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#179 ニカラグア湖に浮かぶヒッピーが集まる島『オメテペ島』へ!🇳🇮
1/20 グラナダからチキンバスでリバス🚌/サンホルへ港までフランス人の初老夫婦と相乗りタクシー🚕/フェリーでオメテペ島・モヨガルパ港🚢
朝飯にインスタント麺を食べるのは背徳感がある。たまになら良かろう。
今日はニカラグア湖に浮かぶオメテペ島へと向かう。昨夜お話しした24歳のKさんはこれからコスタリカ国境まで行くため、リバスの町まで一緒に行くことにした。彼がホステルのスタッフにバスターミナルの場所を聞いてくれ、10時半前にホステルを出た。昨日よりも通りが賑やかだなと思ったら今日は土曜日だったので納得する。長期間旅をしていると曜日の感覚が無くなるのは旅人としてはあるあるだ。
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バスターミナルに到着するとスクールバスを改造したチキンバスが並んでいた。運賃を確認すると、リバスまでは100コルドバ(403円)で、二時間ほどだという。チケットとは思えない付箋をもらって席を確保した。乗り込んで来た売り子のお母さんから袋に入ったカカオのジュースを15コルドバ(60円)で買う。ニカラグアはカカオの生産でも有名だとどこからか聞いた。
11時過ぎ、チキンバスは出発した。乗客が多くて立ち乗りの人も多い。ところどころで雲行きが怪しかったのだが、運良く降られずに済んだ。
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Kさんと旅の情報交換や帰国後の仕事についての考え方などを話しながら、バスは南を目指して進んで行く。
リバスの町に着いたのは13時丁度だった。激混みのチキンバスからバックパックを持って這い出て、Kさんと一緒に歩き出したところで、後ろからタクシーの声が掛かった。後部座席を見ると、バスで一緒だったフランス人の初老夫婦が乗っている。彼らもオメテペ島に行くということだったので相乗りさせてもらうことになった。Kさんはリバスのバスターミナルからコスタリカ国境を目指すので、急ながらここでお別れになった。惜別の2ショットを撮ってタクシーに乗り込んだ。
「道中お気をつけて!」「お互いに気をつけて行きましょう!」
彼が無事に国境を越えられることを祈った。
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フランス人夫婦の女性の方が英語にもスペイン語にも精通していてタクシー料金を交渉してくれて、60コルドバ(242円)になった。本当はもう少し安くなったと思うが、せっかく交渉してくれたのでこの金額で手を打つ。5分ほど走ってサンホルへ港の入り口に到着した。外国人はこの入り口で港使用料の1ドルを支払う。
現在13:15。13:30発、モヨガルパ行きのフェリーに乗れるかと思ったが、小さな船だったらしく店員オーバーで乗れなかったので、次発の14:30フェリーを待った。港には食事処があったが、若干値段高めだったので、持参したクッキーで我慢した。
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14時、係員の持っていた用紙に名前・パスポート番号・国籍・チケット番号を記入して入場する。チェ・ゲバラの顔が描かれた船も停まっていて少し興味深かった。船の前で係員にチケットを渡して乗船し、最上階の席まで上って席を確保した。湖からの風が心地よい。太陽が時々雲から出ると陽射しがキツいけど。
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フェリーは汽笛を鳴らして、時間ちょうどに出航した。フェリーが水上に出ると風が強く吹いてきて気持ち良い。速度は10〜20km/hくらいだろうか。一時間強の豪華な航海が始まった。肌に当たる風の気持ちよさと旅の疲れも相まって船上で寝てしまった。
15:46、オメテペ島モヨガルパ港に到着した。今日のホステルはモヨガルパの町中にあるので歩いて向かう。
「バイクレンタルしないか?」と声をかけてくるが、今日はこのまま町で夕食を食べるだけなので、断った。
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一泊8ドルの「Hostal Tortuga viajera 」が今回の宿である。5つベッドがあったが、同室人はいないので実質貸切状態だった。メイン通りで比較的リーズナブルな店を見つけ、アロスコンポリョ(チキン入りライス)を注文すると、炒飯のような焼飯が出てきたのには驚いたが、久しぶりの醤油ベース仕立てに満足した。味付けはそこそこだが、米をしっかり食べられることに感謝した。湖の辺りまで歩いていき、日の入りを見届けた後ホステルに戻り、ハンモックで一人優雅な時間を過ごした。
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