2016欧州+ブラジルバレー観戦の旅28~DÜREN vs PERUGIA
会場へは試合開始1時間半前に到着。
チケット売り場らしきところで
うろうろしていると、
同じようにうろうろしているおじさんに
発売は1時間前だよーと
教えてもらい一緒にうろうろ。
と、遠くから黒い長身の団体が
歩いてくるのを発見。
おー!
ペルージャの選手ではないですか!!
バスから降りて会場へ向かう選手たち。
道路を「Woo―!!」と言いながら
1人テンション高く渡る
アタナシエビッチの姿がそこに。
あはは…
やっぱり少年らしさは
まだ失われていなかった(笑)。
彼にはいつまでも
永遠の少年でいてほしい…
心底そう願うのでした。
デューレンのチケットは
国内リーグとCEV CUPでは
価格が違うようで今回は14ユーロ。
ちょっとお高めのようです。
でも、自由に席を選べるし、
1時間前の開場ですぐに入ると
センター最前列を確保できる!
なかなか快適な場所です。
早めに入ったので、
お手洗い等、準備を整えておこう、
と事前にトイレに向かうと、
ペルージャからやってきたと思われる
女の子2人がそこにいました。
サポーターのTシャツを着ている2人、
イタリアからわざわざ
ドイツに来たのか~と思うと、
なんだか親しみが湧いてきて
気が付いたら声をかけていました。
イタリアから来たの?
私もペルージャを応援しに
日本から来たの!
そういいながら
バックからペルージャグッズを見せます。
そうなんだ!と笑顔になる女の子たち。
そのまま席へと戻ると
彼女たちはわざわざ私のところへきて
よかったら一緒に応援しない?と
サポーターエリアに誘ってくれました。
一瞬悩むも、
せっかくいい席を確保でき
ここで応援したかったので、
ここで見たいと返答。
そしたら試合後、
選手と写真を撮ってあげるよ。
その時にね!…と言ってくれました。
おーっ、なんて優しい子たちなんだ!!
その心遣いにじーん。
昨シーズンのセミファイナル
トレントとの試合を追いかけた際、
ペルージャのファンとチームの
深いつながりを見ていただけに、
いつかその感覚を味わってみたいと
密かに願っていた私…
ここでその女の子たちと
知り合えたことを運命に感じました。
そんな幕開けで始まった
ペルージャとデューレンの試合。
デューレンのセッターは中国人で、
アジア人としては
彼の動きも気になるところ。
スタメンで堂々と
選手を操る姿を見ていると、
昨季モンツァにいた
中国人選手の使い方とは全然違い、
明らかに戦力として
チームに貢献していることが分かります。
そっか、こんな風に
ヨーロッパで活躍する
アジア選手もいるんだな…
そう思うと自然と
応援したい気持ちになりました。
とはいえ、やはり
ペルージャを裏切るわけにはいきません!
今季初の生観戦、
アタナシエビッチの不調や
レセプション問題もあり、
なかなか苦戦している
今季のペルージャですが、
CEV CUPでは余裕の試合運びです。
かといって油断していると
13番のGevert Sebastianの
強烈なサーブにやられまくり…。
恐ろしい破壊力で
エース6本を許してしまう
ペルージャにヒヤヒヤしてしまうのでした。
ドイツのベルリンバレーや
フリードリッヒスハーフェンは
言わずと知れた強豪で
世界から良い選手が集まり
ヨーロッパでもCLで
良い成績を残しています。
だけどそのすぐ下に位置するデューレンも
カナダやアメリカ、チリなど
各国から選手が集まっており、
上手く機能すると、いい戦いになり
セットを取られてしまいます。
2番カナダのルディは
選手に声をかけたり
熱さが伝わってきて
心動かされるところも。
しかし、1セットは取れても
それで力尽きたデューレン。
第4セットは15-25と大差を与え、
ペルージャに勝利を譲ってくれました。
お蔭で快勝のご機嫌なペルージャ選手。
周囲にはサポーターも集まり、
楽しいひと時を過ごしている模様。
そうだ、私も行かなきゃ!
女の子との約束を思い出し、
彼女たちを探して合流。
そこではサポーターと選手が
写真を撮ったりおしゃべりしたり、
終始笑いが絶えません。
何を話しているかは全く分かりませんが、
楽しげでアットホームな空間が
そこには広がり、
私もひっそりと
その一員に紛れてみるのでした。
29へつづく…
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