アラサーOLの韓国留学③延世大学語学堂での学生生活って?
ドキドキのレベルチェックテスト
語学堂に入学すると、まず初日にレベルチェックテストを受けに行くことになります。教室に入って、ペーパーでの読み書きテストを受け、受けている途中でスピーキングのテストに呼び出されます。別室でスピーキングのテストを受けることになるのですが、先生が一人座っていて、名前など基本的な自己紹介をして、先生からいくつか質問されるのに答えていきます。
最初から全く質問がわからなければ「わかりません」で良いようです(そうすると1級スタート)。感覚としては、だんだん後半になるにつれて高度な質問をされたように思います。読み書きテストは、各レベルで習う文法をどこまで知っているかを試されている感じの内容でした。
無理せず、自分のできることをやるだけです!
オリエンテーションとクラスの様子
日本人、中国人、それ以外の国で集まる教室が違うオリエンテーションがあります。(いかに日本人と中国人が生徒の多くを占めているかを実感)
講堂のような大きな部屋で座っているだけなので緊張は不要です。
学校の仕組みなどを聞く時間です。それが終わると、自分が割り振られたクラスの教室に集まります。オンラインでクラスが発表になっているので、それを見て教室に行きます。
私は今回3級スタートでした。
各級のなかでも20クラスぐらいあり、生徒のレベルによって、一つの級の中でクラスもわかれているようでした。私の教室には、日本人が私1人で、チリ、アメリカ、スペイン、インドネシア、中国、イランなど国際色豊かで面白いクラスでした。クラスによっては、日本人や中国人がたくさんいたりとバラバラなようです。
アラサー学生のお友達づきあい事情
気になっている人もいるであろう、語学堂の学生の年齢層ですが、若い子は高校卒業してすぐ来ているので20歳前後がいたりします。
一方で、社会人も多く、30代、40代、なかには70代ぐらいの方もおり、アラサーさんもお友達を見つけやすい環境です。
実際のところ、同年代の友達もいましたが、クラスメイトの20代前半の子達ととても仲良くなり、ご飯を食べに行ったり飲みに行ったりしていました。みんなからもれなくオンニ!オンニ!(男性ならオッパ)と慕ってもらえて、なんだか嬉しい気分にもなったり。
大学院進学を目指す人、韓国で就職を目指す人、それぞれが色んな夢や目標を持って集まっているので皆モチベーションが高く、お互いの人生の話をできて、年齢差関係なく、素晴らしい友人を得られると思います。
延世3級のレベル感や授業の進み方
3級からスタートした身としては、1・2級でかなり基礎的な部分が終了しているので急に高度な文法から始まるな、という印象でした。
延世は、文法を多めにやるので、1・2限目は、文法や単語中心の教科書を使って授業をします。3限からは先生が変わります。3限は、リーディング(長文読解)とリスニング、4限はスピーキングです。
文法・リーディングとリスニング、スピーキングの教科書があり、3級は読解する文章の長さに最初は戸惑うものの、慣れます。スピーキングは、クラスメイトと教科書にあるケース会話を話したりするので楽しい時間ですが、クラスメイトと自分のスピーキングレベルの違い(上手い苦手どちらも)によっては、苦労するかもしれません・・・!
教科書が重いので、私はデジタル版を買ってiPadで見ることをおすすめします。
文化体験という授業もあり、韓国の印鑑を手彫りで作りました!職人さんが来てくださって、韓国語で自分が手伝ってほしいことをお願いしたりと、話す機会にもなります。
気になるテストや宿題は?
中間・期末テストがあり、6割とれば合格という形です。
真面目に教科書を復習すれば取れると思います。
宿題は、先生によるようですが、3級も4級でも、私の担任の先生は、提出してねとも言わないですし、やってこなくても何も言われませんでした。
中間と期末で、スピーチのテストもあり、これが結構準備が大変です。
3級では、自分の好きなコンテンツについて紹介するスピーチや、自分の将来の進路についてスピーチしたりします。
韓国語だけで何も見ずに、3〜5分話すという体験はないと思うので、勉強になりますが、練習時間が相当かかりました。(苦笑)
4級のレベル感や授業の進み方
4級は、上の方のクラスに入ると、TOPIKで6級を取得済みの学生もいるくらい、かなり高度になってきます。これまで習った文法は当たり前に文章や会話の中に出てきて、先生も5・6級を教えていた先生が来たりすると、話すスピードもネイティブ会話並みの速さで質問してきます。
長文読解の量も2ページにわたっていたり、初見では理解できない難しい単語も増えます。宿題はしなかったとしても、テスト前に詰め込むのは無理な量なので、デイリーに授業の予習、復習をしておくのは必須だと思います。
そして、スピーチテストは10分ぐらいの長さを話すことになります。新聞発表といって、韓国で発行されている新聞から1記事選び、その記事を要約して、資料も作り、プレゼンします。先生からの質疑応答もしなければなりません。新聞を読む機会になり、かなり勉強になります。
やはり、大人の留学は自費で来ているので、無駄な時間・お金にならないよう、できるだけ身につけて帰ろうという気持ちで取り組むほうが良い留学だったと最後に思えると思います。
私も図書館で予習や復習をしていた時間、図書館から出て夕焼けの下、たくさんの延世大の学生たちと校門へ向かっていく時の清々しい気持ちは忘れられません。努力のかいあって、テストでは全て90点台以上をいただくことができ、奨学金候補なのに、5・6級にあがらないのが勿体無いと先生たちにおっしゃっていただけて、とても嬉しかった留学生活でした。
延世のおすすめスポット
ここからは学生ならではの延世おすすめスポットをご紹介。
13時に授業が終わったら、ランチに繰り出します。
新村に行く人もいますが、私はキャンパス内で食べる派でした。
学生食堂は学生会館に2フロアあって、韓国料理を中心に出している1Fと、パスタなどが食べられる2F、どちらも大賑わいです。
現役の延世の大学生たちに混じって食べると、30すぎた私も若返った気持ちに。
ランチが終わったら即帰宅!ももちろんありですが、友人と遊びに行くのも、せっかく学生に戻り、留学している時の特権です。
また、学生だけの特権といえば、大学の図書館を利用できること!
私は、大学図書館の、夢に向かって学生が黙々と勉強をしている空気感が好きで、イギリス大学院在学中も、延世在学中も、ランチの後は図書館へ行っていました。宿題をやってみたり、テスト前に余裕をもって、習った文法や単語をまとめてみたり。
大人の留学は、自分がしたい勉強だけに集中できる時間の贅沢さを改めて実感できます。延世大学の図書館は2棟もあり、巨大で、とっても綺麗なんです。この図書館に入れなくなることだけが、留学が終わる時寂しく感じた点でした。
社会人になったけど、まだまだチャレンジしてみたい方の背中を少しでも押したり、皆さんの留学生活に少しでもお役に立つことができれば幸いです!今後もマシュマロやdmなどでも質問いただければお答えします♡
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アンニョン🇰🇷👋