2016欧州+ブラジルバレー観戦の旅72~ロヴァニエミへ
2月16日(火)
今日も早朝から大移動…
ここヴァーサから列車で北上し、
ロヴァニエミという街へ行きます。
本当はこのまま列車で1時間半ほどの
コッコラに試合を見に行く予定で
組んでいたのですが、
どうやらその試合日程を
間違って把握していたようで、
途中でスケジュール調整。
ここから8時間かけて北上し、
用事を済ませ、
6時間かけて南下するという、
ちょっと無駄にも思える移動を
することになりました。
それでも訪れたかったのには
珍しくバレーとは関係ない
興味をそそられるものあったから…
それは何かというと…
それはまた後程(笑)。
6:30、ヴァーサ駅構内には
カフェの店員さんがせっせと支度中。
その気配を感じながら
事前にネット予約していた
チケットの引換をしようと
窓口を探しますが、
人の姿はありません。
試しに自販機で
予約番号を入力し操作して発券できないか
チャレンジしますが残念ながらNG。
カフェの店員さんにそのことを話すと、
近くにバスターミナルがあるから
そこへ行くと何か助けてくれるかも?
とアドバイスをもらいました。
が…
早朝ということで
ターミナルもオープン前。
肩を落とし駅舎へ戻ってくると、
ちょうど駅員さんらしき女性が
出勤してきたので、
チケットの引換をしたいと訴えます。
私には分からないわ…という駅員さん。
ならば!と次に現れた、
役職の高そうな男性駅員さんに
同じように訴えてみますが、
ここでも分からないとの答え。
乗るべき7:00発の列車はすでに到着し、
焦り出す気持ち…
その慌てっぷりを察してくれたのか、
男性駅員さんは、
このまま乗り込んで中で言えばいいよと
言ってくれました。
まぁ、そういうなら乗り込もうっと!
不安になりつつも
一応ネット上で支払いは済ませているし、
無賃乗車ではないから大丈夫か
と言い聞かせてみます。
乗り込んだ初のフィンランド列車、
車内はクリーンで、快適な空間。
なんと、充電もできるし、
ネットも繋がる!
テーブルも備わりゴミ袋まで用意され、
新幹線のグリーン車並みの心地よさでした。
落ち着きたいところですが、
チケット確認の一連の作業が終わらないと
そうはいきません。
チケットの引換ができなかったこと、
ヴァーサの駅員さんが
乗り込んでいいいといったこと、
以上をちゃんと英語で
説明できるかシミュレーション。
手元にチケット控えを用意し、
乗務員さんの登場を待つと、
すぐに優しそうな雰囲気の
若い女性の乗務員さんが登場。
なんとか言いたいことを伝えると、
ちょっと待ってて~と
特に咎める様子もなく奥へ行き、
何やら番号を書いたカードを渡されました。
これを持っていれば、
チケットは要らないから。
乗り換えてもこれを見せればOK。
…ということのようで
これで一件落着?!
だけど、結局このあと2回の乗継ぎで、
これを説明する羽目に…
「チケットが引き換えられなかった」
「バーサからの車内で駅員さんにこれを渡された」
「彼女はチケットは要らないといった」
…お陰様で、
いい英会話の練習になりました。
それにしても英語が使えるのは
本当にありがたい!
話す人話す人、みんな英語が話せて、
しかもネイティブでないから
簡潔な単語で説明してくれるから
分かりやすい!!
それに人当たりが素晴らしくいい。
フィンランドってこんなに
旅行がしやすい国だとは思わなかった…
列車内のクリーンな感じからしても
治安の悪さは感じないし
チケット問題はあっても、
快適な旅が続けられました。
乗継の駅での朝ごはん。
でっかいサンドイッチと
オレンジジュース。
これで約1000円…
まぁ、旅行はしやすいけど、
お財布には優しくない国。
そこを承知の上で訪れると、
なかなかよい旅先だと思います。
列車を乗り換えてどんどん北へ。
積雪の量が北上するとともに
多くなっているのが分かります。
ロヴァニエミに着くころには
分厚い雪が一面に広がり、
青空に光ってなんとも美しい!!
あぁ、そういえば、
こんな青空を見られるのは
この旅始まって初めてじゃないかな?
灰色の空が多いヨーロッパの冬。
なのに青空が顔を出す
この日のフィンランド、ロヴァニエミ。
これはとても珍しいことのようで、
こんなにも天候に恵まれていたことに
この時には気付かず、
感謝するのは、
もうちょっと後になってからでした。
73へつづく…
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