#171 リオの象徴「コルコバードの丘」へ!4ヶ月間の南米旅、終焉!🇧🇷
1/8 コルコバードの丘キリスト像☦️/大パノラマ/コパカバーナビーチ⛱️/イパネマビーチ⛱️
リオ2日目。今日はリオの最大観光地「コルコバードの丘キリスト像」へと向かう。旧市街からは422番のバスが麓のトラム駅まで出ていることを昨日のうちに調べておいた。
9時半にホステルを出発し、スーパーでお菓子をひとつ買ってからバス停へと向かった。バスは10時にやってきた。運賃は4.25レアル(125円)だ。このバスが荒いのなんのって。停止する度に急ブレーキの反動で前の座席にぶつかりそうになる。バス内にはUSBポートがありスマホを充電できた。
20分弱でコルコバードのトラム駅に到着した。白い服を着た人たちがツアーの勧誘をしている。
係員に「どこでチケット買えるの?」と尋ねると、「現金かカード、どっち?」
「カード」というと、裏に券売機があるようでそこで購入できた。122.50レアル(3628円)だ。11:00からの入場とチケットに表示された。並んでいれば時間が来るだろう。
結果的に一時間待ってトラムに乗車出来た。右側の方が景色が良いとの事だったので右側の席に座った。ジャックフルーツの果実が生っている。
頂上に着くまでトラムは2回ほど停車した。「Agua! Agua!」と叫びながら水を売っている男たちから乗客が水を買う。水を売るというのは世界で一番の効果を生む商売だと思う。
トラムが進むと視界が開け、コパカバーナ&イパネマビーチが一望できた。
終点で降車し、階段を上っていくと巨大なキリスト像の後ろ姿が見えた。台座を含めると40mあるらしい。観光客がごった返していて、スリが多発している場所なので所持品に気をつけて進む。
リオの街を堪能する。かなり面白い地形だ。コパカバーナ・イパネマビーチが長く弧を描いて繋がり、その先にピクルス状のボン・ジ・アスカール巨岩があり、そこからさらにグァナバーラ湾へと続いている。ファベーラと思われる貧困地区も見えている。明らかに周りの建物と一線を画しており、異様な雰囲気なのがここからでも分かる。たくさんの人に写真を頼まれながら、頂上で一時間ほど滞在したのち、トラムに戻った。
422番のバスでホステル近くまで戻ってきた。腹が減った。ホステルに向かって歩いていると安価なレストランを見つけた。中国系のお店らしい。鶏肉のソテーを20レアル(592円)で注文した。米にスパゲッティのダブル炭水化物のおかげでかなり満足した。
ホステルに戻ってベッドで横になっていると、いつの間にか寝ていたらしい。気づいた時には17時を回っていた。今日観光したのがコルコバードの丘だけというのも少々怠惰だろう。サンセットで有名なイパネマビーチまで行ってみることにした。今回はメトロを使っていく。宿近くのメトロ駅「Glória」からライン1の地下鉄に乗って「General Osório/Ipanema」駅まで向かおう。切符はシングルチケット1回券〜4回券が買え、カードがその枚数分出てくる。自分は往復で2回券を購入した。2回券で13.80Rs(408円)なので、バスより若干割高に感じるが話のネタとしては悪くない。車内は思ったよりきれいにされていた。
18時過ぎ、イパネマビーチに到着した。多くのの海水浴客で賑わっていて、思い描いていた通りのリオデジャネイロのビーチがそこにあった。さすがはブラジル、ビーチサッカーも皆上手い。沿道には個人露天商が並んでいて、アクセサリーや服、絵画などを販売している。それらを傍目にイパネマビーチとコパカバーナビーチの中間点にある岩山まで歩く。ここがサンセットのベストスポットだ。サンセットを見に来た大勢の地元民と観光客がオットセイの群れのように岩場に腰掛けている。夕陽は雲に隠れて見えないが、空を赤く染めている。絵の才能があれば絵画にしたいくらいだ。この時間帯の空は分単位で顔を変えるのでひと時も見逃せない。陽が水平線の向こうに隠れるまで、イパネマビーチの夕焼けを堪能していた。
陽は落ちた。街中も物騒になってくる時間帯だ。海沿いのスーパーをのぞいたくらいで特に寄り道もせず、メトロに乗ってホステル最寄りの駅まで戻った。そこのスーパーでコーラを買って出ると、日に焼けた肌の男が近づいて来た。ポルトガル語で何か言ってるが、どうやらホームレスだ。十中八九「お金が必要なんだ」言っている。無視しようかとも思ったが、なかなかしつこく付いてくる。そうは言っても、お金をそのまま渡すのは自分の主義に反するので、二口しか飲んでいない飲みかけのコーラを渡してあげた。炭酸の独り占めは良くないということだろう。
今日はなかなか体力を削られた日だった。明日からはブラジルを去ってパナマで乗り継ぎ、中米コスタリカまで向かう大移動の日なので、体力を回復しておかねばならない。シャワーを浴びてから就寝した。