#85 バックパッカーの聖地!?ダハブ滞在。そしてカイロへ🇪🇬
7/17〜19 ダハブで泳ぐ⛱️/海辺でマンゴーシェイク🥤/10ポンドの激安サンドウィッチ🥙
早朝4時に今日のホステル前に着いたが、当然受付には誰もいない。門が空いていたのでこっそり侵入し2階まで上がったりしてみたが、ソファーで誰か寝ていたので音を立てずに入り口まで戻った。ホステルの入り口には頃合いの長ベンチがあったので自分の荷物に注意して横になった。エジプトにはハエが多くて鬱陶しい。「五月蝿い」とはよく言ったものじゃ。蚊にも3箇所ほど刺されてしまった。
午前6時にソファーに寝ていたエジプト人が起きて、「ごめんごめん、どのくらいここで待った?」と聞いてきたので「そんな待ってないよ、2、3時間かな」と伝えた。
快く迎え入れてくれたのだが、彼はこの宿のオーナーではなかったらしく、ドミトリーベッドに寝ていたオーナーに「チェックインは13時からだ」と言われてしまったのでバックパックだけ置かせてもらい外に出た。アーリーチェックインはできなかったが、寝かせてくれようとした彼の親切心はありがたかった。
さて、どこかで仮眠を取りたい。町内を歩いているとファラフェルサンドウィッチが売っていたので買ってみた。15ポンド(¥68)と安かった。ダハブ滞在中に幾度となくこの激安サンドウィッチにお世話になったが、「ムサカ」という、ナスとじゃがいもをトマトで煮てパンに挟んだものが大好物になった。
腹が膨れ、ダハブ海沿いの道端で目を閉じていると、白い服の警察官のおじさんが足でツンツンやりながら「大丈夫か」と声をかけてきた。体調がすぐれない奴に思われたらしい。「大丈夫」と伝えると戻っていった。カフェに入り、マンゴーシェイクを注文して3時間くらいやり過ごしているとようやく時間になった。
Deep Blue Divers Hostel 。宿泊サイトで安かったので予約したこのホステルは日本人に有名な宿だったらしく、自分以外にも二人日本人がいた。そのうちのひとりはダイビングライセンスを取りに来たという。18mまで潜れるオープンウォーター、35mまでのアドバンスドウォーターまで取って、費用は500ドル(約7万円)らしい。自分はフィリピンのセブ島で取得済みなので今回はパスした。
ベッドで少し仮眠した後、再度街に繰り出す。ダハブでは日本食が食べられると聞いていた。最後に日本食をいただいたのはネパールのポカラだったろうか。再度ここらで日本をチャージしても良いだろう。セブンヘブンホテルの上にある日本食屋にお邪魔した。受付には「世界の村で発見!こんなところに日本人」のステッカーが貼ってあった。
チキンカツ丼を注文した。出汁が効いていて最高だ。日本食は本当に世界一の料理だなと改めて思った。
翌日はダハブブリッジの下で泳いでみた。水中ゴーグルを日本から持ってきていたので潜ってみるとカラフルな魚が沢山いた。岩場の穴を覗き、ウツボが口を開けていたのを見た時は一瞬ドキッとした。顔が恐ろしい。海のギャングとはよく言ったものだ。そして泳いでいると、見覚えのあるものが海の中に浮かんでいた。それはなんと自分の財布だった!しまった、ポケットから出すのを忘れたままだった。危うく紅海に紛失するところだったが間一髪、後悔せずに済んだ。まあだじゃれでも言っておこうかい。
ベンチで休んでいると日本人の方と出会した。実は昨日の夜も話しかけようとしてくれたようだが、その時ゴープロで撮影していた自分を気遣ってくれ、声をかけなかったらしい。彼は今年定年を迎え、仕事を終えたら若い頃のようにまた世界を旅しようと決めていたという。19歳の頃、ニューヨークで数ヶ月働いて金を貯め、それを旅行資金に充てていた時代があったらしい。1ドル240円の時代だ。そういう若者が結構いたのだとか。
「しょーもない奴らだった笑」と自虐的にいうのが彼の面白いところだ。彼はそう言っているが、昔を懐かしんでいるようにも感じた。LINEを交換して、カイロで再会することを約束して別れた。
ダハブは夜が本番らしい。町の通りには多くの人が行き交い、流れている。ホステル近くのスーパーマーケットはかなり充実していて助かった。値札がなくて値段が分からない時は店の中央にスキャナーがあるので自分で当てて調べるというシステムが面白かった。
ダハブは小さい町でこれ以上見るところは無さそうなので明日カイロに向けて出発することに決め、ホステルから1分のところにあるGo BUSというバス会社で22時発のチケットを取った。330EGP(¥1510)だった。
「カイロは世界一の都市だ。これほど面白いところは他にない。5000年を誇る巨大な都市、クレイジーな人々。刺激的な毎日になるのは間違いない。」と、ホステルにいたエジプト人は熱を帯びて語ってくれた。カイロでの滞在が楽しみである。
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