【今週の注目レース】 11/10(日)エリザベス女王杯【GⅠ】の勝馬予想!
時代を彩った女傑が歴代優勝馬に名を連ねている牝馬の頂上決戦
2018年のエリザベス女王杯でGⅠ初勝利を収め、同年のJRA賞最優秀4歳以上牝馬に選出されたリスグラシューは、2019年の宝塚記念でも優勝を果たした。この他にも、2015年の優勝馬マリアライトが2016年の宝塚記念を、2010年の優勝馬スノーフェアリーが次走で香港カップを制するなど、エリザベス女王杯を勝った後に牡牝混合のビッグレースで活躍した馬は少なくない。牝馬のチャンピオン決定戦であると同時に、今後の中長距離GⅠ戦線を展望する上でも見逃せないレースだ。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみよう。
【過去データから予想】
■前走で格の高いレースを使われていた馬が中心
過去10年の3着以内馬延べ30頭中28頭は、前走が海外のレースを含む「GⅠ・GⅡ」だった。一方、「GⅠ・GⅡ以外」だった馬は優勝例がなく、3着内率も3.2%にとどまっている。前走がGⅢやオープン特別、条件クラスのレースだった馬は評価を下げたい。
■前年以降にGⅠ・GⅡを勝っていた馬は比較的堅実
過去10年の3着以内馬延べ30頭中20頭は、“前年以降、かつJRAのGⅠ・GⅡ”において優勝経験のある馬だった。該当馬は3着内率も32.3%に達している。なお、2010年に優勝したイギリス調教馬のスノーフェアリーも、同年に英オークス(G1)や愛オークス(G1)を制していた。前年以降に格の高いレースを勝っていた馬は、それなりに信頼してよさそうだ。
■大敗直後の馬は割り引きが必要
過去10年の3着以内馬延べ30頭中27頭は、前走の着順が「7着以内」だった。一方、「8着以下」だった馬は3着内率5.9%と苦戦しており、2012年以降の過去7年に限ると〔0・0・0・30〕(3着内率0%)と、全て4着以下に敗れている。大敗を喫した直後の馬は過信禁物と見るべきだろう。
■4歳以下の馬が優勢
過去10年の3着以内馬延べ30頭中24頭は「4歳以下」だった。一方、「5歳以上」の馬は3着内率が7.8%にとどまっているうえ、2013年以降の過去6年に限ると〔0・1・1・47〕(3着内率4.1%)である。まずは「4歳以下」の若い馬に注目したい。
なお、「5歳以上」で3着以内に入った6頭のうち、2009年1着のクィーンスプマンテ、同2着のテイエムプリキュアを除く4頭は、前年のエリザベス女王杯に出走経験があり、いずれも5着以内に入っていた馬だった。前年の当レースで上位に食い込んでいない5歳以上の馬は、思い切って評価を下げた方がよさそうだ。
■近年は2200メートル超のレースを経由してきた馬が不振
過去6年の3着以内馬延べ18頭は、いずれも前走の距離が「2200メートル以下」だった。2012年以前は前走で「2200メートル超」のレースを使われていた馬の好走もあったが、近年の傾向を重視するならば、前走が京都大賞典をはじめとする「2200メートル超」のレースだった馬は苦戦必至と見るべきだろう。
■強調材料が多い馬を重視したい
過去6年の優勝馬6頭は、いずれも前走がGⅠかGⅡだった。また、この6頭は前走の着順が5着以内だった点、年齢が4歳以下だった点、前走の距離が2200メートル以下だった点も共通している。
【勝馬予想】
予想①クロノジェネシス
予想②ラヴズオンリーユー
予想③ラッキーライラック
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