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パリオリンピック観戦旅3~パリ到着

パリの交通は五輪期間中、色々と変更があるようで、通行止めの区間があったり、運賃が値上がりしていたり、事前に調べていたものと違ってて意表を突かれます。特に驚いたのはメトロの料金。市内(ゾーン1)は2.15€均一だと思っていたら、期間中は4€だって!? それだったら空港から市内ホテルへの移動も、メトロを含む公共交通機関移動ではなく、Uberで行くのもアリだなぁ…。しかも友人の一人がUberデビューだったので、割引料金が使えお得な価格。ここは満場一致でUber移動に決定しました。

ただ…空港からのUber乗車は、なかなか難易度が高かった…。
アプリで予約するとターミナルEのUber乗り場が写真付きで案内されており、迷わずにたどり着けるのですが、予約した車がなかなか来ない…。地図上では到着となっているのに、それらしき車は見当たらずハラハラ。地図上の位置は同じでも、出発ロビーと到着ロビーで階数が違うことで上手く出会えなかったようで、多少のロスタイムがありました。

無事乗車でき、車内からパリへと向かう景色を楽しみます。いくつかの競技会場傍を通り、Paris2024の文字を見つけては嬉しくなってハイテンションになります。早くも五輪の雰囲気を肌で感じ、ワクワクが止まりません。五輪というお祭りを楽しむには、一人でじっくりよりも、4人でワイワイでよかった…と思いました。

ホテルに到着しレセプションへ行くと、アーリーチェックインをお願いしていたのに、まさかのNG。15:00チェックイン開始で16:30試合開始だから、時間通りだとなかなか厳しいスケジュールです。とりあえず、部屋の清掃が終わらないと入れないというので、ここは荷物だけ預けて、共用キッチンで腹ごしらえ&観戦支度。そして合間を見ながらレセプションに問い合わせ、清掃が終わったかを頻繁に確認してもらいました。

レセプションのお兄さんにしつこいと思われてもいいから、早く入りたい一心。2度目3度目の確認でついに清掃完了!チェックイン完了!!
なんとか1時間半前には部屋に入ることができ、おかげさまで余裕を持って会場へと向かえました。

お昼3時はちょうど最高気温あたりでしょうか…。日本ほどは暑くなくてもやはり涼しい…とはいきません。外気のせいか、はたまた私のバレー熱のせいか…(笑)。
ホテルから15分ほど歩けば、ついに会場のSouth Arenaへ到着です。

うおーーー!これがバレーボールの会場なのねー!!
いち早く会場に入りたい気持ちですが、会場前で記念写真も忘れず撮影。ゲートで緩いセキュリティチェックを受け、会場の入り口でチケットをスキャンしてもらったら、いよいよ中へ…

踏み入れた空間、アリーナというよりは、エキスポの名残がある簡素なフロア。開始一時間前にはそこそこ人も入っており、ちびっこの私はどこに何があるか見渡せずにオロオロ…。ドリンクコーナーやグッズ売り場らしきものが見えますが、まずはここに行かねば!!

そうです、チームの練習用コートです!
噂に聞いていましたが試合前の様子がここで見られるなんて、なんて斬新なんでしょう!!オリンピックという最高の舞台に挑む選手を間近で観られるなんて…。集中力を高めるべき時に、こんな見せ物小屋みたいなので大丈夫!? もっと静かで落ち着いた場所でなくていいの!? そんな心配とは裏腹に、コートから観客に微笑んだり話しかけたりアピールしているセルビア選手たち。この緩さはさすがにセルビアだけかもしれませんが…全く以って「緊張」は感じられません。動物園の檻の中を見ているようで、動物ではない人間を張り付いて観るのはなんだか申し訳ない気持ちでしたが、せっかくなのでしばらく見ていました。

ウォームアップが終了したら、選手たちは本番のコートへ。
その前には客席に居ようと思っていたのに、一方通行の通路のせいで大回りしなければならず、選手入場を階段の上で見守りました。簡易的に造られたな会場のため足場がどことなく不安定で、鉄骨の階段の上り下りが結構ハード…。なかなかいい運動でした。

程よいウォームアップを経て客席に到着。チケットの売れ行きを心配していましたがそこそこ埋まって、盛上っています。でも、客席の国旗を見るとスロヴェニアの応援の方が断然多い…。まぁ、仕方ない、それは分かっていたこと。だからこそセルビアを応援したくなるのです。

このために準備してきた手作り横断幕を準備し、コートを背に撮影をして楽しんでいたら、横から映り込んできた男性1名…。見たら、なんと!リザーブメンバーで関係者席にいたマシュロビッチ!! わざわざ移動して写真に入ってくれるなんて最高~!!

何だか…「敷居が高い」、「ただならぬ緊張感漂う」、「他にはない唯一無二の大会」と思っていた五輪ですが、私の体感はちょっと違う??むしろどんな国際大会よりもフレンドリーな演出で、選手を身近に感じます。観客もバレーを見に来た人もいれば、国を応援に来た人もいるようで、いつものバレー会場とは違った雰囲気。想像していた五輪とは全然違いますが、楽しい空間であることは間違いありません!!

4へつづく…

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