客観的に見れば「無茶しやがって……」ということをしがち。
(だからオタクなんだけども)

最近の私でいえば、


もう何十回も観た映画を観るために高速使っても往復2時間かかる映画館のレイトショーに通う。

おなかいっぱいでヘトヘトなのに、店頭に飾られてる等身大パネルを拝みたいばかりに同じファミレスを何店舗も回ってなんかしら食べる
など。

(同じファミレスを回ったオタクの話はこちら。ココスをよろしくお願いします。)


とあるバンドオタクの友人はコロナ前に全国ツアー全通してグッズもほぼ網羅してたけど、あれもオタクじゃない人が見たら明らかにヤバの所業。

とにかく無理すれば時間も金も労力もアホほどかかる。それでも楽しくオタクしてたのは、間違いなく「したくてしてる無理」だから。


何回観たってまだ観たいから行く。
パネルが拝みたくて、でももう来られる機会がなさそうだからがんばって回るし食べる。
前出のバンドオタクも「金なwwwww」って言いながらも楽しそうだったし。

昔はわりと「しなきゃいけないからする無理」みたいなのをすることも多くて、
「好きなんだからこのグッズ買わなきゃ!」って無理して買って後でそれを持て余したり、
「今日は〇〇だからこの写真撮らなきゃ!つぶやかなきゃ!」ってTwitterで無理やりつぶやいて、後で「やっぱこんなのやらんでよかったかも……」って落ち込んだりしたこともあった。

でも結局、そういう類の無理をしたジャンルは長く追えなかった。
推しが嫌いになったとかじゃなかったから、いわゆる「推し疲れ」を起こしたんだと思う。好きなことでいちいち嫌な気持ちになる自分が嫌になってしまった。


すごく好きだったものを楽しめなくなるあの感じは今でもちょっと切ないし、推しはずっと素直に「好き!推し!」って言っていたい。
だからこれからも、自分がしたい無理をしながら、マイペースにオタクでいようと思っている。

推し疲れに悩む方は、自分が本当にしたい無理を考えてみるのもありなのかもしれない。




隙がなくても自語りするオタクで申し訳ない。

マイペースといっても、ジャンルの品位を落としたり、周りに迷惑をかけるような振舞いはしたくないし、していないつもりではあるので、ご安心いただけたらありがたい。

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