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2018欧州+ブラジルバレー観戦の旅10~サンクトペテルブルグ観戦

1月20日(土)
ゼニト・サンクトペテルブルグ 対 ウラル・ウファ

試合に先駆け知人の口添えで
午前中に体育館を訪問し練習を見学。
入口を入るなり案の定、
事務所の方に「試合は夜だよ」と何度も言われました。
さすがにチームに外国人がいるからか
英語を話せる事務所のおじさん。
しどろもどろおぼつかない英語で訳を話すと、
一転、ウェルカム状態。
見学場所まで丁寧に案内してくださり、
合間にはお茶でもどうぞ~と
温かいコーヒーまで淹れて下さいました。

さらに加えて、「チケットはあるの?」
と聞いてきてくださったり、
「余ってるのがあるからあげる!」と
通りすがりに話しかけてくれる方まで。
至れり尽くせりのゼニト・サンクトペテルブルク。
いやー、ホントに心温かい。

そういえば…以前ロシアバレーファンの方が
おっしゃっていました。
ロシアは最初は対応が冷たいけど
親しくなるととっても親切なんだよ、と。
なるほど…こういうことかな…
ここへきてようやく理解しはじめました。

モスクワで一緒に観戦した友人が
急遽、予定を変更し参戦。
試合までの時間、カフェで
バレー談議に花を咲かせていたら
うっかり試合開始ギリギリに。

公式練習はほとんど見られませんでしたが
整列には間に合いました。

滑り込んで始まった試合…
それほど大きい会場ではありませんが、
観客の密度で熱気はむんむん。

その中で元ロシア代表のシボジェレスや
ボルコフがチームを牽引し
JTから移籍したセルビアのルブリッチも
日本ほどの打数はありませんが、
貢献していました。

だけど、ルブリッチはセッターと合わず苦戦気味。
ナショナルで見られる彼らしさがここではみられず、
決定率も振るわない…
んー、もどかしい。

と思ったら中盤、フローターサーブから
連続エースを披露し
徐々に波に乗ってきた!

シボジェレスと共に得点源となって
チームを盛り上げ始め、
気が付くと3-1で勝利を挙げていました。

JTに来た時と同様に今季はトルコで
シーズンをスタートさせるはずが
急遽、ロシアに移籍。
こういう突発的な事態に対応できる
ルブリッチの柔軟な人間性、本当に尊敬します。

と同時に気になる
そこでの人間関係やパフォーマンスの質。
それが見たくてここへやってきたのですが…

世界最高峰のロシアリーグ、
高さに屈することなく
巧さを要するこのリーグで
苦戦しながらも戦いぬこうとする
このルブリッチの姿は
私にとって心打たれる姿でした。

ここまで来て見る価値があった!
いろんな背景を知りいろんな表情を見ると
思いは一入。
さらに応援したいと思う気持ちが高まり、
その先のセルビア代表への思いを
募らせるのでした。

11へつづく…

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