2016バレー観戦の旅81~ヘルシンキからオルシュティンへ
予想以上の満足を得て
ホスト宅へ帰ると、しばしの休息。
しかしゆっくり休んではいられず、
今夜日付が変わるとすぐに
列車に乗らなければなりません。
ここから夜行列車で
ヘルシンキへと向かい、
ヘルシンキ空港から早朝の便で
ポーランドのグダンスクへ戻ります。
夜逃げタイプの移動は
ロシア以来…!?
危険じゃないか、
問題なくルートが繋がるか、
いろいろ心配な冒険ですが、
その分ワクワクも大きい深夜移動。
23:30、ホストのおばさまにお礼を伝え、
出発の時。
ホストのおばさまは可愛い猫と一緒に
また来てね、と見送ってくださり、
今回はちゃんと
お礼を言えたことに満足しながら
コッコラ駅へと向かいました。
0時、駅舎の中には誰もおらず、
ちょっと治安が心配になる状況…
ですが、数分もすると、
家族連れや若い男性、
女性グループが集まり、
駅舎内は深夜にもかかわらず
賑わいをみせます。
時間に正確なフィンランド鉄道。
寒空での待機は厳しいので、
直前にホームへ。
予想通り時間ぴったりに列車が到着し、
乗客はぞろぞろと
大荷物を抱え乗り込みました。
貧乏旅の私は普通席で
座ったままヘルシンキへ。
他に寝台車や
シャワー付きの個室などもあるのですが、
ここは節約でシートで夜を明かします。
だけど、空席はたくさんあるし、
みんな自由に2列シートに
横になって寝てるし、
中にはいびきをかいている人も…
思ったよりも快適な車内。
明かりが点きっぱなしで
眩しさはありますが、
その分、治安はOK。
ヘルシンキへまでの6時間は
安心して横になることができました。
そろそろ乗り換えの時刻かな…
6時には支度を整え始め、
6:30に下車。
そのまま空港行の列車へと
乗り換えます。
事前に乗車券を購入する際に、
この乗継が数分しかなくて、
とても心配でしたが、
ここはフィンランド。
遅れることなく余裕を持っての
乗継に成功しました。
これで、空港までの道が繋がり、
いよいよフィンランド出国。
沢山の冒険、
恵まれた幸運、
予想以上の感動、
来る前まで心配が大きかった
このフィンランドでの行程、
だけど、冒険を楽しみながら
大きな大きな収穫がありました。
来てよかった!
胸いっぱいの思い出を乗せ
搭乗するのは小型機。
今回もタラップの階段が7段ほどの
小さな機材でした。
天井が低いので
頭上のモノれには私の身長でも
余裕で上げられる高さ…ゆえに
自信を持って上げていたら、
おじさんに力持ちだねーと
笑われてしまいました。
あ、もしかして気を利かせて
荷物を上げてくれようとしたのかも…?
こういうところでも気にしてくれる
ヨーロッパの男性の心遣いは、
やっぱり素敵です。
アットホームな空間に安心し
爆睡してしまったようで、
飲み物のサービスにも気づかず
グダンスク到着。
30分の飛行機遅延で、
予約していたオルシュティン行のバスに
ギリギリセーフで駆け込むと、
さらに3時間の車窓の旅が始まりました。
81へつづく…
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