#118 自然あふれるカラフルな町、サレント!🇨🇴
9/20〜22 サレント滞在/コーヒー農園☕️
21時のサレント行きバスはTerminal del sol(南バスターミナル)から発車するので、17時にホステルをお暇し、メトロで最寄りのポブラド駅に向かった。帰宅ラッシュと重なって少々大変だった。ポブラド駅の降りたところの、昨日と同じ焼き鳥屋台で一本3000ペソ(111円)で買って食べた。顔見知りになったおっちゃんに「どこ行くの?」と聞かれたと思ったが、その時はよく聞き取れず「グラシアス」とだけ言ってバスターミナルに向かってしまった。早くその場で理解できるようになりたいものだ。
バスターミナル内で夕食をとる。BJA.Cerdo(豚肉だと思う)と書かれたプレートを注文して腹ごしらえをした。コロンビアでは定食を頼むと水の代わりに赤い果物のジュースが付いてくるらしい。
まだまだ待ち時間はあったが、ここではWi-Fiが使えたので、YouTubeで「美味しんぼ」を観ながら時間潰しをした。
21時丁度にバスは来た。これから向かうサレントという町は欧米人にはよく知られている町のようで、自分の他に4、5人の欧米人と一緒になった。自分は一番後ろの座席で、気にせずリクライニングシートを目一杯倒して仮眠した。
出発から約6時間で、サレントの町に到着し、それぞれがホステルを目指してバックパックを背負い、まだ暗い町の中を歩いていく。
宿の前に着いたが、まだ4時だったのでインターフォンは押さず、町の中心にある広場のベンチに横になった。野犬3、4匹が自分の後を付いてきて、一緒に寝た。かなり冷えるので、ウルトラライトダウンを着込んだ。
6時になり、早起きの宿泊客がドアから出てきたので、「入ってもいいですか?」と問うと、「カウンターでゆっくりしてなよ笑」と言ってくれた。2階に上がり、ソファーがあったのでそこでゆっくりされてもらった。チェックインは14時からだったが、12時にベッドをもらい、仮眠した。疲労が溜まっていて、外に出たのは18時過ぎだった。すでに陽は落ちていて空は暗いが、橙色のライトと町の音楽は賑やかだった。
メイン通りを進むとある展望台の階段を息を切らしながら登った。サレントの町が一望できた。
次の日はコーヒー農園に向かうことにした。コロンビアはコーヒー栽培が盛んで、このサレントにはたくさんのコーヒーツアーがある。町の中心からジープが出ていて、ツアーもここで頼めるのだが、値段を聞くと35000ペソ(1301円)と仲介料分だけ高くなっていたので、節約と運動を兼ねて歩いて行くことにした。1時間もあれば着く。
チョコのパウンドケーキを買い込んで、食べながら出発した。結果として、徒歩に決めたのは正解だった。周りの景色が美しいのだ。伸び伸びと育てられている牛たち、長閑な森林、遠くに見えるコーヒーの木々など田舎感を感じさせてくれる。これをジープで通り過ぎるのは余りにもったいない。
今回コーヒーツアーをお願いしたのは「Don Elias」というコーヒー農家で、自分が到着した時にはすでに始まっていて、飛び込みで参加させてもらった。ガイドのおじいさんはかなり訛っているが英語で説明してくれる。
コーヒーの世界シェアは1位がブラジルで2位がベトナム、3位がコロンビアだが、ブラジルではその多くが機械で収穫するのに対し、コロンビアでは手摘みのため、値段は約3倍になるのだとか。コーヒーの種類は3種類(アラビア、コロンビア、あと一つは忘れた笑)あるらしい。
赤や黄色くなった実を収穫する。この実の中に普段我々が目にしているコーヒーの豆が出てくる。実から取り出した豆を食べさせてくれたがほのかに甘みを感じた。そしてこれを灰を混ぜた土に植える。🫘すると芽が出てくるのだとか。興味深かったのは、コーヒーの木は水分を多く含むバナナの木と共生していて、水と日陰が必要ということだ。
豆を挽くグラインダーも体験したあと、自分が挽いたコーヒーを淹れてくれた。淹れる時は80℃から85℃が望ましい。「これが世界一のコーヒーだ」と自信を持って言うので、250gのパックを30000ペソ(1096円)で買った。ツアーの代金は25000ペソ(913円)だった。
14時前にサレントの町に帰ってきた。泊まっているホステルでは洗濯が出来なかったので、オーナーにランドリーの場所を聞き、洗濯をお願いした。最後にランドリーを使ったのがアルバニアのティラナだったから、およそ3か月ぶりの機械による洗濯だ。手洗いでよくここまでやってきたものだと自分を褒める。
1kg=8000ペソ(292円)で、計ってみると重量は1.75kgだったので14000ペソだった。柔軟剤を使って洗濯、乾燥をしてくれて衣服たちも喜んでいるだろう。
食事はこれまで卵やキャベツ、玉ねぎを3000ペソで買ってコンソメを入れてスープにして食べたり、インスタントラーメンを買って食べていたが、最終日だけはメイン通りでトゥルーチャのガーリックホワイトソース包みを注文した。器の大きさと出てきた量に驚いたが、なんとか一人で食べ切れた。コクがあり実に美味しかった。
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