2018欧州+ブラジルバレー観戦の旅57~SESI対タウバテ
ついに足を踏み入れたタウバテの体育館。
既に会場の半分くらいが埋まっており、
残念ながらホームのタウバテチームの
ベンチ裏のいい席は取れず
セージ側のベンチ裏に陣取ることになりました。
おおー!いますいます!
ブラジル代表がいっぱい!
ルーカス、フェリペ、ウィリアム、ムリロ…
ここだけ見ると、日本で行われている国際試合のようで
ブラジル感を感じられませんが、
まぎれもなくここは彼らの母国。
ムリロが違う色のユニを着ているのが
新鮮でもありちょっと違和感もあります。
でも私が応援するのはタウバテ!
目的はもちろんイボビッチ。
友人はソレが好きで、トレント時代に
見に行きたいと懇願していましたが
叶わなかったようで
今季ブラジルに来てくれたことで大喜び。
他にもダンチにワラセ、ラファエルと
ブラジル代表歴のある選手が勢ぞろい。
残念ながらルカレッリは怪我の為
ベンチアウトでした。
ブラジルの強豪チームと言えばクルゼロ。
しかしその王者を昨シーズン
苦しめたタウバテは今季こそ…と
力の入ったメンバー構成で挑みます。
だけど、、、SESIにやられまくり…
それぞれの能力は高いはずなのに
打ちづらそうな感じがあったり、
なにか噛み合わない様子が見受けられ、
あれよあれよという間にSESIに流されていきました。
期待のイボビッチ、初のブラジルリーグで
どんなパフォーマンスを見せてくれるのかと思ったら、
サーブ時のライン越えなどらしくないミスがあったり
調子が上がらない様子。
それもそのはず。
運動量に加え、体育館の気温と湿度で
大量の汗が流れ落ちていて
一点ごとに腕の汗を拭かないと
プレーに影響が出てしまう状況なのです。
ポイントが決まり、
サーバーがサーブに下がるわずかの間に
ベンチからタオルを投げてもらって
腕の汗を拭く…
これを毎回。
もともと汗かきであるのは知ってましたが、
ここまで過酷な状況だとは想像しておらず、
現地へきて体感してみて、衝撃を受けました。
だけど、ちゃんと見せ場もありました!
エースもあったし、
そこからのタウバテの波も起こせました。
でも、それ以上にSESIは脅威だった…
フェリペもルーカスも
相変わらずサーブの威力が恐怖。
それに若い選手も負けず劣らず
攻撃力が光ってる。
パワフルでキレがよくて
ブラジルバレーの真骨頂を表現してる感じ。
結果、悲しいかなタウバテは
1セットも獲ることができず
敗北を喫してしまいました。
ここまで来てストレート負けとは…
でも、それが勝負の世界の厳しさ。
単に技術だけじゃない、環境の影響というのも
身をもって感じることができたので
ここへ来た価値は十分にありました。
それに、この会場で
素敵な出会いもあったんです!
SNSで存在は知っていた
セルビアファンの女の子とここでお友達に。
しかもここへ連れてきてくださった
Bさんも、お仕事上で
彼女のことを知っていたというから
なんてブラジルは狭いんでしょ(笑)。
きっとこれも何かの縁があって
つなげてくれたに違いない。
たとえ地球の裏側にいても
同じ思いで応援するファンとは出会えるんだな…
敗北の哀しみはいつに間にかなくなり
縁という引き寄せ力のお陰で
タウバテが素敵な思い出の場所へと
変わっていました。
58へつづく…
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