1週間日記 無題
2024/09/07 (土) 「この先も幸せでありますよう」
はれ
朝起きてまたも寝落ちしたことを確認。金曜夜は特に何もせず寝落ちしてしまう。ひたすらに勿体無い。シャワーを浴びて洗濯物を干し軽く掃除をして昼食を作った。と言っても残り物のトマト煮をご飯にかけて、チーズを乗せてチンした何かにしただけではある。
夕方には友人の家に遊びにいった。ついこないだ生まれたばかりの赤ん坊は、縮尺を間違っているのでは、と錯覚するほど小さくて、それが何だかシュールだな、と思った。この生命が彼女の腹の中にいたのかと思うと大きいのだが。出産は見聞きするよりも存外呆気なく終わってしまったようで何よりである。
○○年生きていてもこの体たらくの人間がどうにか暮らしていけるから、安心して人生を歩んでいってくれ、と願った。わたしは君の母親の友人として、時々君たち家族に課金させてもらうことにするよ。
自宅に戻って夕飯を拵えて、入浴後土曜日の日課であるラジオを聞いてから眠りについた。久しぶりに自覚を持ってベッドに横になって眠りに入ろうとしているな、と思った。
2024/09/08 (日) 「最後に笑うマトリョーシカ」
はれ
本来であれば昨日とはまた違う友人宅に遊びに行く予定だったが、都合がつかなくなり延期となった。昨日母から暇かどうかと連絡があり
断ったのだが、もう今更連絡するのも億劫だし今日は1人好きなことをやる日にしようと思った。
まずは食卓兼作業台にしているローテーブルの中身の整理をした。面倒で適当に入れていた重要書類や使わないポーチなどを取り出しあるべき場所へと移動させる、ローテーブルの下に置いていた書類を片付ける、収納棚の中を整理する…。一人暮らしにはあるまじき物の多さだなと改めて思う。何をこんなに溜め込んでいるのだろう、わたしは。
ある程度片付けたところで急速にやる気が削がれたため録画消化へと移行する。笑うマトリョーシカ8話〜最終話までを一気見した。割と序盤から「どうせ清家本人が黒幕(?)だろう」と思っていたが、結局本人のやりたいことがないことに変わりはないのか、と思った。と同時に、幼い頃からコントロールされていたらそうなるよな、大人になっても誰か本当の僕を見てくれ、自分ではわからないから教えてくれ、となるよな、と思った。清家を通して私の片鱗を見ていた。あと高岡早紀がとても綺麗。
そのあとはnoteを書いたり、夕飯をつくったり、眠ったりした。
2024/09/09 (月) 「図書館の外」
はれ
暑い。9月に入って心持ち涼しくて浮かれていたのに全然暑い。仕事柄屋外にいることが多いのだが暑すぎる。全身から汗が吹き出るこの感覚を嫌というほど思い出した。たった1週間心地よい気候だっただけなのに。そう思うと忘れる速度の速さにゾッとする。
帰りに寄った図書館は閉館していた。月曜日は閉まるのが早いことをうっかり失念していたのだ。カバンには3冊、全て期限超過していて、1冊は読み終わり、1冊は手もつけておらず、そして今読んでいる1冊は十数ページ残っているので図書館で読んでから返却しようと思っていた。手もつけていない1冊はもう一度借りようと思っていた。しばし悩んでから、入り口横に設置されたベンチに座って残りの十数ページを読むことにした。
図書館の後ろは小さな森のようになっていて、ツクツクボウシが夏の終わりを一生懸命に鳴いている。アブラゼミもクマゼミもミンミンゼミも聞こえず、ただひたすらにツクツクボウシが鳴いている。そういえばわたしがまだ木に登って素手でセミを捕まえていた頃、ツクツクボウシは街中で見かける(聞く)には少しレアなセミだった。山や森ではむしろ存在感が強かった気もする。どうせまた気候の変化による影響なのだろう。やたら鳴いているツクツクボウシを聞きながら本を読み進める。
そういえば外なのに蚊が寄ってこないな、何でだろう、と思っていると、ふいにツクツクボウシを掻き分けてカナカナカナカナと何とも物悲しい鳴き声が聞こえてきた。今年初のヒグラシである。あと何回聞けるのだろう。
本を読んでいる20分ほどの間に訪れた数人は、わたしと同じように閉まった扉を見て「ああ」だか「うわ」だかそんなような表情をしてしばし立ち止まっていた。仲間だね、と思いつつわたしはひたすらページを捲る。
あとがきまで読み終えてから2冊を返却ポストに滑り込ませ、もう1冊は超過しているものの一時持ち帰りとした。どうせ誰も借りやしないような本だが(と言うと著者に失礼ではあるのだが内容が悪いと言う意味ではなく、人気のある小説シリーズ、例えばハリーポッター等ではないということを言いたい)もう一度本棚まで取りに行くのが面倒なのである。心の中で頭を下げながら図書館(正確には図書館の入り口横のベンチ)を後にした。蚊には刺されなかった。
2024/09/10 (火) 「クールリングのタグにイライラするくらい暑い」
はれ
クールリングのちょうど真ん中にあるタグみたいな部分は何のためにあるのだろうか。首にかけて過ごしていると、そのタグみたいな部分がちょうど髪に引っかかって一つ結びがみるみる解けてしまう。そのことについイライラして切り取ったのだが、今度はギリギリに切りすぎて中の液体がこぼれてしまうようになった。うまくいかない。
今日は仕事の帰りに昨日のリベンジで図書館に寄り、そのままそこでほんの少しだけ簿記の勉強の続きをした。夕飯・空腹の問題がなければ仕事終わりにそのまま寄った方が色々勉強ができるなと思った。
2024/09/11 (水) 「毛並み」
はれ
ススキが日の光にさらされてツヤツヤと輝く毛皮のようだった。こんな毛並みの動物がいたらどんなにか美しいだろうか。風に吹かれて種が空に舞っているのを見てなぜ秋なのにこんなにも暑いのか、と思った。
2024/09/12 (木) 「ルーティン化したい」
はれ
仕事が早く終わったので帰りに図書館に寄った。今週だけで3回来ている。席についてすぐにノートを出して簿記の勉強の続きを始めよう、今何時だろう、と画面を明るくするとSNSの通知がきており、そこで初めて推しのインスタライブが始まることを知った。そのため40分ほど勉強して帰路につくことになった。なぜなら周りに誰もいない状態で1人で見たいからである。
2024/09/13 (金) 「無題」
はれ
何の理由もなくただなんとなく良い気分で帰ってきて窓際で涼んでいたら珍しく電話が鳴り、そもそも電話が来ることすら稀なので良くない報せだなと予感した。