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#128 ワラスの展望台へ!🇵🇪
10/14〜16 セントロ散策/リマ行き切符購入/展望台へ/リマ行き夜行バス乗車🚌
ワラス到着は17時を過ぎたころで、幸いにもまだ明るい時刻だった。今日から二日間お世話になるホステルにチェックインする。一泊25ソル(968円)。キッチンもあるし、朝食も付いている。ホステル内には白い子犬一匹と鶏の赤ちゃんが二羽居て放し飼いにされている。犬の方が足の指を舐めてきてくすぐったい。
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今日は節約も兼ねて久しぶりに自炊をしようと思い、ホステル近くの露天商が出ている通りで買い出しをした。玉ねぎ一個と生姜一個で1ソル(39円)と言われたが、札には「玉ねぎ1kg=2ソル」と書いてあるので釣り合わないなと思ったが、まあ良いだろう。そして卵専門店のお母さんに、
「Hola. Quiero compar seis huevo!(卵6つ買いたいです)」
というと、「OK!4ソル(154円)よ!白と茶色(ペルーではnegro「黒色」と言うようだ)、どっちの卵が良い?」「茶色でお願いします」
これが安いのかどうかは分からなかったが、ゆで卵にして食べたらとても美味しかった。油を常備していないので、フライパンに貼り付かないよう、夕食はどうしてもスープものになってしまう。作るのが簡単だからでもある。今日もコンソメ味のパスタを作ってから就寝した。
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翌日9時に起床し、朝飯を食べる。パンにジャムとバター、バナナやみかん、ジュースも置かれていた。この日は何故か疲れが溜まっていて、動く気分ではなかったのだが、明日のリマ行き夜行バスのチケットを購入する必要がある。一番有名なバス会社は「Cruz del sul 」というバス会社で、ホステルから10分のところで近い。訪れてみたらワラスからリマまでは115ソル(4463円)と、思いの外とても高かった。どうやら観光客向けの値段設定のようだ。見渡してみれば大きなバックパックを持った西洋人だらけで、地元民はほとんど誰もいない。
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次のバス会社「Mobil bus」の店舗に行って、料金を聞いてみると、22時半出発の一番安い席で75ソル(2911円)があった。安さは正義。これに即決した。移動費の節約は大切である。
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午後、折角なのでセントロ地区くらいは歩いてみようという気になった。
ホステル近くの道は道路にはみ出してまで露天商で占められている。客の呼び込みで賑やかだ。そこから南に進むと大きなメルカドがあり、食堂は二階に詰めていたが、現在15時のため営業している店は疎らだった。また明日来ることにしよう。
途中の街角に、大きな平べったい揚げパンが2ソルで売っていたので買ってみた。ハチミツをたっぷりかけてくれ、これだけでお腹がいっぱいになりそうだったが、中央広場を見学したあと、結局夕食にチャウファ(炒飯)を頼んだ。ペルーは中華の影響をかなり強く受けており、そのため日本食と似通ったところが節々に感じられる。
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ワラス最終日、メルカドでパスタスープ&セコデポリョ(鶏肉煮込み)が8ソル(311円)で提供されている店で昼食としたあと、ミラドール(展望台)
まで行ってみようという気になった。ワラスは名峰に囲まれていて絶景のはずだ。普通の人なら安いトゥクトゥクに乗って行くのだろうが、急いでいない自分はいつも通り節約を兼ねて歩いていく。ワラスも標高が高いので高所トレーニングになりそうだ。ミラドールを目指して緩やかな坂を登っていく。道路と家々が未舗装&簡素になってきたところで、野犬が吠えるエリアに到達した。小さな野犬一匹が吠え出すと、他の大きなやつも吠え出し、同時に5、6頭に吠えられたのには驚いたが、背後を見せぬようにして乗り切る。ワクチンは打っているが、噛まれて狂犬病にでも罹ったら洒落にならない。竹棒が落ちていたので、これを野犬払い、および杖として利用した。
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坂道をジグザグに登っていくと、大きな十字架が目印のミラドールに到着する。ワラスの街を一望の元に収めることができ、北東の方角には雪山が見えている。自分の他に2、3人が後から車でやってきた。雲行きが怪しくなってきたので、下山することにした。
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中心部まで戻って、登山靴やピッケルなどの用具店を眺めている。試しに値段を確認した登山靴が5万円を超えており、我が財政においてとても買えたものではない。明らかな観光客価格から、ワラスが旅人の拠点になっていることがわかる。
奥に進み、中庭のようなところに入るとおしゃれなカフェが現れたので、休憩がてら入ることにした。内装が良く、値段もカプチーノとシフォンケーキで12ソル(466円)だった。すると図ったかのように外から雨音が聞こえてきたので、このカフェで3時間雨宿りさせてもらった。展望台の時に降られなくてよかった。
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20時過ぎ、バスが発車するまであと2時間半。夕食としてスープパスタを頼んだ。付け合わせの唐辛子が辛すぎ、それを触った手で目を擦ってしまいなかなかの重傷を負ってしまった。
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ホステルに戻った時、フランス人が食堂にいたので話しかけてみた。南米を旅してすでに4ヶ月目だという。どのようにスペイン語を身に付けたか聞いてみたところ、旅をしながら自分の言いたいことをGoogle翻訳して、それを覚えてスペイン語をマスターしたという。まじかよ、フランス人恐ろしや。
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22時、ホステルのオーナーに挨拶をしてからバスターミナルへと向かった。バスは時刻通りに発車して、リマに着いたのは翌日の朝9時だった。
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