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#178 マサヤ火山へショートトリップ!🇳🇮

1/19 ホステル変更/グラナダ食堂へ/ローカルバスでマサヤ火山へ🌋/ホステルで出会った日本人青年

昨日同様、7時に起床してプール沿いのベンチに座った。風が心地よい。そういえば、アジアカップの日本vsイラク戦が今の時間やってるはずだ。YouTubeのライブ配信をみると0-2で日本が負けているという情報が入ってきた。
「うそだろ。歴代最強といわれる今の日本代表が...?」
後半ATに遠藤航がゴールを決めて一点返していたが、スコアはそのまま1-2で敗戦した。でも正直良かったとも思った。今のうちに冷や水を浴びせられた方がチームの気が引き締まるだろう。簡単な勝負は何一つないし、常に全力を出さなければ勝利はやって来ない。

ホステル内
セカンドホステルの外観!

グラナダは個人的に気に入ったのでもう一泊延泊することにした。新しいホステルに移動した。こちらの宿の方が少し安かったためだ。
チェックイン後に食堂に行くと、昨日食べられなかったライスがあったので鶏肉と一緒に注文した。100C(403円)だった。
「どこから来たの?」
と店のお母さんの息子と思われる少年が話しかけてきた。
「日本からだよ」というと、「BTS?」「それは韓国だね」
ニカラグアまでBTSが届いているとは凄いものだ。
再び町を歩いていると両替商がいたので、コスタリカ通貨も交換できるか聞いたら出来るということだった。レートはかなり悪かったが、1350コロン(388円)くらいだったので応じることにした。65コルドバ(262円)になった。
ホステルの帰り道、夫婦が買っていたフレスコという袋に入ったジュースが美味しそうだったので25C(100円)でカカオ味をお願いしてみた。ニカラグアもカカオの名産地だったように記憶している。冷たくて体温を下げてくれる。

米にあり付けた!幸せ!
食堂
フレスコ カカオ味!

今日のうちにマサヤ火山に行こうと考えた。
14:40、ホステルから1ブロック先にあるバスターミナルからマナグア行きのローカルバスに乗り込む。
「ボルカン・マサヤには行くよね?」「行くよ!」
乗客も良い感じに集まっており、自分が乗り込んでから5分もせずに出発した。しばらく走ると呼び込み係の兄ちゃんが運賃の徴集に来た。
「ボルカン・マサヤまではいくらだい?」「30コルドバ(121円)だよ」
すごく安くて助かるぜ。バスは国道4号をスピードを出して走り、15時半にマサヤ火山の入り口で自分を下ろしてくれた。

バス停
マナグア行きなので途中のマサヤ火山で降りる。
定員になったら出発!

「VOLCÁN MASAYA」の看板が出迎えてくれる。門にいた係員に尋ねる。
「¿Dónde puedo comprar un boleto?(チケットはどこで買えるの?」
「¡Aqui!¿Hablas español?(ここだよ!スペイン語話せるのかい?)」
「Un poquito, yo aprendo.(少しだけ、学習中)」
と、ここまではスペイン語を話したが、国際的な観光地とあって係員は英語を話せた。
「How much is the entrance fee?(入場料はいくらですか?)」
「10US dollars.In Cordova, 367C.(10米ドル。現地通貨で367コルドバだ)」
係員は続ける。
「This parking is closed at 5pm. What do you want to see? Magmas?(ここの駐車場は5時で閉まるぞ。何が見たいんだ?マグマか?)」
「Yes.(そうです)」
「You wait until 4:30. The bus is coming, and it’s free.(4時半まで待つんだ。無料のシャトルバスがくるから」
「OK. Thanks!(わかったサンキュー!)」
駐車場が5時に閉まるということは、火山以外の見どころもあるのだろう。

マサヤ火山入り口で下ろしてくれる。
立派なモニュメントがある
16時半からしか入場できないらしい。

ベンチでブログを書いて過ごす。

16時半、車両が集まってきて入り口が混雑してきた。10ドルを支払い黄色いリストバンドと領収書をもらった。
「あの白いバンに乗ってて」
無料シャトルは16:35に動き出した。土や岩が黒く、別の惑星のようである。15分ほどで火口前に到着した。マグマの煙が空へと昇っていて、ガスの匂いも感じとれる。
「19時半に迎えにくるよ」
そう言ってバスは戻って行ったがここに3時間の滞在は長過ぎると思った。

入場料10ドル。もちろん現地通貨でも可
リストバンドをくれる
無料のシャトルバス。これで火口まで行ける
土が黒い

降りて早速火口を覗いてみたが、角度と煙によりマグマは見えない。陽が落ちないと赤く見えないようなので、この時間を使ってプチ登山を開始した。まず向かって右側、十字架のある丘に登ってみる。階段がずっと続いていて、登るだけで足が笑いそうになる。全く脚力が落ちてやがる。そこから火口の反対側を見ると、ニカラグアの地平線が一望出来て絶景だった。

火口逆側。絶景かな〜
長い階段。体力不足。
十字架✝️
なんか万里の長城みたい
火口から煙が
まだ何も見えない

次に火口向かって左手に延びている山道を登りきる。ここも以前は火口だったようで、1772年を最後に、現在火山活動を休止しているらしい。
そこから展望台に向かった。ちょうど日の入りの瞬間だった。太陽が沈む瞬間を見ると、
「太陽の動きって意外と速いんだな」
といつも思わされる。数百年前まで天動説が主流だったのも頷ける。

現在は休火山
日の入りです🌆
煙すごいな
反対側。湖が見える。

さて、陽も落ちたので再度火口へと向かってみる。多くの観光客が集まっている。残念ながら最前列しかマグマを見れないのだが、優しいおじさんが「ここから見な!」と言って場所を譲ってくれた。火口は煙が赤く立ち、穴の隙間から赤いマグマが見えている。思っていたより小さめの穴だったのでハワイのマウナケア火山のような想像をしていた自分には少し物足りなかったが、地球の鼓動を感じられる場所としては気軽に来られてお得だと思う。

溶岩が見える
赤い

その後の時間を潰すのが大変だった。現在6時半。バスが来るまであと一時間もある。ツアー会社の人も自分が退屈にしているのを見かねたのであろう、「200コルドバ(805円)でグラナダまで連れていくぞ」と提案してくれたが、自分は無料のを待つことにした。星空が綺麗でオリオン座がよく見え、時々流れ星も落ちている。
「無事に帰れますように」
この時願ったことはこれだけだ。19時半近くにもなると、他の観光客の車は一つもなかった。

星空🌌

結局、シャトルバスがやってきたのは19:45だった。往路も一緒だったフランス人3人と一緒に乗り込んで、マサヤ火山の入り口まで戻ってきた。
20時、グラナダ行きの流しローカルバスを待つ。フランス人3人も今日はマサヤの町に泊まるということで同じ方向だ。彼女たちの情報によると、20:30がラストバスということだった。
3分ほど待つとバスが向かってくるのが見えたので手を挙げて合図をする。
「このバスはグラナダまで行く?」
とフランス人の一人が運転手に聞いてくれたが、マサヤ市内までだという。運賃は15C(60円)。マサヤ市内のバス停から乗り換えてグラナダまで戻れるとのことだった。

帰りのバス
乗り込む
中は激混み

20:15、マサヤのバス停で降りた。このバス停で待っていればグラナダ行きのバスが拾えるらしい。すぐにやって来たのは激混みのバスだったが、これに乗って帰りたい。開けっ放しのドアにしがみついてグラナダまで戻った。こういう経験は日本では絶対に出来ないので、そう思うと何だか嬉しい気持ちになる。
マサヤ市内からグラナダまでは20C(80円)。ニカラグアは公共料金が安くて助かる。
20:50、グラナダに戻ってきた。ホステルに帰ると、アジア人の顔立ちをした青年がいた。
「Where are you from?」と聞かれたので「From Japan」と返すと何故か英語で「僕も同じだよ!」と彼がいう。
彼はKさん24歳。1か月間メキシコを横断してきて、これから南米最南端ウシュアイアまで陸路で目指し、可能であればそこから南極にも行こうと思っているようだ。ヒッチハイクを多めに旅をしているらしい。ベリーズからグアテマラに入り、ホンジュラス、エルサルバドル、そしてニカラグアへと旅をしてきたとのこと。しかし何かのミスなのか、ホンジュラス以降の3ヵ国目で5日間しか入国許可が出なかったらしく、明日コスタリカへと抜けなければいけないらしい。なかなかタイトな旅をしているなぁと思った。彼は南へ行き、自分は北に行くのでお互いに旅の情報を交換した。それから身の上の話や、帰国後の仕事はどうするかといった話をした。
世界196カ国中、北朝鮮を除く195ヵ国に行った経験があるアメリカ人もこの宿に泊まっていて、三人で日本の温泉の話などで盛り上がっていた。彼は以前の旅行で3か月だけ日本にいたらしいが、世界一難しい言語と言われる日本語をまあまあ話せていて我々を驚かせた。ビットコインの大金持ちらしい。羨ましい。

今日はかなり疲れた。明日はニカラグア湖に浮かぶ島、オメテペ島へと向かおうと思う。

グラナダ帰還!

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