独特スタイル多し!ベトナムでの飲食店立ち上げ〜内装工事編〜
VACANCE VIETNAMでは飲食店開業サポートを行っています。
前回、飲食店開業についてまとめた記事はこちら。
今回は具体的な内装工事について書いていきたいと思います。
まず言いたいのは、当たり前ですが、パートナー選定が重要です。ローカルなベトナム現地企業はもちろん、日系企業も選択肢としてはあります。「ベトナム 内装会社」と検索するといくつか出てきます。
それぞれ以下のようなメリット・デメリットがあります。
ベトナムローカル企業
【メリット】
・圧倒的に安い
【デメリット】
・コミュニケーションが取りづらい(基本的にはベトナム語での会話となるため)
・工期が守られづらい(現場管理をこちら側がやらないとなかなか進まない)
日系企業
【メリット】
・日本語が喋れる
・日本と同じようにスケジュール管理をしっかりやってくれる
【デメリット】
・ベトナムローカル企業に比べると高い(それでも日本で工事した場合と比べると安い)
結論、最初は金額的コストは高くても日系企業にお願いした方が絶対に良いと私は考えています。
もしくは、あまりないのですが、ベトナムローカル企業で日本人スタッフがマネジメントする会社です。
私が今回依頼したのは、日系企業でありながらベトナムで実績が多くある企業です。
実際の内装工事の流れ
①(今回の物件は元々の図面すらなかったので)実測を実施
②「こんな感じにしたい」というイメージを伝えた上で、詳細打ち合わせ
③プラン(場合によってはパース)を出してもらう
④概算の見積もりが上がってくる
⑤地鎮祭 ※地鎮祭の話は後述!
⑤解体
⑥工事開始
驚きだらけの地鎮祭
ベトナムでも日本と同じように、工事の安全を願って地鎮祭を実施します。ですが、日本と違ってなかなか独特な地鎮祭でしたので紹介します(笑)
いきなりですが、地鎮祭を予定していた日、現場監督に「今日は日が悪いから明日にしよう」と言われリスケになりました。(吉日ではなかったからだと思うのですが、当日に言われると思っていなかったので驚きました笑)
翌日、日本と同じようにお供えものが置かれていたので、宮司さんのような方が来てくれるのだろうと思っていたら、なんと現場監督が作業着(ポロシャツ)で地鎮祭を始めました!
現場監督なので、当然普通に仕事の電話がかかってきます。まさか地鎮祭中は電話に出ないだろうなと思っていたら、普通に出るんですね(笑)
耳と肩で電話を挟んだ状態で線香を焚いたり、ご祈祷したりと、なかなか忙しいビジネスパーソンスタイルの地鎮祭でした。
ちなみに線香で両手塞がったままでも電話をしていましたので、よほど大事な電話だったのでしょう(笑)
儀式や様式にとらわれない感じというか、ベトナムならではのゆるさというか、日本にいたら味わえない衝撃的な地鎮祭を経験させてもらいました。
スケジュールのない内装工事
工事が進んでいく中で、「工期の後半くらいに社長が見にいきますね」というと、「来ない方が良いです!」と言われました。どういうことかと聞くと「ベトナムでは工事の立ち上がりがすごく遅く、引き渡し日まで残り4分の1くらいになると急激に速度が上がるんです!」とのこと。ケツ合わせで作業を進めるみたいなのですが、本当にそのような感じで、終盤に向けてどんどん作業スピードが加速していきました!笑
一応なんとなくのスケジュールはあるのですが、日本のように細かく決まってなく「大体この位までには・・・」とアバウトな感じで進めていき、終わりに近づく頃に引き渡し日が改めて決まる感じです。
ただ、メリットもあって、良い意味でゆるさがあるので追加依頼にも柔軟に対応いただきました。
工事も終盤に差し掛かる頃、「一度張った床をやっぱり張り替えたい」とお願いしたのですが、家具の搬入も重なってしまいました。それでも文句を言わずに、家具を動かしながら綺麗に仕上げをしてくれました!
こちらの要望にしっかり答えてくれて「できません」と言われることもなく臨機応変に対応していただけたのもとても良かったです。
また、デザインを含めた内装のクオリティもとても高かったですし、本当に朝から夜までしっかり働いてくれます!(昼間の休憩はしっかり2時間程とります笑)
特に終盤は夜遅くになっても働いてくれていました。(前半とのギャップにとても驚きました笑)
ベトナムで内装工事をお願いする時のポイントをまとめると以下です。
・初めて頼むなら日系企業(もしくは日本人が窓口の企業)
・スケジュールにはかなり余裕をもって
・依頼側も現状を把握しておく
・柔軟に対応をしてくれるので何かあればその場で指示
ベトナムの国民性を踏まえた上で、一緒に進めていくのがベストなやり方かと思います!
まとめ
最初から最後までベトナムらしさ満載の内装工事でした!
ベトナムでのパートナー選定は本当に大切だなと感じます。
ちなみに、内装工事は一旦終了したものの、追加依頼をさせていただきまだまだ工事中です。もちろん追加依頼も柔軟に対応いただけています(笑)
ちなみに、ベトナムの内装デザインの会社は家具の工場を持っているところも多く、家具も含めたデザインの提案をしてくれたり、すぐにオリジナル家具を作ってくれたりします!
「家具」のお話しは次回に。
ということで、ベトナムで飲食店を開業してみたい!店舗探しや内装工事までのノウハウがなくて困っている!もっと生の情報が欲しい!という方がいれば、VACANCE VIETNAMにお気軽にお問い合わせください!
ではまた次回!Hẹn gặp lại