2016欧州+ブラジルバレー観戦の旅69~グダンスク・カフェ&レストラン
試合後のもやもやした気持ち。
パーッと飲みたい気分!
といいつつ、
残念ながらお酒が苦手な私は、
頑張って炭酸飲料くらい。
でも、お茶とかなら気分を変えてくれて
いいかも…
と思いついたのがオシャレなカフェ。
ちょうどグダンスクに住む友人が
おすすめしてくれた
映画館を改装したカフェDelfinの
行き方を調べていたので、
そこを訪れてみることにしました。
こじんまりとした店構えで、
地元の人でないと入りにくそうにも思える
入り口を思い切って入ってみると、
私好みのえんじ色を基調とした
落ち着いた雰囲気の空間が広がっています。
高級感がありながら、
落ち着けそうな店内には
一人本を読んだりカップルが語り合ったり、
入ってきた東洋人に目を向けることなく、
個々の世界に入っている
お客さんたちでいっぱい。
お店のお姉さんは
もやもやした気持ちを
温かく包み込んでくれるような優しい笑顔で
丁寧に注文をとってくれました。
食べ物は何がいい?という質問に
入口のカウンターにある
ショーケースを見てもいい?かと尋ねると
承諾してくれ、
目に留まったキッシュの具材を尋ねたら
お姉さん、ホウレン草の
英単語が分からなかったらしく、
近くのお客さんに尋ねて
答えてくれました。
オーダーしたのはカプチーノとキッシュ。
カプチーノは期待を裏切らない味で、
イタリアレベル!
キッシュもほうれん草たっぷりで
ガーリックが効いて美味。
美味しいものを食べながら、
周囲のお客さん同様、
私もスーッと自分の世界に入っていき、
試合のあれこれを思い返しつつ、
これからの観戦を楽しむために
どんな心掛けが必要なのかな…と、
一人反省会を行いました。
ミニシアター風の店内、
至る所に映画を感じさせるテーマ性があり、
映写機や照明、フィルム、
壁際の席には映画館の椅子も残り、
ユニークな造りになっています。
カウンターもチケット売り場のよう。
暗がりの中、映画を鑑賞するように、
ボーッと何時間でも居られそうなほど
リラックスできる空間。
あー、こういうの近所にあったら
絶対常連になる‼︎
カフェにはこだわりのある私が
大満足するお店でした。
旅の最中のお店選びはなかなか難しく、
第一条件が自分の食べたいものを
ちゃんと注文できるか?というところ。
そのほか治安や予算なども気にしつつ、
雰囲気の良さ、落ち着ける空間なんて
二の次になってしまいます。
ゆえにこんなに場所を見つけられたなんて、
奇跡!!
大袈裟ではなく、小心者の私には
ホントにそのくらい貴重なのです。
すっかりいい気分になり、
試合のことも前向きに捉えられる
心の余裕というお土産までいただき、
お店を後に。
そしてホテルまでの帰り道、
一つの決断を下します。
これをこの旅最後の
スクラの戦いにしたくない。
よしもう一度、チャンスを作ってみよう!
そう心に決めたのでした。
決断を下したことで、
もやもやからすっきりに変わった翌朝。
この日はグダンスクに住む友人と
ご飯を食べに。
いつも行列ができるという
ポーランド料理ピエロギのお店に
連れて行ってもらいました。
これがそのピエロギ!
餃子のようなもので、
中の具材は選べます。
お肉とかジャガイモとか
何十種類もありました。
手前のはオーソドックスな
茹でてあるもので
奥のはちょっと大きめの揚げてあるもの。
隣のテーブルのカップルは
カルツォーネのような
お皿いっぱいの大きなサイズのものを
あっという間に完食しておりました。
こんな風にお店で手作り。
友人が写真を撮らせてと
ポーランド語で言ってくれたおかげで、
お姉さん、こっちを向いてスマイル☆
とても可愛らしい女の子でした。
ホント、現地のお友達が一緒だと、
注文もスムーズだし、
店員さんとコミュニケーションが取れるお蔭で、
食事がより楽しい時間になります。
それに、現地で暮らす人の話は、
いろんな経験をしている分、
すっごく刺激になって、
憧れるものがいっぱい。
かっこいい!!
食事の後は近くの庭園を散歩し、
ここに日本庭園ができるんだと聞けば
いつか、その桜を見たい!!と欲が…
やっぱり、この旅が最後なんて、
私には難しい気がしてきました。
アップルパイをお店で買って、
お友達のおうちでティータイム。
人見知りの飼い猫さんと
格闘しながら(笑)、
ポーランドのいろんなお話を
聞かせてもらいました。
ポーランドでは幼稚園のころから
何事もレディーファーストで
行われるという話など。
お手洗いも、
「じゃぁ、まずは女の子から~」
という具合だそうです。
通りで大人になると
沁みついてるわけだ…
いろいろ聞きたいことはあるけれど、
そろそろタイムリミット。
すぐには来れないけれど、
また必ず…そういって
友人とお別れしました。
庭園の桜の木が大きく育ち、
花を咲かせるころには、
ぜひ来れますように…
ホテルへ向かう道中、
遠い遠い未来のことを考えるのでした。
70へつづく…
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?