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2016欧州+ブラジルバレー観戦の旅43~MARINGA VS SADA CRUZEIROその1

1月30日(土)試合当日
友人宅で迎えた朝。
朝食後は友人夫妻に
フェイラという市場を
案内してもらいます。

野菜や果物、卵にパン、
コーヒーにジュースに…

お寿司まで!!

ありとあらゆる新鮮で、
素材の良さが売りの品物を
じっくり見物し、
11:00には会場へ向かいました。

友人が用意してくれた
試合のチケットを手に入場。

試合開始1時間前というのに
中央の前の方の席は
すでに埋まっており、
観客の気合の入り具合が伺えます。

今回はテレビ放送ありということで、
Tシャツを無料配布。
テレビに映る側は、
チームカラーのオレンジに染まりました。

マリンガでの観戦、
ここへ来たのは
もちろん日本人プレーヤー
福澤選手が在籍しているから。

聞くところによると、
福澤選手がプレーするようになって、
観客の数が格段に増えたとか…
もともと日系人の多いマリンガ、
日本人選手への注目度が分かります。
福澤選手の名前入りの
ボードを持ってきている
現地のファンの姿も見られました。

さぁ、ついに念願の
ブラジルでの初観戦スタート。
この瞬間がやってきました!

今回の対戦は・・・
ブラジル黄金時代を築いた一人
リカルドがオーナー兼
プレーヤーのマリンガ、
対するは昨年あのロシアのカザンを下し、
世界No1に輝いたクルゼロ。

クルゼロには代表でお馴染み
ワラセやウィリアム、
カナダ代表のウインタースもいます。

さてさて、
どんな雰囲気になるのか!?


世界ランク1位のブラジル、
バレー人気も高く、
国民性を考えても、
きっとヨーロッパとはまた
違う雰囲気のはず…
と期待していたら、まさに、
その期待を上回る観客がそこに(笑)。

これ応援?
ちょっと頭、
おかしくなっちゃった?
と思ってしまうような発狂ぶり(笑)。

叫びまくって、踊りまくる
2人の若い女性ファン。
こんなに熱い観客は
なかなかヨーロッパを見ても
巡り合えるものではありません…
というか、初めて見ました。

試合中、彼女たちが
あまりに激しく叫んでいたので
クルゼロの控えの選手が
冗談で「水飲む?」と
カップを手に問いかけていました。
あはは…と周囲の笑いで
流されると思いきや、
「うん、いる!」と、
ちゃっかり選手用の水分を
もらっていた彼女たち。

もらうんかい!と
突っ込みたくなったのは
私だけでしょうか…
これもブラジルならではなのかと
衝撃の一場面でした。

彼女たちだけでなく、
観客はやはり、
個々のポテンシャルが高い!
納得いかない判定があれば、
食って掛かる勢いが半端ない。
それはイタリアや
ポーランドとも通じる部分でもあり、
程度の差はあれど、
その点はバレーへの情熱は
どこの国も同じなんだな~と感じます。

以前聞いた知人からの話。
激しい差別的なヤジを飛ばした
サポーターがいた際、
チーム自体に警告が出され
責任をとらされたことがあったり、
サポーターの激しいヤジが
予想される対戦の場合、
どちらのホームで行っても
危険だからと
全く関係のない別の地方で
試合をしたこともあったという
ブラジルリーグ。

どれだけ危険なのかと
想像力を働かせていましたが、
ここマリンガは
治安の良さも定評があり、
さほど酷くはないよう。
ただ、傘の持ち込みが禁止で、
入口で預けなければならない
というルールを知ると、
何が起こるか分からない…
と怖くなるのでした。

34へつづく…


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