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2016欧州+ブラジルバレー観戦の旅76~サンタクロースに会いに

2月17日(水)
オーロラ鑑賞の夜から一夜明け
翌朝…
帰宅しても興奮で
すぐに眠る気分になれず
就寝したのが遅かったこともあり、
朝10時に起床。
ホストも早朝にお出掛けしてしまったようで、
部屋の中はしーんとしています。

キッチンでお湯を沸かし紅茶を入れ、
軽く朝ごはんを食べたら、
早速、お出掛け。
ロヴァニエミでの
もう一つの重要な用事のために
駅へと向かいました。

駅から向かうはサンタクロース村。
そう、ここロヴァニエミは
サンタクロースの住む町ということでも
知られており、
サンタクロース村という
いつでもサンタさんに会える
テーマパークが存在するのです。

ロヴァニエミ駅からのバスには
サンタクロース村へと向かう
アジア人でいっぱい。
日本人、韓国人、中国人…
ヨーロッパ人がほんのわずか。
ここは一体どこなのか…
よく集まったものです(笑)。


市内を通ってバスは終点
サンタクロース村へ到着しました。

じゃーん!
ここがサンタクロース村です!!

…といっても、ホントに「村」。
自然に囲まれた中に
コテージがいくつか点在する
ほのぼのとした場所。
近代的なアトラクションはありませんが、
トナカイの引くそりに乗ったり、
スノーモービルの運転ができたり、
宿泊施設もあるよう。

エントランス近くでは
シンボルとなるでっかい
クリスマスツリーが迎えてくれました。

ツリーにはちゃんと日本の国旗もあって、
歓迎されてる感を抱きながら
早速、お目当てのあの方に
会いに行くことに…。

メインの建物の向かいにある
コテージを入るとすぐに
この看板を発見!

どうやらここがサンタさんがお仕事をしている
サンタオフィスのよう!
事前情報によるとここでサンタさんは
いつもお仕事をしながら
私たちを迎え入れてくれるらしいのです。

中へ入るとこんな洞窟のような暗がり。

あれ?サンタオフィスじゃなかった?
間違えたかな…

心配しながら進むと
ちゃんとオフィスへと繋がっています。

オフィス内には
大きな古時計があり、
側にはプレゼントの山!

もう、クリスマスの準備を
してくれているようです(笑)。

大人気のサンタさんに会うために、
こんな風に列を作って
オフィスへの入場を待ちます。

事前にはこんなお知らせ。

カメラ撮影は禁止…
ちゃんと日本語でも書かれていました。

徐々に順番が近づくと
トントゥ(妖精)のお兄さんが
ちょっと待っててねーと案内。
私の後ろに並んでいた園児たちは
トントゥの姿のお兄さんを
不思議そうに見つめていて、
ここが異空間であることを
感じている様子。
そうだよね、きっと妖精に会うのも
初めてだよね…

もちろん大人の私も
この異空間にドキドキしながら待機。
前のイタリア人グループが呼ばれると、
私の番が近づいてきました。

間もなくして部屋へと通され、
荷物をここに置いてね
というトントゥの指示通り、
荷物を置いてスタンバイ。
そして、どうぞ~という合図とともに
サンタさんのもとへ…

ついに、ついに
念願のサンタさんとご対面!

長〜いヒゲと赤い帽子で
顔の半分くらいしか見えませんでしたが、
メガネの奥に見える瞳は穏やかで、
「Welcome~」と
いわんばかりに手を差し出してくださり、
握手。
肉厚の暖かい手からはじんわりと
優しさが伝わってきて
その瞬間に子供のころの気持ちに
プレイバック。
日本人だというと「こんにちは」と
日本語で挨拶してくれました。

すごいー、サンタさん日本語も話せるんだー!!

嬉しくて一瞬にして親しみを抱き、
なんだかサンタさんへの距離が
ぐんと縮まった感じがします。
単なる優しいおじいさんじゃない、
人見知りの私でも、
初対面の人に対し距離を置いて
つい様子を伺ってしまう私でも、
すぐに心を開けるような、
全てを包み込んでくれる
人間の大きさを感じるサンタさん。

あぁ、サンタさんは
想像以上に素敵な人だ…
興奮で何を話したか
覚えていないけれど、
日本語と英語で話してくださり、
最後には、
「今年のクリスマス、
あなたのところへいきますからね」と
約束もしてくれてました。

私の前のグループには
イタリア語で陽気に会話をしていて、
私の後には、先生もまとめるのが大変な
園児たち10人ほどを操り、
静かに話を聞かせていたりもして…

いやー、サンタさんは
どんな人にも満足を与えられる
素晴らしいエンターテイナー!
…じゃない…
サンタさんはどんな人にも分け隔てなく優しく、
夢を与えてくれる唯一無二の存在!
サンタクロースを信じる?信じない?
なんて会話をしていた過去の自分に会って、
教えてあげたいくらいです。

こんな記念のひと時…
記念写真やビデオを
購入することもできるのですが、
なんとなんと、1枚30ユーロ(4000円弱)。
ポストカードサイズのセットや
自分がサンタさんと会話をしている様子を
撮ったビデオも付いたセットもあり、
欲しくなる気持ちもあるのですが…
悩んだ挙句購入は見合わせることに。

だって、心の中に
こんな素敵な思い出を残してもらえたから、
それだけでも十分!

きっと今年のクリスマスは、
この日のことを思い、
特別なものになる気がします。
いや、これからのクリスマスは
ずっとずっと…

それこそがサンタさんからの
贈り物だと思うのでした。

77へつづく…

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