AIはともだち
こんにちは。エンジニアの坂本 たすくです。
今回は我々と近年話題のAI(生成型)についてのお話です。
この数年でAIという言葉が世の中に急速に広がったように思います。
ChatGPTの登場を皮切りに、様々なツールやサービスにAIが導入され、僕たちの仕事環境は大きく変化しています。
以前から『AIによって奪われる仕事ランキング』と、ドキッとする記事を幾度となく見てきました。エンジニアがその最たる例に挙げられることも珍しくありません。
そんな状況が現実味を帯びつつある(?)今、どのように向き合っていけばよいのでしょうか。
実際どうなの?
かく言う僕も、語れるほど使いこなしているとは言えませんが、日々その便利さを実感しています。
作業が早くなりました!
コード生成と入力補完が強力です。本筋ではない作業にかかる時間が短くなったように感じます。
# .buttonをクリックした時に処理Aを実行し、完了した後に処理Bを実行する。
とやりたいことを書くと、
// 処理A
async function processA() {
return new Promise((resolve) => {
console.log("processA");
setTimeout(() => {
resolve();
}, 1000);
});
}
// 処理B
function processB() {
console.log("processB");
}
document.querySelector(".button").addEventListener("click", async () => {
await processA();
processB();
});
と瞬時にコードを提案してくれます。あとは状況に合わせて調整するだけです。
入力補完も、コードを書き始めると「それそれ!」と思うようなコードを提案してくれます。(もちろん意にそぐわない提案をされることも🤔)
細かい箇所は違えど、大枠を提示してくれるので、すぐに本筋の記述に移れます。
学習効率がアップしました!
新しいツールやプラグインを初めて導入するときの学習コストが低くなったように思います。 使い方を尋ねると「皆さんこのように書いていますよ。」という雛形を提示してくれます。
難読なコードの解読をお願いすることも多いです。 どういう処理をしているのか解説をお願いすると丁寧に説明してくれます。
英語が身近になりました!
動画や記事を閲覧する際の自動文字起こし/翻訳も違和感なく使用できるものになりました。日本語以外の情報へのハードルが低くなったように思います。
頼れる確認役です!
頼れる確認役にもなってくれていて、テキストを丸投げして、添削や誤字脱字のチェックを任せたり。(この文章のチェックもお願いしました🤫)
※個人情報や機密情報の扱いには注意しましょう。
というように今は、パートナー/サポーターとして良い関係を築けているように思います。
そうはいっても…
ポジティブな面ばかりを書きましたが、そればかりではありません。 現時点では「まだ仕事を任せられないな。」という印象です。
※以下の内容は、僕のプロンプトスキルが足りていないのも一因ですので、一個人の感想としてご容赦ください😣
それっぽい嘘をつくし…
AIは正解を教えてくれる万能のものではないと認識しましょう。 自身で回答の真偽を確かめる必要があるし、間違いを怪しいと思える能力も必要です。自身に基礎知識がないと間違いに気が付けないのです。
何でも出来るようになるわけじゃないし…
AIは自身の能力を超えた回答をしてくれます。それを自身の能力と勘違いしないように気を付けましょう。
AIの回答には間違いもあるし、調整しなければならないこともあります。 その時に自身で動けるように、判断する人間も勉強しなければなりません。
欲しい答えを返してくれないし…
よく考えずに漠然とAIに回答を求めていると、堂々巡りで目的にたどり着けないということがよくあります。
依頼が細分化された小さな作業は得意だなと感じる反面、複数の依頼が絡まりあう大きな作業は少し苦手なようです。
それでもお願いしたことは真摯に遂行してくれるので、
どの粒度で、どの条件で、どうしてほしいのか。
こちらのお願いの仕方が重要です。
自分で手を動かせる人は、焦れったさを感じることもあるでしょう。
不毛なチャットに時間を費やすのはやめましょう。
分かり合うにはもうすこし時間がかかりそうですが、これからも自身の研鑽は変わらず必要なようです。AIを使っているのか。AIに使われているのか。見失わないようにしたいものです。
そして、これからも
AIはこれからもっと便利にもっと身近に、僕たちの生活や仕事に入り込んでくることでしょう。この速さで成長を続けたら「本当に仕事を奪われるのでは?」と、不安に襲われたりもします。
デジタルを扱う我々は、AIとの親和性がとても高いと思います。
AIと仲良くできる。それもまた新しいスキルになるはずです。
怖がらずに実際に触れて、何ができて何ができないのかを、その時々で見極めることで、この漠然とした不安は解消されるでしょう。
AIと協力することで、僕らは本当に実現したいことに注力できるようになるはずです。
人と関わること。
問題を解決すること。
表現をすること。
そう考えると、まだまだ無限の可能性があるように思えますね。
目まぐるしく変わる世界に期待と不安を感じつつ、
時には手助けを。時には指摘してくれる。
そんな関係でともに成長していきたいです。
AIはともだち!こわくないよ!!
坂本 たすく
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