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2016欧州+ブラジルバレー観戦の旅109~アブダビ乗り継ぎ

なんで最後の最後まで
こんなにバタバタなんだー。

ぐったりしながらターミナルGへ向かい
G1ゲートに行くと
そこは何の変哲もない搭乗ゲート。
免税のグローバルブルーの
表示なんてありません。

免税の手続きは?
とG1カウンターで尋ねると、
若干面倒くさそうに、
後ろにあると教えてくれる職員さん。

あ、この近さで聞かれたら
こういう表情されても仕方ないか…(笑)。
そんな目と鼻の先に
免税の表示を見つけ
恥ずかしくなるのでした。

そして…苦節1時間、ついに
見つけた窓口で無事に手続きを終わらせ
一件落着。
課題達成!!やったー!

達成感を得られたことで、
旅の終わり、
ヨーロッパを離れる寂しさを
感じる暇もなく即搭乗。
なんだか予想していた
旅の終わりとは違うけれど、
こんなもんかな…

乗り込んだ機内で
ようやく冷静になり、
終わりを意識し始めるのでした。

機内では軽食に、映画に、食事…

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終わりを感じつつも、
アブダビまでは、
まだ旅の途中と変わらず
テンション高めで楽しみます。

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アリタリア航空の機内食の
パスタがおいしくて、
より一層、テンションUP。

映画は日本語字幕がなくて
アナ雪を英語版で。
少しは英語が
聞き取れるようになったかな…と
思っていましたが、
やはりネイティブの流れるような英語を
きれいにキャッチすることは
全くできませんでした…。

約6時間のフライトを終え、
アブダビ空港に到着したのは
現地時間19:30分。
すっかり夜です。

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日本への乗り継ぎ便を待つ
ゲート前には、案の定日本人ばかり。
久しぶりにこんなに沢山の日本人…
なんだか新鮮(笑)。

意識しなくても耳に入ってく日本語。
理解できる言葉が飛び交い、
旅の終わりが一気に近づいた感じがします。
迫ってくる旅の終わりを
目と耳で感じることで
ようやく受け入れる準備ができました。

旅の終わる寂しさ、日本に帰る喜び、
いろんな感情が渦巻く複雑な心境…
になるのかと思いきや、
いつも通り、
旅をしてきたように過ごすだけで、
不思議と特別な感情が沸き起こってきません。

もしかしたら沸き起こる感情を
受け止めたくなくて、
あえて蓋をしてしまっているのか…?

旅の始め早い段階で
散々、旅が終わる寂しさを
想像して泣いてきたのに、
今はそんな切なさは感じず…
それは感じないわけではなく、
旅の過程で意識が変わっていたことも
あるのでしょう。

旅の終わりが夢の終わり、
そう認識して始まった
この2か月間の夢の時間が
現実のものになり、
その時間を生きることで具体化され、
さらなる先の夢がリアルな形で
描けるようになりました。

だから、今、時期は見えなくても、
先の景色が見えるんです。

しばらくは旅に出られない…
でも、絶対にまた長い旅に出る!
そう、旅の途中で決心が固まったのでした。

そのためにどのくらい働いて、
どのタイミングで実現させるのか…
ここからの生活、
新しい仕事をしながら、
検討していかなければ!

悲しさもあるのかもしれませんが、
今はそこに意識が向かず、
ただこの時間を過ごすことに
旅を最後まで味わうことに
集中していました。

帰国便、最初の機内食では
久しぶりの和食をいただき、
日本人の胃袋が懐かしいお出汁の味に
喜んでいます。

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そして2食目も和食のお粥で…
といきたいところでしたが
売り切れでカルツォーネ。

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お粥はお預け状態となりましたが、
ベリーソースが美味しくて、
これはこれで巡り合えた幸運。

スムーズにいっても
思い通りにいかなくても、
そこには運命の出会いの数々。
だから、どんな事態でも
受け入れることができ、
その経験一つ一つが
愛しく感じてきます。

失敗だって不運だって、
他の誰でもない私だけのオリジナルな思い出!

とはいえこの2ヶ月、大きな問題なく、
全てが上手くいき過ぎて
恵まれていた気も
しないでもないですが…

あまりにも予定通り行き過ぎて
もう少しくらい大きなトラブルが
あってもよかったのになー(笑)、
なんて不謹慎にも思っていたら、
どうやら呼び寄せてしまったようです。

3月4日(金)13:00、
無事に成田へと到着。

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…したかに思えましたが、
安心するのはまだ早かった…

実は最後にここで、
思わぬ事態が待ち構えていたのです。

110へつづく…

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