#151 遂にここまで来たぞ!パタゴニア地方到達!✈️🇦🇷
12/5 サルタ空港からブエノスアイレス・エセイサ空港経由、パタゴニア地方・エルカラファテへ✈️
サルタのセカンドホステルはかなり快適だった。さて、今日は遂にパタゴニア地方へと飛び立つ日だ。フライトは19時の予定なので、チェックアウト時間の10時半から少し時間がある。
町に繰り出し時間を潰す。歩いているとパン屋があったので入り、美味しそうなクロワッサンとりんごパイ、そして食パン2つを買った。値段は4つで650ペソ(119円)。安過ぎやしないか(笑)アルゼンチンは本当に観光客にとっては最高の国だ。
中央の「7月9日広場」で休んでいる時、
「そう言えば市内サルタ空港までのバスは現金で大丈夫なのだろうか」
と思って調べることにした。市内には「SAETA」と書かれたバスがひっきりなしに走っている。通る車の三台に一台はバスではないかというほどに。乗客を観察していると、全員がバスの入り口でカードをタッチしているのでどうやら必要なようだ。
「Perdón, Dónde puedo comprar tarjeta del bus?(すみません、どこでバスのカードは買えるのですか?)」
「コレクティーボのカード?街角の売店で買えるわよ」
早速言われた通り売店に赴き、「カードください」とお願いしたが、「No, hay(ここには置いてないよ」と返ってきた。その後に示された場所に行ってみたがここも売り切れだという。
3回目、バス停で待っていたおばちゃんに聞いた売店でようやく発見することが出来た。カード代が1000ペソ(184円)、500ペソ(92円)をチャージして貰った。
「ゲット出来たよ!ありがとう!」「良かったね^_^」とおばちゃんたち。これで安心して出発できる。
15時半、バックパックを背負って市内から空港へ向かう。「8A番」のバスが空港前まで行くようだ。50分ほど揺られて空港に近づいたので、停まるのを待っていると、運転手が「ターミナル?」というので「そう」というと、道路傍に停めてくれた。どうやら少しすぎてしまったらしい。「後ろの道を左手に行きな」と案内してくれた。
サルタ空港はこじんまりした空港だった。チェックインカウンターに向かうと「チケットはいま渡せるけど、受託手荷物はあと30分経ってから再度来てね!」
と言われたので、二階の席で待機する。バックパックの重量は15kgまでだが、0.6kgほどオーバーしていたのでいくつか手荷物に差し替えた。日本を出立した時は7.5kgだったのに、旅が進んで調味料や食材を持ち運ぶことが多くなった所為か、倍近くになっているのは考えものだ。重量は少なければ少ないほど良い。
時間になり、再度荷物をチェックインカウンターに持って行った。先程とは違う女性が対応してくれた。「このバッグはエルカラファテまで直接行くので、ブエノスアイレスでのピックアップは必要ありません」という。一旦は「ラッキー!」と思いかけたが、バゲージの切れ端を確認すると『BUE(ブエノス・アイレスの意)』となっている。心配して再度確認すると、「すみません。この券は別々に購入されていますので、ブエノスアイレス空港でもう一度預け直す必要がありました。申し訳ございません。」という返答だった。危うくロストバゲージする可能性があったので気づいてよかった。
あいにくサルタ空港にはラウンジがないので普通のベンチで待機した。飛行機は予定時刻通り飛び立ってくれた。
ブエノスアイレスには2時間弱で到着した。ここで7時間ほどのトランジットだが、ラウンジに入れるQRコードを航空会社から無料でゲットできていたので喜んでいたのだが、探してもラウンジが見つからなかった。詳しく調べてみると、ラウンジがあるのは国際線ゲートであり、国内線にはないらしい。「何だよ、これじゃ使えねえじゃん笑」
こりゃダメだ。諦めて持っていたポテチやパンで凌ぐとこにしよう。Wi-Fiが使えることが救いだ。地べたに寝転がり、仮眠も少し取った。
早朝4時、エルカラファテ空港行きのゲートが開いた。バスで飛行機まで向かうスタイルだが、外は雨が降っていたので、タラップで待っている間少し濡れてしまった。睡眠不足で爆睡したが、ウルトラライトダウンを着たまま眠ってしまったので、起きた時には脱水症状を発症していた。意識が遠くなってくる。これはやばい。持っていたペットボトルの水もあと少ししかない。ちょうどその時ドリンクサービスが回ってきてくれ、水をくれたので2杯もらって体調を回復することができた。飛行機に乗る際は絶対に十分な水を持って搭乗しなければいけない。20歳の留学中、トロントからバンクーバーへのフライトでも同じ経験があったのでこれで2回目だ。
8時、エルカラファテ空港に到着。カラファテ市内まで行く送迎バスを4000ペソ(723円)カードで購入し、バスを待った。購入の際、泊まるホステルを聞かれる。ホステルまで直接送ってくれるようだ。このサービスが700円ちょっとで受けられるのはかなりありがたい。
空港を出ると素晴らしい自然が広がっていた。遠くには雪山が見える。異次元の大自然に興奮が抑えられない。バスは30分もせず市内に到着し、乗客をそれぞれのホステルに降ろしていく。自分は最後の方だった。今日の宿は高台に位置する「I Keu Ken」という名前の朝食付きホステル。2階からの眺めが特に最高で、雪山&Lago de Argentina の湖、そして市内が一望できるスポットである。ホステルのオーナーは発音が難しい自分の名前を必死に覚えてくれた。とにかく最高のホステルだ。
荷物を整えて、市内中心部に繰り出す。アンドラ・ラベリャで買い替えたNBの靴も段々と馴染んできている。中心部は観光客で賑わっていた。登山用品の店やツアー会社、スーパー、レストラン、土産店が道に沿って並んでいる。
自分は土産店を冷やかしつつ、明日のペリト・モレノ氷河ツアーを申し込まなければいけないので、ツアー会社を注意してみていた。事前に目を付けていた「CALTUR」というツアー会社にはツアーの貼り紙がされていて、値段も書いてあった。値段も適切だったので、ここで申し込むことにした。英語が出来るという男性スタッフに説明を受ける。
ペリトモレノ氷河行きツアー。
30000ペソ(5100円)。
ガイド付きで、時間は9時から17時。
向こうでの自由時間は11:00〜15:30の4時間。入場料は別途12000ペソ(2100円)。
現金のみ(ということだったけど、実際クレカ使えました)。
ボートに乗る場合、料金は30000ペソ(5100円)。
氷河を歩くツアーを開催している会社が一社あるのだが、次に申し込めるのは12/11になるということだった。申し込みが多すぎるのか、時期的な問題なのか、危険があるからなのかと聞いてみたが自分の英語が拙いせいかよく分からなかった。後から他の人に聞いたところ、人気過ぎて順番待ちだということだった。もし氷河を歩きたければ事前予約が必須だろう。今回自分は申し込めたとしても190000ペソ(3.4万円)と高額なので無理ではあるが。
ツアーを申し込んだ後、市内にある「ロスグラシアレス国立公園市長舎」に無料で入場し、ペリトモレノ氷河の地理と成り立ち、氷河の変遷を勉強した。
一旦ホステルに戻って仮眠して起きた時は18時を回っていたが、全然明るい。まだお昼くらいのように思われた。パタゴニアは緯度が高度なので、日が長いのだ。夜10時にならなければ暗くはならない。なのでLago de Argentina の辺りまで散歩することにした。馬が放牧されていて長閑だ。ホステルの2階から見る湖はミルキーブルーでとても綺麗なのに、実際近くで見ると粘土色に濁っているのが少し残念。カイトサーフィンしている二人を見ながら、しばらく湖のビーチに座っていたが、風が出てきたので帰ることにした。夕飯は牛肉ステーキ。塩で味付けしただけなのに恐ろしく美味かった。🥩
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