#204 日本帰国まで残りわずか!世界最大の日本人街「ロサンゼルス・リトルトーキョー」へ!🇺🇸
2/25 海外最大の日本街「リトルトーキョー」、日本文化の特異性
2/26 この旅最後の空港泊!✈️
今日は3日間お世話になったホステルから別のホステルへと移動する日だ。新しい宿はハリウッドブルバード沿い、チャイニーズシアター前のホステル「Samasun Hollywood」を予約した。
12時にチェックアウトを済ませ、重いバックパックを背負って大通りを西に進む。チャイニーズシアターまでは30分近くかかるので少々大変である。メトロに乗れば1駅隣で3分もかからないが、それだけのために運賃1.75ドルを費やしたくはない。しかも、おそらくこの移動がこの旅で最後のバックパックを持った移動になると思われる。世界一周をしてからずっと、こいつとは一緒だった。
「これがお前を背負って歩く最後の移動かもな。」
重くて大変な奴だが、一緒に旅をしている間、いつのまにか愛着が生まれている。
彼女かよ。知らんけど。
ロサンゼルス初日にも通ったウォークオブフェームを歩いて、新しいホステルに到着した。
チェックインは15時からということだったので、荷物を置かせてもらい外に出た。
今日の目的地は海外で最大の日本人街「リトル・トーキョー」だ。帰国直前に日本を感じに行くのもどうかと思ったが、ロサンゼルスに来てリトル・トーキョーに行かないのは日本人として無粋と思われるので向かうことにした。
メトロHollywood Highland駅からは、まずUnionStationに向かうことにした。明日空港までのバスがここから出ているので、今日までに乗り場を確認しておく必要がある。メトロカードに一回分の運賃をチャージしていると、後ろからホームレスの身なりをした兄ちゃんが
「やり方わかるか?」
と話しかけてきた。
「分かるよ。大丈夫。」
そう言ってもやたらとしつこく教えようとしてくる。
(...これは後で恵みを求められるやつだな。)
案の定だった。こういうことだけは変に予測がついてしまう体になってしまった。
申し訳無いが今の私に喜捨の余裕は無い。ごめん、と言って改札を通った。
大きな駅であるユニオンステーションの東口から、「Flyaway」というバス会社が空港まで出ているので、その位置を確認した。その後、再度地下を潜って西口に出て、そこからリトル・トーキョー方面へと歩いていく。途中の公園でヒスパニックの伝統衣装を着た集団がお祭りをやっていたので少し見学した。
この辺りも相変わらずテント生活者が多い。家賃が高すぎて契約できないアメリカの物価事情が垣間見える。日本も将来こうなってしまうのだろうか。
13:58、目的地「リトル・トーキョー」に到着した。久々に見るひらがな・カタカナ・漢字!だんだんと興奮してきた。
茶碗やセンス、お皿、人形、アニメ、ありとあらゆるものが置かれ、売られている。値段は言わずもがな高いけど。
この地区最大のスポット「日本村プラザ」の中に入ると日本の情緒が確かに感じられる。約一年間、世界の色んな国々を歩いてきたが、やはり、日本の文化はこれまでに訪れた国のどの文化とも異なっている。そこには、日本古来の伝統を大切にし、かつ外国から伝来したものを日本人の好奇心として取り入れ、噛み砕き、さらに発展させ自分たちのオリジナルとしてきた数千年来の文化がある。
この素晴らしさを感じることが出来るようになったのも、この旅を続けてきたが故の副産物と言えるかもしれない。なんか嬉しい。
日本食スーパーにはお弁当も売っていて、かなり心を揺さぶられたが、二日後の帰国まで取っておこう。
日本庭園を見て、HigashiHonganji(東本願寺)もあった。境内には入らず、外から見学するだけにした。
さて、もう15時である。お腹が空いた。アジア向けスーパーがあったので、キンパ&カクテキ(8.07ドル=1210円😇)を購入し、ベンチに座って食べた。日本食を選択しなかったことからの妥協となってしまった。韓国料理ならば、まあ良いだろう。なかなか美味しかった。
17時、さらにスペースシャトル模型が展示されている区画にも行ってみたが、あまり違いは感じられなかったのでメトロに乗りホステルへと戻った。
夕食は玉ねぎと卵の残りがあったので、コンソメ味のスープを作った。日本人も何人か泊まっているらしかったが、話すことはなく就寝した。
次の日、世界一周の最終日だというのに雨が降っていた。今日はどこにもいく予定はない。強いて言えば、またグリフィス天文台まで赴いて時間を潰そうとしていたが、あいにくの天気だったので気分でもなかった。ここのホステルの朝食は豪華なもので、ベーグルもオレンジも取り放題だった。
今夜は空港泊をする予定だ。残念ながらロサンゼルス国際空港にはプライオリティパスを使えるラウンジはないらしいので、空港内で食べる夕食&朝食を確保しなければならない。にもtっを置かせてもらってホステルをチェックアウトし、ホステル目の前にある薬局のようなお店でバナナ6本、りんご、ベーグル、ポテチを購入した。合計8.58ドル(1287円)。
そのあとは夜の6時までショッピングモール「オーベーションハリウッド」でひたすら時間を潰した。雨で若干肌寒い。
18:02、全ての荷物を持ち、ユニオンステーションに向かった。ここから送迎バス「Flyaway」でロサンゼルス国際空港(LAX)に向かう。
昨日は係員がいたが、今日は雨のせいか駐在していなかった。大きな荷物を持った人たちがたくさん集まっていた。
18:38、雨の中、バスがやってきた。バスの運転手に尋ねたが、現金は使えないらしく、カード払い9.75ドル(1471円)だった。
「どの航空会社を使う?」「ZIPAIRです」
ロサンゼルス国際空港は成田と同じく、各航空会社でターミナルが区別されているらしい。親切にも、自分が降りるターミナル番号を教えてくれた。
19:40、空港に到着。空港内の手頃なベンチに座り、夕食として買ったベーグルや、前日に購入したカクテキを食べながら、ブログ記事を書き進めた。
明日はいよいよ日本へ帰国する日となった。最後の最後まで空港泊。自分らしい旅が出来て満足だ。
322日間の世界一周。今まさに、この旅が終わろうとしている。