1週間日記 特に何もなかった
2024/08/17 (土) 「嫉妬とか羨望よりも絶望なところが本当に私だと思う」
はれ
出産予定の友達の家にお邪魔することになった。というのも渡したいものがあるからちょっとだけ寄っていいかという連絡に対し、むしろ暇すぎて仕方がないから上がってくれとの返答があったからだ。
数ヶ月ぶりに上がった彼女の家には新しいラックができていて、赤ちゃんグッズが準備されていた。外には赤ちゃんの洋服が干してある。知り合いから譲り受けたもののようで、他にもクマの帽子があった。いつの日か反抗期が来てうるせぇババアと言われたとしても、小さい頃このクマちゃん帽子をかぶっていた事実を思い出せば笑ってしまえるのかもしれない。いや、そんなことはないのかもしれない。
赤ちゃんが産まれても遊びに来てくれと、彼女も旦那さんも言ってくれる。それは本心だと思う。だけど私がそれをできるかはわからない。どんどん人生を歩んでいく彼女を見て、どんどん成長していく子供を見て、私はきっとたまらなく自分に絶望すると思うから。
それとは別に、心の底から彼女と彼女たちの幸せを祈っている。乗り越えられないほどの悲しいことや苦しいことは一切起こらずに未来永劫幸せに暮らしてほしい。
2024/08/18 (日) 「付け焼き刃の上品」
はれ
昔の職場の同僚3人で集まった。先週とはまた別の人で、わたしは案外人との縁を繋いでおいてくれる人と関わっているようだ。ありがたい限り。
1人が行ってみたい店があるとのことで、特に案のないわたしともう1人はこれ幸いとばかりに同意した。久しぶりに2人に会ったがやっぱり大して変わりなく、人はそうそう変わらないのだなぁと思った。お店は落ち着いたお洒落な雰囲気で、私たちはなるべく、できる限り、思い思いの「上品」を行っていた。ただ紅茶の種類をこの中から選べます、と香り見本を持ってこられたが最後、各々すごい勢いで瓶の蓋を開け、香りを嗅いでは閉め、を繰り返してしまい、嗅ぎ終わる頃に「上品」を忘れていたことに気づいて笑ってしまった。結局やはり変わらないものなのだ。
1人には誕生日プレゼントを渡し、もう1人からは反対にお土産をもらった。お土産をくれた元同僚はもう1人の元同僚が誕生日だったことを失念していて、わたしは渡すタイミングを間違えたなと後悔した。そもそも声をかければよかった。でもわたしが忘れていて、お土産の元同僚が覚えていて渡すという場面もかつてあったから、まぁそこまで気にすることでもないのかもしれない。いや、やはりわたしの配慮が足りないのかもしれない。
解散した後本屋に寄って、「機嫌のデザイン」を買った。元々は違う本を買う予定だったが目に入ってきて面白そうだったから変更した。読むのが楽しみである。積読本からは目を逸らすことにした。
2024/08/19 (月) 「楽しい時の音」
はれ、あめ
アルトサックスのマウスピースをついに買った。昨日の夜布団に入って、明日買おう、と唐突に思った。
いつもはレッスン開始5分前ギリギリに到着しているのだが、逸る気持ちがあったのか15分前に到着。受付のお姉さまに声をかけ購入まで僅か1分。新しいマウスピースを手に受けたレッスンでのサックスは、なんだかパリッと新鮮な音がした。気がしただけかと思ったが先生から全く同じ感想をもらったから多分そうなのだろう。ただ新しいマウスピースだからなのか、気分の向上によるものなのかはわからない。新しいノートの1ページ目に書く時と同じ気持ちでいたのは確かだし、音は些細な感情の機微でガラリと表情を変えることをわたしは知っている。楽しんで弾いている時の私のギターの演奏はかなり良い音が鳴っていて、そしてそんな私のギターをすきだと言ってくれた人がちらちらいたのだ。何遍でも擦りたいほどに嬉しい。
まぁ、サックスはまだまだ全然素人で、1曲吹く体力もないぐらいなのだけれども…。リガチャーがないので音は出せないがアンブシュアの練習でもしよう。
2024/08/20 (火) 「笑ってくれた方が嬉しい」
はれ
仕事相手を笑顔にできて嬉しかった。たとえ全く同じ事象が起こったとして、関わる人間が違えば全く別の事象であるということを再確認した日でもあった。わたしはどんどんなあなあに生きているし、仕事もなあなあにしている部分が多くなってきていたけれど、その仕事に就いている以上、やらなければならないことまで疎かにしてしまうところだった。気を引き締めていきたい。笑ってくれた方が嬉しいのだ。
2024/08/21 (水) 「脚本家もオタクだろう」
はれ
友達の家でSolliev0の舞台アーカイブを観た。設定からオタクが好きな要素盛り盛りなわけで、なんとなく結末は見えていたけど、ある意味メリバエンドでよかった。あと単純に顔が良くて助かる。
2024/08/22 (木) 「まぁすぐ先延ばしにするけど」
はれ
頑張って本を読んでいる。しかも小説じゃなくてちょっと自己啓発本みたいなジャンルのもの。たまにはこういう本を読むのも、自分以外の世界を知れてよいかもしれない。読んだところですぐ変えられないし、読んだくらいですぐ変えられるのならとっくに変わっているな、といううざったい自分がいるのも確か。
2024/08/23 (金) 「影のある嬉しさ」
はれ
いつも穏やかな職場のお姉様が、「事務さんの雑談がうるさすぎて何にもできないから今日は帰る」とわたしと2人きりの時にこぼしてくれた。いつも事務さんは本当に頼りになるし助かっているが、確かに時々雑談に花が咲きすぎている時がある。それよりもこの穏やかなお姉様がわたしには言っても平気だと思ってくれたことが少し嬉しかった。