2016欧州+ブラジルバレー観戦の旅37~KAZAN VS INNSBRUCK
チケットブースで購入した
チケットを手に向かった
お隣のカザンの体育館。
駅の改札のような入口で
厳重なセキュリティーチェックを
受けて入場。
階段を上がるとロビーにはもう、
カザンチームの世界が広がっていました。
まず目につくこのの入口。
ここを入ると、
そこはまるで博物館。
これまで獲得したメダルやトロフィーが、
等身大ミハイロフとともに
飾られています。
ロビーの一角にはグッズ売り場も。
品揃えもこんなに!
ポーランドの人気チームに
匹敵する商品数です。
チケットもですが、
監督がデザインされたグッズなんて
あとにも先にも
ここだけではないでしょうか…
別の一角にはフォトコーナーも。
そしてここにもミハイロフ。
カザンといえば
有名な選手が沢山いますが、
チームとしては
ミハイロフ推しのようです。
真新しい会場、
客席もオシャレな色合いで
エンド側にはステージがあったり、
エンターテイメント性もレベル高し!
そんな中、選手たちは
ウォーミングアップを始めていました。
始まる前によく見かけるサッカー遊び。
ミハイロフが笑顔で
参加しているのが違和感(笑)。
ナショナルでの
クールなイメージが強いので、
こういう面を見たことがなかった…
こんな少年っぽいところも
持ち合わせているのだと
今更ながら気が付きました。
アンダーソンは監督や選手との
コミュニケーションがとても豊富。
レオンに積極的に話しかけていて、
チームをまとめる
影のキャプテンという感じ。
アレクノ監督との信頼関係も
表れていました。
そいうえばスピリドノフの
姿が見えないけど
怪我でもしたのかな?
何かとお騒がせな彼も
ちょっと見ておきたいところでした。
そんなカザンと対戦するのは
オーストリアのチーム。
Hypo Tirol INNSBRUCK
ブラジル選手が数名いたり、
エストニア、スロバキア、スロベニアなど
ヨーロッパの選手も所属。
なかなか斬新な髪型の選手が多く、
プレーよりもそちらが印象に残っています。
肝心な試合内容は…
まぁ、なにしろチャンピオンズリーグ
優勝候補カザンですから、
試合結果は見えているところがありました。
それでもここへ来たのは
カザンを現地で一度見ておきたかったから。
そしてその期待は予想通り、
いや、それ以上のものを
見せてくれたのです。
オープニングのコートを使った演出、
1試合、300ルーブル約500円で
こんな演出まで!
プロジェクションマッピング、
数年前のワールドリーグファイナルで見た
オープニングを思い出させるもの。
さすが自家用ジェットを持った、
お金のあるチームは違います。
そのまま始まった試合は、
予想通り、カザンのストレート勝ち。
この攻撃のレベルの高さは
何も文句のつけようがありません。
あっという間に決着がついて
トータル71分で終了。
ここまで早く終わるとは予想以上でした。
でも、そのあとに
さらに予想外の光景を
目の当たりにすることになるのです。
それは、試合が終わって
帰る時のこと。
ファン対応などすることもなく
素早く控室へと戻っていく選手たち。
唯一ミハイロフだけ、
インタビューに呼ばれ対応。
でもそれ以外はあっという間に
いなくなっていました。
ファン対応がないのは
ファンとしてはさみしいところ。
技術も高く素晴らしいエンターテイメントも
用意されてるのに、
観客の入りの少なさや、
盛り上がりに欠けるのは何とも残念。
そんなことを思いながら会場を出ると、
併設されたジムに人影が見えます。
そこにいるのは水色のユニフォームを着た
背番号9番の選手…
あ!レオンだ!!
なんと、試合後なのに
ランニングマシーンで
走っているではないですか!!
えええーーーっ!?
あっという間に試合が終わったから
運動量が足りなかった!?
でもあれだけスパイク打って
疲れてないってことはないだろうに…
恐るべしキューバ出身レオン。
彼の裏の努力を
ここで知ることになろうとは…
やっぱり一流の選手は違うな…
カザンの会場では期待通り…
いや、期待を超える
世界最高峰にふさわしい
沢山のスペシャルなものを
見せてもらいました。
38へつづく…
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