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ベトナムで有効なSNS広告まとめ!
前回はインターネット普及率が急加速するベトナムのSNS事情について書きました。今回はSNS広告について書いていきたいと思います。
ベトナムでは、日本と同様にモノやコトの認知・拡散・販売にはSNS広告を活用したマーケティングが欠かせないものとなってきています。
その中でも特にベトナムでの利用者数が多いFacebook、近年急増している動画投稿型SNS「YouTube」「TikTok」は効果的です。
■Facebook広告
ベトナムでのユーザー7,270万人を超えるFacebookは、広告のリーチが全人口の73.3%に相当します。Metaの独自ツールで公開された数字によると、ベトナムにおけるFacebookの潜在的な広告リーチは、2023年1月から2024年1月の間に650万(+9.8%)も増加しています。
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ちなみに、日本のFacebook利用者は2,600万人で世界的に見ると多いほうではないですが、ベトナムのFacebook利用者数は世界的に見ても多く、世界第7位です!
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前回の記事で、市場にいるご婦人がFacebookの動画をよく見ているという話や、私自身もFacebookを見ていたら動画広告が流れてきてそのまま課金をしてしまった!という話をしました。ベトナムではFacebookをコンテンツ視聴ツールとしても、また連絡ツールとしても多用しているので、Facebook広告は非常に効果的だと実感しています。
■YouTube広告
YouTubeのユーザー数は6,300万人。広告リーチは、総人口の63.5%に相当します。
ベトナムで人気のYouTubeカテゴリーは、エンターテインメント(音楽ビデオ、映画の予告編、テレビ番組のクリップ)、ゲーム(ゲームプレイ動画や実況動画)、教育(英語学習やプログラミングの講座)、ライフスタイルなどが人気です。
近年では日本に関するコンテンツ(アニメ・文化など)も人気を集めています。2023年から2024年までで広告のリーチ数の変化はなかったのですが、動画コンテンツの人気は高まっているため、今後需要は増々伸びていくと思います。
日本でもYouTubeは人気で、利用者数は世界第6位。ベトナムは9位となっていますが、2019年時点では約4,500万人だったので5年で1,800万人も伸びています。日本が抜かされる日も遠くないのでは?と思います。今後のユーザー数の推移に注目です。
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■TikTok広告
ユーザー数6,772万人、近年ユーザーが急増しているTikTok。広告リーチは、総人口の68.3%に相当します。
TikTokを運営するバイトダンス社のデータによると、TikTok広告は2024年の初めにベトナムの18歳以上の成人の92.6%に届いたとそうです。潜在的な広告リーチは、 2023年の初めから2024年の初めの間に1,800万(+35.8%)も増加したとのこと。
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世界と比較するとベトナムのTikTok利用者数は第5位。Facebookと同様に世界的にみてもかなり利用者が多いことがわかります。
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TikTokは、SNS広告を活用する上で、特に若年層をターゲットとする場合は今後増々欠かせない存在になってくると感じています。
■インフルエンサー活用
また、TikTok・YouTube広告に欠かせないのが、前回も少しだけお話をしたインフルエンサーの活用です。
インフルエンサー広告市場の広告支出は、2024年に8,702万米ドルに達すると予測されており、広告支出の予想年間成長率 (CAGR 2024-2029)は11.07%で、2029年までに市場規模は1億4,710万米ドルに達すると予想されています。
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今後も伸びていくとされるインフルエンサー広告は、しっかりと抑えておいた方が良いですね。
もちろん日本でもインフルエンサーを活用したマーケティングが行われていますが、いわゆる企業案件の増加で懐疑的な意見も増えてきているように思います。
しかしベトナムではまだまだインフルエンサーの影響力が強く、今後も伸びていく見込みです。
ちなみに、SNSとは少し離れますが、ベトナムではGoogleの検索エンジンシェアが96%(2023年時点)と言われています。SNS広告はもちろんですが、“特定の情報を探しているユーザー”へは「Google検索広告」も検討ができます。
今回、SNS広告をメインにまとめましたが、SNS広告やインフルエンサー活用に加えて、従来からある手法の「Google検索広告」などもうまく活用したマーケティングを行うことで、より効果的にモノ・コトへの認知・拡散・販売に繋がります!
まとめ
世界的にみても、ベトナムでのSNS利用者がかなり多いことにびっくりした方は多いのではないでしょうか?自分もそうでした・・・!
どの国においてもそうかもしれませんが、やはり様々な媒体、ツールを特性に合わせて立体的にプランニングすることが重要だと思います!
次回は、SNS広告やインフルエンサーを活用の先にある「販売」に注目して書いていきたいと思います!
ベトナムでは、デジタルの普及と共にEC販売も盛んになってきています。さらに、バイク文化ならではのバイク便も急増中!
次回、「デジタル普及×バイク文化」をお楽しみに!
ということで、ベトナムの広告についてもっと知りたい!効果的な広告手法を教えて!インフルエンサーを紹介して!という方はVACANCE VIETNAMまでご連絡ください!
ではまた次回!Hẹn gặp lại。