2018欧州+ブラジルバレー観戦の旅22~スクラ対モスクワ
翌日1月30日はチャンピオンズリーグ
スクラ対モスクワ。
2週間前にモスクワで見たのと逆で
スクラホームでの戦いです。
てっきりホームであるいつもの
ベウハトゥフの体育館で行われると思っていたのに
国際大会も行われるウッチの会場。
ここは集客できるけど、遠くて見ずらい…
ファイナル12や6ならともかく、第4ラウンドは
いつもの小さな箱でいいのでは?と
エンド側の埋まらない会場を見ながら
思わずにはいられませんでした。
前回モスクワに勝利したことで
なんとかF12への道がつながったスクラ、
しかし変わらず厳しい状況であることは同じ…
ここも運命を分ける戦いといっても
過言ではありません。
でも、今回はホーム。
しかも2014年の世界選手権で
ポーランドに何度も逆転の軌跡を起こした会場。
きっと今回も有利な状況を作り出してくれるでしょう。
黄色を身にまとえばもう、
そこにいるだけでサポーター(笑)。
派手な演出や盛り上げるDJや
会場練習がなくても
自然とまとまるポーランドの会場。
試合は予想通りスクラのリードで進みました。
第1セットを奪うと第2セットは一転
厳しい展開に持ち込まれます。
何かが違う…と思ったら
セッターがウォマチじゃない!
今更気が付く鈍感な私。
うーん、、、これは、、、
流れるようにアタッカーを操る
ウォマチがいないと厳しいかもなぁ。
でも、今季培ってきたチーム力は
そうそう簡単には崩れるものではないことを
ここで思い知ります。
コート内意思の疎通は
上手くいっているように見え、
アタックと見せかけたトスなんかも出たりと
いい意味で「遊び」も見られ、
相手を翻弄できる余裕がみられて驚かされました。
ヴラズウィをはじめスパイカー陣の対応力も然り、
スクラの良さがふんだんに出ていて、
ファンとしては見応え十分。
もちろん私のお気に入りのリシナツが
ここでも活躍してご機嫌♪
サーブで崩して流れを引き寄せ、
ブロック、クイックと光ってます。
本人自ら会場を煽るパフォーマンスまで
堂々とやってて、自信が漲っている感じ。
スクラ4年目、
いつしかチームにはなくてはならない存在となり、
ポーランド観客もその存在感を
認知するようになったことが毎年見てきて
この変化に現れています。
彼もきっと、ポーランドファンの愛を
しっかり身に染みて感じているのでしょう。
3-1で決着が着いたのち、
周囲をぐるっと周りながら
全てのファンに対応。
それを見ながら胸が熱くなり
見入ってしまった私…
と同時に、もしかして、ここを離れる日が
近いのか?という予感もしたり…。
もの思いにふけっていると、
ふと、隣には可愛いライバル出現で
思わず笑みがこぼれます。
I💛Sreckoとプリントされた
オリジナルのTシャツを着た
幼稚園くらいの可愛い女の子。
おかあさんは、8番のシャツを着て
カティッチにサインを求めています。
ふふふ、これは気が合いそうな親子。
そう思ったのは相手も同じだったようで(笑)、
どちらかともなく微笑み合い
写真を撮り合い、
セルビア好きの思いを共有し、
思い出のひと時になりました。
これもバレーが繋いでくれた縁。
温かい気持ちにしてもらい、
コッパの時とまた違った幸福感を得て、
選手を見送りました。
23へつづく…
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