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BGSヲタが行く!TDS散歩 #3

ごきげんよう!
お絵描きVTuberのかとりーなです!

前回と前々回の記事を見ていないという方!
今回はまあそれでもお楽しみいただけます!!多分。
ですが一応追っていただけると助かります…!

写真撮影/かとりーな

前回までのあらすじ
ひとりで東京ディズニーシーに来た時、一体何を考えているのか、そして何を見ているのかをご紹介しながら、パークを1周しました。
#1と#2共に7,000字前後の記事になりました。
熱量がおかしい。

さて、「1周したんだから終わりじゃないのか」と思われた方も多いかと思いますが、もうちょっとお付き合いください。


そもそもの旅の目的

ひとりでお散歩がてら来た時の目的は一体何なのか。
大まかに挙げると、

  • 写真に収めたい

  • 今までカツカツの旅程で来ていた場所で、のんびり過ごしたい

  • 空気を感じたい

です。

写真に収めたい

#1と#2をご覧いただいた方々はうっすらお気づきかもしれませんが、「え!?それ撮ってどうすんの!?」みたいなものを撮影しがちです。
東京ディズニーリゾートには「隠れミッキー」という、目を凝らしてみるとミッキーの形をしているものがあちこちに散りばめられていますが、「隠れミッキー」にあまり興味がないので詳しくありません。

マーメイドラグーンにある、あまりにも分かりやすいミッキー


ただ、基本的にはあまりにもよく分からないもの(ドアとか看板とか)を撮っているので、通りすがりの方から「あそこに隠れミッキーいるんじゃない!?」と言われることが多々あります。すまん、知らん

よく見ると人魚姫・アリエルの姿が…!


今までカツカツの旅程で来ていた場所で、のんびり過ごしたい

如何せん元は北海道民ですので、いつも2泊3日か3泊4日の限られた時間で楽しみに来ていました。
それが今や、比較的気軽に行ける場所にいるのです。
何時にあのアトラクションのパスを取ったら、何時にあそこのレストランでごはんを食べて…」みたいな旅程を組んでいた女なので、「ふらっと入ったレストランでお茶をテイクアウトしてきて、ハーバーの近くにあるベンチに腰掛けて飲みながら夕焼けを見る」なんてことができなかったのです。
つまり過去の自分、そして未来の自分にマウントを取っています

夕暮れ時のアメリカンウォーターフロント
手前にあるのはシー唯一の和食レストラン「レストラン櫻」
てか月でかくね?

空気を感じたい

あの独特の空気が大好きです。
それを構成しているものの半分くらいはおそらく海風なのですが、残り半分はその時いる場所によって違います。
美味しいチキンレッグのスパイスの匂い、ガーリックシュリンプ味のポップコーンの匂い、カリーの匂い、ガーリックの効いたイタリアンの匂い…。
ディズニーシーに入るだけで、いろいろな国を旅行する気持ちになることができる、というのがポイントです。

今回ご紹介しなかった「フォートレス・エクスプロレーション」の一部
手動で惑星を動かせるが、この日は地球が爆速で動いていました
やめろやめろ

新たなエリア「ファンタジースプリングス」

さて、2024年6月6日に、この東京ディズニーシーに新しいエリアができます。
その名も「ファンタジースプリングス」。
魔法の泉」という名のこの場所は、8つめのテーマポートとなります。
(正直「7つの海」という意味も含めて7つテーマポートがあったと思うので、個人的には「7つのテーマポートと1つの泉」みたいな気持ちですが…)

ここまで#1、#2と私の記事を読んできた皆様ならお付き合いいただけると思うので、このエリアのBGS(バックグラウンドストーリー)もあわせてご紹介しますね。

神秘に満ちた「魔法の泉」

妖精たちが暮らしていた「魔法の泉」。
この妖精たちはその水の流れに乗って、さまざまな物語を目にしてきました。
泉に帰ってきた妖精たちは、見てきた物語を魔法で泉の中に作り出したのです。

やがて時は流れ、この場所に偶然足を踏み入れたのは「ダッチェス」という女性。
冒険を愛する彼女はこの魔法の泉に描かれたさまざまな物語を目にし、近くに別荘を建てて暮らすことにしました。
その後、その場に大きな屋敷を建て、彼女の友人たちにもこの魔法の泉の美しさを楽しんでもらおうと考えたのです。

魔法の泉の中とは

さて、内部のお話もできるのですが、そうなるとこの全3話に渡ってお届けしてきた記事の「ディズニー要素にできるだけ触れない」からかなり逸脱してしまうので、そこはあえてそっとしておきます。
何故なら「妖精たちが水の流れに乗って目にしてきた物語たち」というのは、いわゆるディズニー作品のキャラクターたちの物語だからです。
東京ディズニーシーは今でこそ、「ニモ&フレンズ・シーライダー」や「トイ・ストーリー・マニア!」など、ディズニーやピクサー作品をテーマとしたアトラクションが増えていますが、オープン当初は「マーメイドラグーン」と「アラビアンコースト」以外ディズニー色の無いテーマパークでした。
それと比べるとこのファンタジースプリングスは、ディズニー作品てんこ盛りエリアとなるのです。

では、ディズニーを感じずに体験する方法はあるのか。
私はあると思います。
それは「魔法で作り上げられた自然を楽しむ」ということです。

ファンタジースプリングスには、さまざまな植物が生息しています。

ネモフィラとか
調べたらフイリソシンカと出た花

私たちの世界で見ることのできる花々もあれば、

ムスカリのような花…?
フジのような花…?

私たちが見たことのない花々も咲いています。

映画「塔の上のラプンツェル」に出てくる魔法の花も…!

人によってはこの景色を、「フェイクグリーンだらけだ」と思われる方もいることでしょう。
でも私としては…!
BGS好きな私としては…!
すべてを楽しみたい私としては…!!

フェイクグリーン」という言葉で片付けず、「私たちが見たことも聞いたこともない、魔法の植物たち」として楽しみたいと考えています。


BGS好きな私の楽しみ方

そう、私は「見方によってはどんな風にでも楽しめる」と考えています。
ひとりでシーに行くと話すと、「また!?この間も行ったのに!?」「ひとりで行って何してんの!?」と言われるのですが、#1と#2、そして今回の#3を読んでいただいた皆様ならきっとお分かりいただけると思います。
何度も何度も楽しむことができる場所なのです。

そしてその楽しみ方はたくさんあります。
今回ご紹介した歩き方は、本当に「とある日の私のまわり方」にすぎません。
その時によってまわる方向が逆だったり、船に乗って一気に移動したり、アトラクションに積極的に乗りに行ったりもします。

雨上がりのマーメイドラグーン
このあと散々撮らせてくれたスズメは、ギャラが無いと分かったのか飛び去った

例えば誰かと行くとなると、どうしてもその誰かの「歩調」に合わせる必要があります。
それはそうですよね、だって一緒に楽しみに行ってるんですから。
ひとりで突っ走るのは大間違いです。
だから私は、誰かと行くディズニーリゾートも大好きです。
ここで言う「歩調」というのは、実際の歩く速度とかももちろんそうなのですが、「興味がどこにあるか」や「その人の雰囲気」も含まれます。

火山の麓ではマグマが冷えて固まり、そこにあった植物が枯れている姿を見ることが出来る

ガツガツとアトラクションに乗りたい!というメンバーで行く時は、積極的にパスの状況を確認したり、どうまわるのが効率的に乗れるのかを検証したりもします。
私が普段のお散歩でやっている「ここのエリアは20世紀初頭のニューヨークで…」とか考えている暇はありません。
そして、望んでもいない人たちにそんな話を聞かせる必要はありません
興味のない蘊蓄ほど、退屈だと思われるものはないのです。
でも聞かれたら答える。めっちゃ答える
知ってた方が楽しめると思うことがたくさんあるから、聞かれたら答える。

これは遠方勢だった頃からそうだったのですが、
「え!ディズニーよく行くんだ!今度私も行くんだけど、おすすめのまわり方とかある?
という質問をされた時、まず最初に私が聞くのは「何を重視するか」です。

まあ…こうなることも多いんですが…

でもここで齟齬を生みたくないのです。
行ったからには全力で楽しんで、帰る時に疲労感と共に「あ〜楽しかった〜!満喫した〜!」になってほしいのです。
絶対に「なんか聞いてもいない話を延々と聞かされて疲れた…」とかにはなってほしくないのです。
喋りたいこともたくさんありますが、同行者に合わせるのが大切です。

何これブルーベリー!?

ところがひとりで行くと、それが必要ありません
冗談抜きで#1や#2の記事のようなことをずっと考えながらお散歩しています。
つまり「観光地を観光している」みたいな空気に近いのです。
どこか歴史のある街などに観光へ行った際、その歴史を感じながら散策することもあるかと思いますが、それと同じです。
「あ、さっきのところのアレ…やっぱ食べておきたいな。戻るか〜」とかいう非効率的な動きも問題ありません。
これが、ひとりで行くことの最大のメリットだと思います。

フォートレス・エクスプロレーションの夕暮れ時
君たちはどこに住んでいるんだい

ただし、スマホのバッテリーは絶対持っていきます
ひとりで行っている以上、私の場合は結構頻繁にXを覗いたり使ったりしますので、ディズニーリゾート公式アプリを使用しているのもあり、バッテリーがどんどん無くなります。

メディテレーニアンハーバーの裏通り
前にここを通った時、男子学生のグループに写真撮影の手伝いを申し込まれ、ジャケ写のようにかっこいい写真を撮ってあげた
階段あるといい具合に座れるからね

さいごに

いかがでしたでしょうか。
3回に渡ってお届けしてきた、BGSヲタである私の東京ディズニーシーひとり散歩。

ちなみにこの記事のこの部分は、絶賛ひとり散歩の休憩中であるベンチで書いています
今私の目の前の景色はこれ

ディズニーなんて何年も行ってないなあ…
ディズニー自体知らないし…
ひとりで行くなんてちょっと不安…
そういった方々に、少しでも
へえ、そういう楽しみ方もあるんだ
と思っていただけたら幸いです。
気軽に海外旅行へ行った気持ちになれます。
まる1日行くもよし、午後からのチケットを買ってちょっとお手軽に行くもよし、どこかホテルを予約してがっつり遊んで回るのもよしです。
楽しみ方は無限にあります
実際私だって数え切れないほど来ていますし、最近はひとりで散歩しにも来ていますが、何度来ても楽しい上に小さな発見があります

ここまでお付き合いいただきありがとうございました!
是非、素敵な旅のひとときをお楽しみください!

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