見出し画像

1週間日記 生きやすさと諦め

2024/10/05 (土) 「夢でも会えたから」
あめ
7時に起きてシャワーをあびて洗濯物を中に干した。そのリズムのまま眼科に行きその足でサックスを練習しに行った。帰りにはパン屋に寄って家に着いたのが12時半。早起きはこんなにも時間があるのか、としみじみ感じた。
昼食を食べお目当てのバラエティを見た後しばらく読書をしていたがかなり強い眠気が襲ってきて気づいたら眠っていた。

最近夢をよく見る。眠りが浅いと言われていた気がするが、夢を見なかった時の睡眠後とそこまで変化は感じない。むしろ芸能人や遠い昔の友人や今はもう会えない人、そもそも誰か知らない人に会えるのを楽しみにしている。ところで全く知らない人が通行人としてではなく主要キャラで出て来ると困る。まじで誰だ。深層心理ってどうなってるの?
ともかく昼寝でも夢を見た。かつての習い事の先生の家に、大人になってから唯一好意を持ったと思われる人と、推しではないアイドルと、職場の苦手な人と訪れた夢だった。メンバーが謎すぎる。習い事の先生はわたしの癇癪(できないことが許せず感情をコントロールできずに当たり散らしてしまう)にめげずに付き合ってあまつさえ母親にフォローまで入れてくれていた人だ。あの先生じゃなければわたしはあんなに習い事を続けられなかっただろう。あんなにすきだったのに今はもう連絡先すらも知らない。人生という感じだ。
夢の中で何を話したのか覚えていない。やたら天井が低くて暗くてだだっ広い部屋だった。燻んだ臙脂色の、柄の描いてある絨毯が敷き詰められていて、個人の部屋というよりかは古いホテルみたいだなと夢の中でわたしは思っていた。先生は今何をしているんですか?と聞きたかったのに聞けなかった。夢の中でもひとと距離を詰めるのが苦手で嫌になる。

夢から醒めると窓の外は暗くなっていて、携帯のディスプレイの時計は19:48を示していた。せっかく朝から調子よく進んでいたのに、という落胆と、夢でも会えたからよかったという幸福感が同居していて、まぁでもこうして日記に認めているということは後者の方が強いのだろう。どこかで元気に幸せに暮らしていて欲しい。

2024/10/06 (日) 「生きやすさと諦め」
はれ
サックスの発表会があった。わたしの出番は最後の部で夕方から間に合えばよかったのだが家にいると寝てしまいそうだったので早めに出た。わたしの前の部の最後の講師演奏を聴けたらいいなとも思った。
存在は知っていたけれども一度も降りたことのない駅で降りて、目的地へと向かう。古ぼけた市民会館みたいな建物の4階が会場で、駅でそれらしき人を見るかと思っていたが全くそんなことはなく、自分の足音だけを聞いていたら到着していた。
エレベーターを降りると右手にすぐ受付があった。わたしの前の部はとっくに終わっていたらしい。フロアに人が溢れていて居場所がない。わたしの親より上の世代がメイン層で、わたしと同世代と思われる人はほぼいない。そりゃそうだわたしと同世代は自分が習い事をしている場合ではないのだ。ははは。
わたしの部が始まるまでどうにかこうにか時間をやり過ごしている間に1番目の人たちの演奏が始まった。後ろの扉からこっそり中を覗くとかつてエレクトーンのコンサートで使っていたような広い会場ではなくて、こぢんまりとした雰囲気で、1番目の人たちの選曲からむしろライブハウスのように思えた。観客は全員誰かの親族や友人で、音が鳴っているのに体を揺らすこともなくただただ座っていた。ファーストペンギンにでもなってやろうか、という気持ちと、そういうのは邪魔かもしれない、という気持ちがあって、わたしは普通に後者の行動を取るわけである。
さて出番間近となり舞台袖に引っ込むとドラムの人がいない。先ほどまでいたのにいない。結局本人の思う衣装に着替えていたようだが普通に最初から着てこれるものだったしそもそも時間には間に合わせてほしい。いい大人なのだから。ファーストインプレッションから苦手なのだがどんどん苦手になっていく。
ステージに出た時、客席の近さよりも照明の眩しさに驚いた。こんなに眩しかっただろうか。客席に座る観客の顔なんて一つも見えない。あっち側からは見えるのだろうけどこっち側から見えなければないのと同じなのだ。想像はできても現実に結びつかないから。
テンポが遅いわけではないのにどこか重たいドラムにいまいち乗り切れないまま曲の半分が過ぎ去った頃、ふと顔を上げると観客の顔が見えるようになっていた。目が慣れたのだ。暗順応だ…あれ明順応か?と考えていたら一瞬頭が真っ白になって、運指がわからなくなってしまった。鍵盤楽器の「ド」とあるとサックスの「ド」が違うから時々起こる。「ド」と書いてあるのに「ド」じゃない音が出てて、でも運指は「ド」で合っていることに勝手にごっちゃにして混乱してしまうのだ。まぁ、どうせ誰も気づかない。
ごちゃごちゃ考えながら曲が終わって、まばらな拍手が響いて、ステージを後にした。ゆるっとした楽しさで終わった。悔しいとも思わなかった。それほどの努力しかしていないからだ。そのことだけが少し寂しかった。

演奏が終わった後早々に見に来ていた父と母と合流した。どうやら両親も開演前にドラムの人と色々あったらしく、その人がわたしの曲の時にドラムを叩いていて驚いたようだった。わたしと同じく苦手意識を持ったようだがそんなに関わることがあったのだろうか。
最後の方に講師を交えたカルテットがあり、それがとても格好良かった。ただ昔だったらわたしもああなりたい、できないのが嫌だ、わからないのが嫌だ、と精を出していたのに、ここ数年めっきりその感覚がなくただただ日々を溶かして終えている。そして今日もただかっこいいな、と思って終わってしまった。わたしはそれが悲しい。

という話を3人で夕食を食べている時にした。そうやって順応していったんだよ、そうでなければ生きづらくて仕方ないと言われた。その通りだと思う。だけど今のわたしは、あの頃のわたしのあの熱量がとても貴重なものだったことを知っている。あの熱を絶やさずに何かに打ち込むことができる人が、何かの道の第一線で輝けるような人なのだろう。そしてわたしは自分がそうでないことを知っている。さらにそうなりたかった、むしろ今からでもなりたいと思っていることも。ただ思うだけで日々の暮らしに精一杯でどうにもならないのだ。こうやって死んでいくのだろうか。結婚もおろか恋愛もできそうにないこのわたしは、いったい後何十年何をして生きていけばいいのだろうか。

2024/10/07 (月) 「忘れた」
はれ
昨日の余韻などないまま黙々と仕事をこなした。

2024/10/08 (火) 「寒い」
あめ
寒くなる、と言われていたし把握していたけれど朝はそこまで寒くなくて長袖1枚で出勤したら帰りがとても寒くて後悔した。

2024/10/09 (水) 「もっと寒い」
あめ
今日は寒いということを把握していたし長袖に上着も羽織ったのに尚寒かった。急に寒くなられると困る。帰りの電車にいた小学生の女の子2人が長袖にショートパンツという格好で、しかもうち1人はビーチサンダルをつっかけていて思わず二度見した。寒くないのだろうか。若いから、というがあの頃のわたしは絶対にショートパンツを履かない。

2024/10/10 (木) 「復活」
あめとかはれとか
一度縁が切れた仕事先との縁が復活した。相変わらずで何よりだった。

2024/10/11 (金) 「スポーツ観戦は応援するのがどちら側かハッキリしてないと楽しめない」
はれ
バレーボールを観た後ライオンの隠れ家と無能の鷹をリアタイした。今期初のドラマリアタイかもしれない。スポーツ観戦にわかなもので代表戦のがやっぱり楽しいなぁと思ってしまった。推してるチームとかいたら楽しめるんだろうけどそこまで手広くできる自信が全くない。
ドラマはどっちも継続視聴しようと思った。
無能の鷹割と序盤は読んだ記憶があるけどその中では恋愛を仄めかす要素もいこか様のキャラクターも崇人くんのキャラクターもいなかった気がするけど、わたしが読んだよりもっと先の方で出る予定のキャラなのかドラマオリジナルなのかどっちなんだろう。まぁどっちにせよ面白かったからよかった。
ちゃんと準備して布団に入って寝る金曜日はいつぶりだろうか。

いいなと思ったら応援しよう!