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#57 カッパドキア2日目!気球ツアーを申し込む!!🇹🇷

5/31 気球ツアー申し込み/Love Valley〜もう月末か!

ボクシングをしている夢だった。無敵の奴とやり合おうという直前で目が覚めた。自分は何と闘っているのだ笑。

気づけば6時を回ってしまっている。気球は5時に上がるので完全に寝坊した。昨夜動画を観ながら寝落ちしてしまったのが行けなかった。一応外に出てみたが、気球に乗ってきたのであろう人たちがすでに帰ってきているところだった。
「SKY QUEST travel agency 」という、空を征服しているという代理店がホテルの近くにあったので試しに値段を聞いてみると、本来170€のところをディスカウントで150€だという。イスタンブールで会ったゆりさんは170€で乗ったと言っていたので即決した。さて、この安さが吉と出るか凶と出るかは明日のお楽しみ。

150€は安い!

日本からユーロは結構持ってきていたので現金で支払おうとしたのだが、2002年発行の紙幣は古いといって受け取ってくれなかった😅
道行く現地人の三人ほどに銀行の場所を尋ねたが、ここにはATMしかないという。銀行があるのはここから西に10kmほどのネウシェヒルという大きな街まで行かないといけないらしい。バスの代理店や郵便局で交換をお願いしてみたが、どこも駄目だったので、仕方なくお店に戻った。手数料が5€かかってしまうが、クレジットカードで支払った。ぜひ、明日晴れますように。

ブランチは例によって大きなパンを買い、バターとチーズを挟んで歩きながら食べる。今日は歩いて50分のところにある「Love Valley」に行こうと思ったのだ。ツアーも出ているそうだが、歩いて行けるなら自力で行くのが貧乏旅行者だ。
歩いている途中、小を催したので、カッパドキアの大自然にお返しした。世界一周に出る前に認めた、「この旅でやりたいこと」の中に、「大自然の中で用を足す」と書いたことを思い出して笑ってしまった。図らずもこのトルコで叶えることができたのだった。....ゴホン、失敬。

大自然✨

西洋の陽気なミュージックがラブバレーの縁で流れていた。馬やラクダやポニーがいて、ガイドが「乗らないか?」と観光客を呼び込んでいる。渓谷の真ん中にきのこ状の岩々が聳えている。雨風の晒されて、上の玄武岩が残ったためにこのような形状になったのだとか。何万年もかかってできた渓谷だ。時の流れに思いを馳せながら、一時間ばかりここで休憩をとった。この文章はラブバレーのベンチに座って書いている。

新郎新婦

ここから南に下って、ウチヒサールの町にも行こうと思ったが、雲行きが怪しい。カッパドキアには三泊するのだ。そう急がなくても良かろう。代わりに、来た道を少しばかり引き返し、横道に入ってラブバレーの峡谷の底にやってきた。道なき道を進んでしまい、この方向で合っているのか少々不安になったが、少し歩くとそれなりの道が出てきて安心した。そして、有名な五本のきのこ岩を下から見上げることができた。上から見下ろすよりも、ここからの景色の方が圧倒的に良かった。ラブバレーの全景に見惚れていると、やはり小雨が降ってきたので、岩の洞穴を良いタイミングで見つけることができ、そこに身を寄せた。
少し止んだので、そのタイミングを逃さずに宿のあるギョレメまで戻った。

下まで降りてきた!
雨を凌いだ洞穴

夕食へ向かう途中、「どこから来た?」という英語の問いに、「ジャパン」と答えると、恐ろしく流暢な日本語を話すトルコ人だったので話を聞いてみると、奥さんは岡山に住んでいる日本人で、夏はトルコ冬は日本の二拠点生活を楽しんでいるのだとか。2018年、彼が岡山県倉敷に旅行へ行った時に知り合い、彼女がトルコへ3ヶ月遊びに来たときに結婚を申し込んだそうだ。
話をするときにトルコ人はチャイをご馳走してくれる。彼が日本にいるときは、トルコから輸入した絨毯や小物といったトルコ雑貨を売る店をデパートに出すという。日本人向けにトルコランプのハンドメイド教室も開いている。彼と話していると、日本の良し悪しがよく見えてくる。彼は日本で働きだして間もない頃、お客が誰もいないのに何故ずっと起立していないといけないのか、人間なのに何故伸びをしてはいけないのか疑問に思ったらしい。トルコでは客がいないときスマホ触ってるよ、と。
また彼曰く、トルコでは大企業というものが少ないのだという。日本にはトヨタ、ホンダ、東芝、三菱その他多くの企業があるし、仕事もバイトもあるよね。トルコには職がないんだ、と。そして最後は今回のエルドアン大統領再選の話になり、彼がトルコを悪くしている、それ故に今回の僅差は惜しかったと嘆いた。

レストランから

安いレストランを探して、夕食は180TL(1220円)のミートボールを頼んだ。夕陽を見ながら食事していると、猫の親子がお腹を空かせたと自分の足元までやってきた。店員さんの目を盗んでパンを与えたのだが食べようとしない。
「こいつら、さては贅沢にもお肉をご所望だな?笑」
高いお肉を細かくしてやると、勢いよく飛び付いて食べていた。「ひもじい者同士、困ったときは助け合いだよな」と猫の親子に話しかけ、最後のニ片は大きいサイズであげておいた。優しいでしょ?笑

お前たちも腹が減ってるのか?

明日は熱気球ツアーだ。朝早く起きなければならないので、早めに寝た。

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