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"Janie"セルフライナーノーツ
(かなり前に書いたと思われる下書きが残っていたので今頃公開します)
2019年の6月末、なんとなく自分のやっていたバンドもおしまいな気持ちに。ただ曲はたくさんあったのでひたすらアップロードしようと思い、何気なしにVacant Waveという名前を思いつき、弾き語りに産毛が生えたような楽曲を2、3曲アップしたところ大学の頃からの友人でバンドのベーシストだった三浦が「一緒に宅録しよう」と声をかけてくれて、その半年後にリリースしたのが"Janie"
Vacant Waveの第1作目でありベースと各アレンジを共に考えてミックス/マスタリングも全て行ってくれたもう1人のメンバー三浦望の唯一の参加作です🌾
なぜこの作風にしたのか思い出せないけど、弾き語りで作っていた自分の曲が見たことない形になっていく作業が楽しくてしょうがなかった。
A1 - Prologue
これはTravisのAll I Want To Do Is Rockのようにしたかった。前のバンドでもやっていた曲。
A2 - Youth
先行シングルとして2019年9月にリリース。色んな人に褒められて嬉しかった。今聴いてもポップだし、アレンジ考えるのが楽しかった曲。三浦のベースとミックスが良い。スピッツになりたかったんだと思う。MVは2人で吉祥寺に行ってスマホで撮ったものをつなぎ合わせた。懐かしい〜
A3 - Do You Love Me?
三浦のインスト曲。なんかドープな感じの作って欲しくてお願いした気がする。
A4 - Summer's End Traveler
これもアレンジ考えるの楽しかった。The PoliceのEvery Breath You Takeみたいなことをしたくて。かなり気に入ってる曲。
A5 - Everything Will Flow
これは初めて録った曲。作ったのも結構前で多分19歳の頃。演奏も雑でデモみたいな感じだけどなんかこの雰囲気が好きでそのまま入れてしまった。曲名はSuedeから拝借。
B1 - 傘を捨てて
前のバンドでやってた曲。アレンジは思いきり変えてヴェルヴェッツのRide into the sunからリフを引用。ドラムレスでノイジー。だけど曲は割と分かりやすい。
B2 - 廊下より外を眺め
古い曲。バンドも辞めたんだしギターロックから距離を取るのがカッコいいことだと思っていた。一番の変わり種だけど曲がそもそもちょっと暗すぎる感はある。
B3 - Ambivalence(Why Do I Love You)
三浦のインスト曲第2弾。もしかしたらアルバムを象徴するような1曲になっているのかも。
B4 - Same City,Another Street
一番最後に録音した曲。歌詞も直前でほぼ全て書き直して録音したはず。疾走感あるシューゲイズ/ポストパンクサウンド、曲自体は割とポップ。三浦が自分で考えたベースラインを弾けず、打ち込みで音を入れてたの覚えてる。またこの曲だけ使用ギターがエピフォンのコロネット(他の曲は基本的にバーニーのセミアコとヤマハのアコギ使ってる)で音の抜け方がだいぶ違う。元ネタはJoy Division/New OrderのCeremony。曲名に関してはThe Only OnesのAnother Girl, Another Planetのオマージュ。パクリ。
B5 - 君の季節
ラストの曲だから大袈裟なくらい分かりやすいアレンジにしたくて、狙い通り作れたと思う。UKロック大好きですな感じ。曲は19歳の頃作った気がする。
こんな感じで2年前に作ったアルバムのセルフライナーノーツ的なのを今頃公開。なんだか長くなっちゃった。まとめると日本語で分かりやすい宅録ポップスを作ることにフォーカスを当てて作っていた、という感じ。ちなみに三浦さんはいま地元に戻って元気にやっているみたいです。
おわり。